飛鳥部勝則『N・Aの扉』新装版が5月20日に発売!新規書き下ろしも追加

新装版『N・Aの扉』発売

開催日:5月20日

新装版『N・Aの扉』発売
『N・Aの扉』ってどんな話なの?
『N・Aの扉』は飛鳥部勝則の長篇小説で、ミステリーや幻想小説の要素を持つ特異な作品。新装版には新規書き下ろしが追加。
新装版『N・Aの扉』の発売日はいつ?
新装版『N・Aの扉』は2025年5月20日に発売されます。予約は2025年3月10日から開始されています。

新装版『N・Aの扉』の復刊について

株式会社アニメイトホールディングスは、2025年3月10日より、書泉・芳林堂書店にて、飛鳥部勝則著の長篇小説『N・Aの扉[新装版]』の予約を開始することを発表しました。この作品は1999年に発表され、特にミステリーや幻想小説の要素を持つ作品として評価されています。今回の新装版は、復刊ドットコムとの共同取り組みにより実現しました。

『N・Aの扉』は、飛鳥部勝則の第3作目の長篇小説であり、彼の作風を深く堪能できる作品として知られています。発表から26年間、古本市場での価格が高騰し、入手が困難な状態が続いていました。この新装版では、未文庫化・未電子書籍化のために作品に触れることが難しかった読者に再びその魅力を提供することを目指しています。

『堕天使拷問刑』が話題の飛鳥部勝則著・初期長篇『N・Aの扉』。新規加筆をした“新装版”として復刊ドットコムより発売決定。本日より書泉・芳林堂書店でサイン本や有償特典付版の予約を開始します。 画像 2

新装版の特徴と内容

新装版『N・Aの扉』の最大の特徴は、著者・飛鳥部勝則による新規書き下ろしパートが追加されている点です。この新たな内容には、本編に続く「別館入口『変格推理の幽霊』」が含まれています。これにより、作品は時を経て進化し、著者の最新の考えを反映したものとなっています。

また、書泉・芳林堂書店では、飛鳥部勝則による書き下ろし短篇(タイトル未定)が収録された有償特典小冊子を同梱した限定版の販売も行います。この機会は、数量限定のサイン本も販売されるため、ファンにとって貴重なチャンスとなるでしょう。

『堕天使拷問刑』が話題の飛鳥部勝則著・初期長篇『N・Aの扉』。新規加筆をした“新装版”として復刊ドットコムより発売決定。本日より書泉・芳林堂書店でサイン本や有償特典付版の予約を開始します。 画像 3

著者と関係者のコメント

この企画を起案した芳林堂書店高田馬場店の店長・山本さんは、『N・Aの扉』が特に異彩を放つ作品であると述べています。現実と虚構が入り交じり、著者の推理小説への考えが多く盛り込まれているこの作品は、読者にとって外せない一冊であると強調しています。彼は、書き下ろしパートが読者に新たな理解をもたらすことを期待しています。

著者の飛鳥部勝則さんは、この作品がミステリーやホラーなどのジャンルに属さない特異な作品であるとし、復刊の喜びを語っています。彼はこの長編が自身のすべての小説の原点であり、復刊に尽力した書店や出版社、そして読者への感謝の意を表しています。

編集・装丁担当の大河原哲さんは、著者のデビュー翌年に書かれたこの長編が、後の作風を早くも垣間見せる異色作であると評価しています。語り手による「幽霊小説」についての考察が展開される中で、作品自体が幽霊のような存在であることを示唆しています。

『堕天使拷問刑』が話題の飛鳥部勝則著・初期長篇『N・Aの扉』。新規加筆をした“新装版”として復刊ドットコムより発売決定。本日より書泉・芳林堂書店でサイン本や有償特典付版の予約を開始します。 画像 4

商品情報と予約情報

新装版『N・Aの扉』の詳細情報は以下の通りです。

商品名 『N・Aの扉 [新装版]』
著者 飛鳥部勝則
価格 税込価格: 3,300円
ISBN 9784835459561
判型 四六判・上製 280P予定

新装版の目次には、入口や第一の扉、第二の扉、出口などが含まれ、作品の構成も興味深いものとなっています。特に、巻末には復刊にあたり大幅に加筆された「別館入口『変格推理の幽霊』」があり、読者に新たな視点を提供します。

有償特典同梱版の価格は3,910円で、書き下ろし短篇が収録された小冊子も含まれています。予約は2025年3月10日より開始され、商品は2025年5月20日以降に出荷される予定です。

『堕天使拷問刑』が話題の飛鳥部勝則著・初期長篇『N・Aの扉』。新規加筆をした“新装版”として復刊ドットコムより発売決定。本日より書泉・芳林堂書店でサイン本や有償特典付版の予約を開始します。 画像 5

復刊ドットコムと書泉の取り組み

復刊ドットコムは、絶版や品切れとなった書籍の復刊リクエストを受け付け、実現する国内随一のサービスを提供しています。2024年には創業から25年を迎え、累計リクエスト投稿数は97万件に達し、6,000点以上の復刊を実現しています。書泉は「書泉」と「芳林堂書店」の2つの屋号で、様々なジャンルの本を扱い、著書にまつわるイベントも多数実施しています。

今回の『N・Aの扉』の復刊は、復刊ドットコムと書泉の共同の取り組みによるものであり、ファンの要望に応える形で実現しました。これまでの販売実績を踏まえ、今後もこのような取り組みを続けていく意向が示されています。

『堕天使拷問刑』が話題の飛鳥部勝則著・初期長篇『N・Aの扉』。新規加筆をした“新装版”として復刊ドットコムより発売決定。本日より書泉・芳林堂書店でサイン本や有償特典付版の予約を開始します。 画像 6

まとめ

新装版『N・Aの扉』は、飛鳥部勝則の特異な作風を再評価するための貴重な機会です。新たに加筆されたパートや特典小冊子が付属することで、より深い理解を得ることができるでしょう。以下に、今回の内容をまとめます。

項目 詳細
作品名 『N・Aの扉 [新装版]』
著者 飛鳥部勝則
価格 税込価格: 3,300円
予約開始日 2025年3月10日
店頭発売日 2025年5月20日
特典 書き下ろし短篇収録小冊子

この新装版が、飛鳥部勝則の作品世界をより多くの読者に届けることを期待しています。

参考リンク: