2025年4月の新入社員、9割が出社勤務を選択。リアル研修も重視

新入社員出社調査

開催日:4月1日

新入社員出社調査
新入社員の勤務形態はどうなってるの?
2025年4月入社の新入社員の勤務形態について、87.7%の企業が「出社」と回答しています。
新入社員研修はどんな形式でやるの?
約9割の企業が新入社員研修をリアルで実施する予定です。対面での研修が重視されています。

新入社員の勤務形態に関する調査結果

株式会社学情が2025年2月12日から2月23日にかけて実施したインターネットアンケートにおいて、2025年4月入社の新入社員の勤務形態に関する調査結果が発表されました。この調査は企業・団体の人事担当者を対象に行われ、特に新入社員の勤務形態や研修の実施形式に焦点が当てられています。

調査の結果、87.7%の企業が新入社員の勤務形態として「出社」を選択しており、これは非常に高い割合です。出社を選んだ企業の中には、「入社1年間は原則毎日出社としている」との声もあり、出社の重要性が伺えます。出社の利点としては、社内のコミュニケーションが取りやすく、新入社員の不安を解消するのに役立つという意見が多く寄せられました。

新入社員の勤務形態は、「出社」が約9割。「出社したほうが、気軽に質問できる」の声。新入社員研修の実施形式も、約9割の企業が「リアルで実施」 画像 2

新入社員研修の実施形式

新入社員研修についても調査が行われ、約9割の企業が「リアルで実施」と回答しました。具体的には、87.1%の企業がリアル形式での研修を行う予定であり、これは新入社員同士のつながりを深めるために重要な要素とされています。企業の中には、「勤務形態が基本的には出社のため、研修もリアルで行う予定」との声もあり、リアルな環境での研修が重視されています。

さらに、研修の内容に関しては、「グループディスカッションや資料の共同制作など、対面の方が実施しやすいコンテンツを用意している」といった意見もあり、対面での研修の利点が強調されています。また、離れた拠点の新入社員にはオンラインで参加してもらうなど、柔軟な対応も見られます。

新入社員の勤務形態は、「出社」が約9割。「出社したほうが、気軽に質問できる」の声。新入社員研修の実施形式も、約9割の企業が「リアルで実施」 画像 3

テレワークに関する課題

調査結果では、若手社員がテレワークを実施する際の課題も浮き彫りになりました。最も多く挙げられたのは「報連相などのコミュニケーション不足」で、これが85.3%の回答者により指摘されました。次いで、「モチベーションなどの状態がつかみにくい」が82.4%、さらに「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」が67.6%となっており、テレワークの実施におけるコミュニケーションの重要性が再確認されました。

このように、テレワークの普及が進む中でも、リアルなコミュニケーションの重要性は依然として高いことが示されています。企業は新入社員に対して、出社を基本とした勤務形態を維持しつつ、テレワークの利点も取り入れていく必要があります。

調査概要と株式会社学情について

この調査は、株式会社学情が実施したもので、調査期間は2025年2月12日から2025年2月23日までの間に行われました。調査対象は企業・団体の人事担当者で、有効回答数は359件です。調査方法はWeb上でのアンケート調査であり、各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し、小数点第一位までを表記しています。

株式会社学情は、「つくるのは、未来の選択肢」というパーパスのもと、20代・30代の社会人や学生の転職・就職を支援するサービスを提供しています。特に「初めての転職」「就職」を支援することに力を入れており、今後の世代に多くの選択肢を示すことで、働き手・企業・社会の未来に貢献することを目指しています。

項目 割合
新入社員の勤務形態が「出社」 87.7%
新入社員研修を「リアルで実施」 87.1%
テレワーク時の「コミュニケーション不足」 85.3%

このように、今回の調査結果からは新入社員の勤務形態や研修の実施形式についての重要な情報が得られました。出社を基本とした勤務形態が多く、リアルな環境での研修が重視される中で、企業は新入社員の成長を支えるための環境づくりが求められています。

参考リンク: