NECの最新Wi-Fi 7対応ルータ「Aterm 7200D8BE」が4月中旬に登場！

NECプラットフォームズ、最新規格Wi-Fi 7対応ホームルータ「Aterm 7200D8BE」を発売

NECプラットフォームズ株式会社は、最新の無線通信規格であるWi-Fi 7（Draft IEEE 802.11be）に対応した新しいホームルータ「Aterm 7200D8BE」を発表しました。この製品は2025年4月中旬より販売を開始します。Atermシリーズの中で初めてWi-Fi 7に対応したモデルであり、通信速度と安定性を大幅に向上させることを目指しています。

本製品は8ストリームの設計を採用しており、5GHz帯での最大通信速度は5764Mbps、2.4GHz帯では1376Mbpsに達します。さらに、複数の周波数帯を同時に使用できるMLO（Multi-Link Operation）技術を活用することで、最大7140Mbpsの高速無線通信が可能です。

主な特長と技術

Aterm 7200D8BEは、以下のような特長を持っています。

1. 最新規格 Wi-Fi 7（11be）対応
   本製品は、最新のWi-Fi 7規格に対応しており、5GHz帯では4ストリーム通信で最大5764Mbps、2.4GHz帯では4ストリーム通信で最大1376Mbpsを実現しています。また、MLO技術により、8ストリーム通信で最大7140Mbpsの速度を提供します。これにより、家庭内でのインターネット利用が快適になることが期待されます。
2. 10Gbps対応のWANポート搭載
   WANポートは10Gbps（10GBASE-T）に対応しており、10Gbpsの高速インターネット回線サービスと組み合わせることで、Wi-Fi 7の通信性能を最大限に引き出すことが可能です。
3. メッシュ中継機能搭載
   親機と複数の中継機が連携し、通信エリアを柔軟に拡大します。これにより、家庭内のどこでも安定した通信環境を構築できます。また、ローミング機能により、最適なアクセスポイントに自動で切り替わることができ、移動しながらでも快適な通信が可能です。
4. Aterm ホームネットワークリンク
   専用アプリを利用することで、遠隔からでも本製品の操作が可能です。無線設定や再起動などのメンテナンスが簡単に行えるほか、接続端末の一覧や接続履歴の表示が可能です。さらに、通信速度を測定し、ヒートマップとして表示する機能も搭載されています。
5. 環境調和性
   筐体の約39%には、コニカミノルタ株式会社と共同開発した再生プラスチックを使用しています。これにより、環境負荷を低減し、資源循環の促進を目指しています。

市場背景とニーズ

近年、10Gbpsの高速インターネット回線サービスが普及し、動画ストリーミング、オンラインゲーム、AR・VR・メタバースの利用が増加しています。これに伴い、自宅内での高速かつ安定したWi-Fi環境の構築が求められています。Aterm 7200D8BEは、こうしたニーズに応えるために設計されており、家庭内でのインターネット利用をより快適にすることを目指しています。

特に、リモートワークやオンラインミーティングの増加により、安定した通信環境の重要性が高まっています。この製品は、通信の安定化を図るためのプリアンブルパンクチャリング機能も搭載しており、電波干渉があった場合でも通信速度の低下を抑えることができます。

販売価格と今後の展望

Aterm 7200D8BEは、オープン価格で2025年4月中旬より販売開始予定です。NECプラットフォームズは、今後も通信性能の向上や新機能の追加、環境対応に取り組み、無線通信環境の高度化を通じた安心かつ快適な社会の実現に貢献していく方針です。

本製品は、家庭向けのリテール販売に加えて、回線サービス事業者への販売拡大も視野に入れています。これにより、より多くのユーザーに快適なインターネット環境を提供することが期待されています。

製品情報のまとめ

新たに登場するAterm 7200D8BEは、最新のWi-Fi 7技術を採用し、高速かつ安定した通信環境を提供することを目指しています。家庭内でのインターネット利用が増加する中、今後の展開が注目されます。