土方歳三資料館が3月13日から遺品修復のクラウドファンディングを開始
ベストカレンダー編集部
2025年3月13日 14:47
土方歳三遺品修復プロジェクト
開催期間:3月13日〜5月26日

土方歳三資料館が初のクラウドファンディングに挑戦
2025年3月13日、株式会社パルコが運営するクラウドファンディングサービス「BOOSTER」において、土方歳三資料館が『土方歳三つなぐプロジェクト 〜遺品修復と複製で未来へ紡ぐ歴史️〜』というプロジェクトを開始します。このプロジェクトは、土方歳三の兄の子孫が運営する資料館と、株式会社大塚巧藝社を中心とした実行委員会が共同で実施するものです。
プロジェクトでは、劣化が進んでいる土方歳三の遺品である鎖帷子や、刀剣の複製、古文書の複製を行うための資金を募ります。特に池田屋事件で使用された鎖帷子は、160年の時を経て裏地布のほつれや金具のずれ、サビの進行が見られ、現在は公開できない状態にあります。このままでは朽ちてしまうため、早急な修復が必要です。

プロジェクトの具体的な内容
本プロジェクトは、以下のような具体的な施策を実施することを目指しています。
- 池田屋事件使用の鎖帷子の修復
- 京時代使用の鎖帷子の修復及び複製
- 和泉守兼定の拵・刀身の写しの製作
- 古文書(天然理心流中極位目録)の複製
これらの施策を通じて、新選組や土方歳三の歴史を未来へつなげることを目的としています。クラウドファンディングの目標金額は3,000万円で、募集期間は2025年3月13日から5月26日までです。

刀剣乱舞ONLINEとの協力
このプロジェクトは、刀剣育成シミュレーション・オンラインゲーム「刀剣乱舞ONLINE」の協力を得て実施されます。このゲームは、DMM GAMESとニトロプラスが共同で制作したもので、プレイヤーは歴史に名を刻む刀剣が擬人化された“刀剣男士”を育成し、歴史を守るために戦う内容です。
「刀剣乱舞ONLINE」は、2015年のサービス開始以来、高い人気を誇り、ゲームの枠を超えて日本刀に関する文化を広める役割を果たしています。このプロジェクトは、刀剣文化の発展を目指すものであり、歴史的な文化財を後世に伝える重要な取り組みです。

リターン内容と支援のお願い
クラウドファンディングへの支援に対しては、様々なリターンが用意されています。具体的なリターン内容は以下の通りです。
- 土方歳三資料館返礼品
- 鎖帷子、和泉守兼定、天然理心流中極位目録ポストカード、アクリルジオラマ、矢竹バッグチャームなど
- 刀剣乱舞ONLINE関連返礼品
- 和泉守兼定のバッグチャーム、描き下ろしイラストを使用した特別返礼品など全13コース
これらのリターンは、本プロジェクトならではの特別なものであり、支援者にとっても貴重な体験となることでしょう。支援の形はさまざまであり、一人一人の思いが合わさることで、確かな未来が築かれていくことが期待されます。

土方歳三資料館の歴史と意義
土方歳三資料館は、1994年に東京都日野市の歳三生家跡に開設され、土方歳三の遺品や史料を公開しています。資料館では、愛刀・和泉守兼定をはじめとする武具や直筆書簡など、土方歳三の一生を伝える貴重な品々が展示されています。資料館は、土方歳三兄の子孫が運営し、歴史を語り継ぐ重要な役割を果たしています。
資料館は昨年、開設30周年を迎えました。これまで多くの人々が訪れ、土方歳三や新選組の歴史に触れています。資料館の存在は、歴史や文化を次世代に伝えるための重要な拠点となっています。

まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | 土方歳三つなぐプロジェクト 〜遺品修復と複製で未来へ紡ぐ歴史️〜 |
募集期間 | 2025年3月13日(木)10:00〜2025年5月26日(月)23:59 |
目標金額 | 3,000万円 |
プロジェクトページ | こちら |
リターン内容 | 土方歳三資料館関連や刀剣乱舞ONLINE関連の特別返礼品 |
土方歳三資料館は、歴史を未来へ紡ぐための重要な取り組みを行っています。クラウドファンディングを通じて、皆様の支援が未来の文化財の保存につながることを期待しています。
参考リンク: