3月13日発表!タイプロ視聴調査で明らかになったZ世代の推し文化
ベストカレンダー編集部
2025年3月13日 18:41
タイプロ視聴調査発表
開催日:3月13日
タイプロの視聴実態を徹底調査
2025年3月13日、総合マーケティングリサーチ会社の日本インフォメーション株式会社は、Z世代の新たな推しへの心理を明らかにするための調査結果を発表しました。この調査は、株式会社TORIHADAおよびRooMooN株式会社との共同プロジェクト「Next Generation Lab」の一環として実施されました。調査の焦点は、社会現象となった「timelesz project(タイプロ)」の視聴実態と、Z世代の推しに対する価値観に置かれています。
調査結果は、Z世代の視点からタイプロの影響や意義を探るものであり、今後のオーディション番組やアイドル文化におけるトレンドを理解する上で貴重なデータとなるでしょう。
調査の概要と実施方法
本調査は、日本全国の16~29歳の女性を対象に、2025年2月21日から2月25日までの期間に実施されました。調査設計は、スクリーニング調査と本調査の二段階に分かれ、合計3839サンプルから201サンプルを抽出しました。調査方法は、クローズドモニターへのインターネットリサーチとトレンドキャッチプロジェクトのメンバーへのオープン調査が用いられました。
調査結果の詳細は、以下のURLから無料で入手可能です。調査データはこちら
調査結果のファインディングス
調査から得られた主なファインディングスは以下の通りです。
- 認知度と視聴状況: タイプロの認知は約6割で、全エピソードを視聴したのは約1割。
- ファンの態度変容: SexyZone/timeleszのファンは、新メンバーオーディション発表当初は賛成派と反対派が半々だったが、番組終了後には過半数がオーディションをやってよかったとの意見に変わった。
- 名場面の選出: 視聴者が選ぶタイプロの名場面には、timelesz、候補生、トレーナーが真剣に向き合う姿がランクイン。
- 新規ファン獲得: タイプロ終了後に新規でファンクラブに入った、もしくは入会を検討している人は全体の約3割。
- 推しの決定要因: 推しを決める際、ビジュアルやスキルだけでなく、性格やメンバーとの仲の良さ、努力する姿など内面的要素も重視される。
タイプロの認知・視聴状況
調査によると、タイプロの認知は約6割で、視聴したことがある割合は約2割、全エピソードを視聴したのは約1割という結果が出ました。配信媒体がNetflixであるため、認知度は高いものの、実際に視聴した人は少ないようです。しかし、YouTubeなどで短時間で楽しめるコンテンツが公式に配信されているため、コミュニティが形成されやすい仕組みが功を奏し、社会現象となったタイプロの人気を支えていることが分かります。
ファンの態度変容
SexyZoneやtimeleszのファンの反応は、オーディション開催当初は賛成と反対がほぼ半々でしたが、番組を視聴した後には、オーディションを実施してよかったという意見が過半数を超えました。これにより、候補生やtimeleszの人柄に触れ、好意的に捉える人が増えていったことが明らかになりました。
視聴者が選ぶ名場面と人気候補生
タイプロは数々の名場面を生み出しました。視聴者が選んだ印象に残っている場面を振り返ると、名言、パフォーマンス、シーンの各項目でTOP5が選ばれました。名言では、菊池風磨が候補生にかけた言葉が最も印象に残ったとの結果が出ています。
また、最終審査で候補生8人が披露したパフォーマンスや、脱落者との別れを惜しむシーンなど、熱意をもって真剣に向き合う姿勢が視聴者の心を打つ要因となったようです。
人気候補生のランキング
4次審査以降の参加メンバーの推しを確認したところ、「寺西拓人」が1位に選ばれ、高い人気を誇っていることが分かりました。最終メンバーに選ばれなかった候補生でも、「浜川路己」や「浅井乃我」が高い評価を得ており、彼らのパフォーマンス力が視聴者に支持されていることが伺えます。
タイプロ視聴後の反応とZ世代の価値観
タイプロ視聴後の反応を見てみると、約3割の視聴者が新規でtimeleszのファンクラブに入会した、もしくは入会を検討していることが明らかになりました。特に「寺西拓人」が一番の推しとして高い支持を受けていることが印象的です。
Z世代の推しに対する価値観については、約半数の人が家族や友人とタイプロの話題を共有しており、身近な人とのコミュニケーションを通じてアイドルのオーディションや推しが話題に挙がっていることが分かります。また、タイプロの魅力として「応援したくなる」という意見が最も多く寄せられました。
推しを決めるポイント
アイドルやアイドルグループに推しがいる人に対し、推しを決める際の重視点を尋ねたところ、「ビジュアルが良い」だけでなく、「性格が良い」や「努力している姿が見られる」こと、さらには「ファンを大事にしていること」や「メンバーとの仲の良さ」といった内面的な部分に魅力を感じる人が多いことが分かりました。オーディション番組では、パフォーマンスだけでなく、その人の素の部分がフォーカスされるため、Z世代が推しに求める人間性の部分を知るきっかけとなっていることが、タイプロの支持を得る理由の一つと考えられます。
調査結果のまとめ
| 調査項目 | 結果 |
|---|---|
| タイプロの認知度 | 約6割 |
| 全エピソード視聴者 | 約1割 |
| オーディションに対する意見変化 | 賛成派が過半数 |
| 新規ファンクラブ入会者 | 約3割 |
| 推しを決める際の重視点 | ビジュアル、性格、努力する姿 |
以上の調査結果を通じて、Z世代の推しへの価値観やタイプロの影響を深く理解することができました。今後のオーディション番組やアイドル文化の発展において、これらのデータがどのように活用されるか注目されます。
参考リンク: