冨永愛が3月19日に訪れる加賀水引の魅力と新ブランド挑戦を紹介

加賀水引特集放送

開催日:3月19日

加賀水引特集放送
冨永愛が訪れる加賀水引って何?
加賀水引は、金沢市の伝統工芸で、冠婚葬祭に使われる帯紐を立体的に結ぶ技術が特徴です。
加賀水引の新しい挑戦ってどんなこと?
5代目の津田六佑さんが黒を基調にした「#000 BLACK KOGEI」というブランドを立ち上げ、新たな商品を開発しています。

冨永愛が訪れる加賀水引の魅力

毎週水曜日の夜10時から放送される「冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~」は、伝統文化を次世代に伝えるための素晴らしい番組です。2025年3月17日、放送予定の3月19日には、冨永愛が石川県金沢市の伝統工芸「加賀水引」を訪れる様子が紹介されます。

加賀水引は、冠婚葬祭などで使用される包み紙にかける帯紐であり、ご祝儀袋や香典袋の中央にかかっている平面のものが一般的に知られています。しかし、金沢市では大正4年に津田水引折型の初代、津田左右吉さんが立体的な水引の結び方を考案したことから、加賀水引細工が発展しました。これにより、甲冑や鶴亀などを立体的に作り上げる技術が受け継がれ、金沢を代表する伝統工芸の一つとなっています。

【BS日テレ】冨永愛が金沢市の伝統工芸「加賀水引」を訪ねる。結婚祝いに使ってはいけない水引とは? 画像 2

津田水引折型の歴史と技術

冨永愛が訪れたのは、加賀水引の老舗である「津田水引折型」です。ここでは初代・津田左右吉さんが残した貴重な図案が保存されており、特別にその一部を見ることができました。図案は完成形の絵が描かれているものの、作り方はほとんど記されておらず、再現が難しいものも多いと4代目の津田宏さんが語ります。

左右吉さんが編み出した技法は「無茶苦茶流」と呼ばれ、甲冑や松竹梅、鳳凰、龍などの立体的な水引細工はまさに芸術品です。この技術は100年以上の年月を経て今日まで受け継がれ、洗練された水引アートはホテルなどの空間演出にも利用されています。

【BS日テレ】冨永愛が金沢市の伝統工芸「加賀水引」を訪ねる。結婚祝いに使ってはいけない水引とは? 画像 3

水引の結び方とその意味

水引には多くの結び方があり、その用途によって使い分けられます。例えば、引っ張るだけで何度でも結び直せる「蝶結び」は、合格祝いなど「何度繰り返しても良い」お祝い事に使われます。しかし、結婚祝いなど一度きりにしたい場合に蝶結びを用いることは禁じられています。4代目の津田宏さんによると、こうしたしきたりを知らずに間違った水引を選んでしまう人が多いとのことです。

冨永愛が挑戦する「あわじ結び」は、蝶結びとは異なり、一度結んだらほどけにくいため、「人生で一回きりであってほしい」という願いが込められています。水引は和紙をねじってこより状にした紐を結んで形を作るため、しごいて柔らかくしながら曲げる必要があります。最初は硬くて曲げられず、しごきが甘いと形がいびつになり、しごき過ぎると綺麗な輪にはならないため、非常に難しい作業となります。

未来への挑戦と新たなブランド

加賀水引を未来へ紡ぐために、新たな試みに挑戦しているのが5代目の津田六佑さんです。生活の変化により水引の需要が減少している中で、新たな可能性を生み出すために「#000 BLACK KOGEI」という新しいブランドを立ち上げました。これまで縁起が悪い色として敬遠されていた黒を基調とした水引を考案し、アクセサリーなどの商品を開発しています。

六佑さんは、タブーを犯してまで新ブランドにかける想いを持っており、加賀水引の新たな展開を目指しています。これにより、加賀水引が現代のニーズに応える形で進化していくことが期待されます。

番組の放送情報と特別コンテンツ

「冨永愛の伝統to未来 加賀水引編」は、2025年3月19日(水)夜10時からBS日テレで放送されます。番組公式SNSでは、ロケ時の冨永愛の貴重なオフショットなども配信されていますので、こちらもチェックしてみると良いでしょう。

番組では、冨永愛が全国各地を訪ね、その土地に根付く伝統文化を紹介し、先人たちから受け継がれてきた伝統の素晴らしさを伝えています。また、後継者問題など伝統文化が置かれている現状や進むべき未来を探っていく内容となっています。

項目 内容
番組名 冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~
放送日時 毎週水曜よる10時
放送局 BS日テレ
訪問先 加賀水引の老舗「津田水引折型」
特別コンテンツ 番組公式SNSでオフショット配信

加賀水引の深い歴史や技術、そして未来への挑戦を通じて、日本の伝統文化の魅力を再発見することができるこの番組は、多くの人々にとって興味深い内容となるでしょう。

参考リンク: