奈良先端大とアカリクが3月18日に新Webサイトをオープンし博士学生を支援

奈良先端大学とアカリクの新たな挑戦

2025年3月18日、株式会社アカリクは、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学（以下、奈良先端大）との連携により、新しいWebサイト「NAIST Granite Program / Granite-AI」をオープンしました。この取り組みは、学生のキャリア支援を目的としたものであり、奈良先端大とアカリクの協力によって実現しました。

アカリクは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、大学院生やポスドク向けの就職情報サイト「アカリク」の運営を行っており、研究分野や業種に特化したイベントの企画やキャリアセミナーの実施などを通じて、学生のキャリア形成をサポートしています。

Webサイトの特徴とコンテンツ

新たにオープンした「NAIST Granite Program / Granite-AI」では、奈良先端大の「Granite Project」と「Granite-AI」に認定された約60件の学生インタビューが掲載されています。このインタビューは、学生たちの研究や生活のリアルな様子を伝えるもので、特に以下の3つの分野に焦点を当てています。

• 情報科学領域
• バイオサイエンス領域
• 物質創成科学領域

また、博士学生のキャリアパスに関するお役立ちコラムも掲載されており、今後も随時情報が追加される予定です。具体的なコラムの内容は以下の通りです。

1. 博士課程修了後のキャリアパスって？
2. 企業が博士人材に求める力
3. 博士のキャリアとライフイベントを考える
4. 博士の民間企業就職、何から始める？

Granite Program / Granite-AIの概要

「Granite Program」と「Granite-AI」は、奈良先端大が独自に展開する取り組みであり、博士人材を社会に供給することを目指しています。具体的には、以下の2つのプロジェクトが含まれています。

NAIST Granite Program

科学技術の発展とイノベーション創出を牽引できる博士人材への経済的支援と多様なキャリアパスの強化を目的としています。

NAIST Granite-AI

AI分野における先端的研究開発を推進する人材を育成するためのプロジェクトです。

これらのプログラムに選ばれることで、学生は大学から教育や生活面での支援を受け、研究に専念できる環境が整います。さらに、アカリクによるキャリア相談も受けられるため、大学院修了後のキャリアについても安心して考えることができます。

奈良先端科学技術大学院大学の特長

奈良先端大は、1991年に設立された国立の大学院大学であり、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学の3つの領域に特化しています。世界各国から集まったトップレベルの研究者や多様な学生が在籍しており、異なる視点やアイデアを持つ学生たちが共同で新たな発見や技術を創出しています。

具体的な所在地は奈良県生駒市高山町8916番地の5で、学長は塩﨑 一裕氏です。奈良先端大は、国内外からの留学生を受け入れ、国際的な研究環境を整えています。

アカリクの企業情報

株式会社アカリクは、2006年11月に創業され、東京都渋谷区に本社を構えています。代表取締役社長は山田 諒氏で、事業内容には大学院生向けの就活情報サイト「アカリク」の運営や、キャリアセミナーの実施、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営などが含まれています。

アカリクは、大学院生や若手研究者のキャリア形成を支援することを使命としており、今後も奈良先端大との連携を強化し、他大学とのつながりを深めていくことを目指しています。

このように、奈良先端大とアカリクの連携によって生まれた「NAIST Granite Program / Granite-AI」は、博士課程学生にとって貴重な情報源となるだけでなく、キャリア形成を支える重要なプラットフォームとなることが期待されます。今後の展開にも注目が集まります。