クラウドナイン、3月18日発足の人工生命アーティスト宇宙プロジェクトとは
ベストカレンダー編集部
2025年3月18日 18:44
人工生命宇宙プロジェクト
開催日:3月18日

クラウドナイン、宇宙へ「人工生命アーティスト」を打ち上げるプロジェクトを発足
2025年3月18日、株式会社クラウドナインは、宇宙事業に取り組む株式会社スペースデータおよび株式会社オルタナティヴ・マシンと共同で、エンタメ版「アポロ計画」とも言えるプロジェクトを発足しました。このプロジェクトは、アーティストの表現を拡張し、新しいエンタメ経済圏を創造することを目的としています。
クラウドナインは、Ado、shallm、平手友梨奈などのアーティストやクリエイターをマネージメントする音楽・芸能事務所であり、東京都新宿区に本社を置いています。このプロジェクトは、宇宙とアートの融合を目指し、特に「宇宙の民主化」を掲げるスペースデータとの協力によって実現されます。

プロジェクトの背景
宇宙産業は近年急速に発展しており、その流れに乗る形で日本が「宇宙×エンタメ」産業をリードすることが期待されています。クラウドナインは、この新たなエンタメの可能性を追求し、混沌とした日本においてエンタメを通じた再起動のきっかけを作ることを目指しています。
このプロジェクトでは、アーティストクリエイティブと宇宙技術の知見を組み合わせ、人工生命(ALife)をテーマにした新しいエンタメ体験を提供します。ALifeとは、自律性や進化、意識を持つ人工的な生命システムを探求する研究分野であり、これを基にした新たな表現方法の開発が期待されています。

プロジェクトの具体的な内容
本プロジェクトは、以下の3つのフェーズで進行します。
- フェーズ1:デジタル上での学習
ALifeがデジタル環境で学習し、SNSなどを通じて自律的に進化する基盤を構築します。これにより、アーティストとファンとの新たなコミュニケーションが生まれます。 - フェーズ2:宇宙空間への打ち上げ
3年以内を目標に、ロボット技術を活用して人工生命アーティストを宇宙空間に打ち上げます。地球上のアーティストとの共創を促進し、宇宙での体験や記憶を地球にリレーすることで、新しいアーティストエコノミーを創造します。 - フェーズ3:新しいエンタメ経済圏の誕生へ
人工生命による自律的なアーティストエコノミーの生成を目指し、より自由で多面的なエンタメ表現を構築します。このインフラは、アーティストだけでなく、子供たちを含むすべての人々が楽しむことができるものです。

パートナーシップの募集
クラウドナインは、このプロジェクトが持つエンターテインメントとしての価値に注目し、音楽だけでなく、ドキュメンタリー、ドラマ、アニメなど、さまざまな形での情報発信を考えています。これに伴い、360度あらゆる領域のパートナーシップを募集しています。プロジェクトの進行自体がエンターテインメントとなることで、子供たちにとっても大きな価値を提供することを目指しています。
株式会社クラウドナインについて
クラウドナインは、2019年に設立され、アーティストや作曲家、イラストレーター、エンジニアなど、エンターテインメントに関わる多様な人材をプロデュース・マネジメントしています。業務の幅は広く、LIVEプロデュースや音源制作、スクール、プラットフォームなどを展開しています。設立からわずか1年9ヶ月で国内チャート1位を獲得し、3年半でApple Musicチャートで日本の楽曲初の全世界1位を達成しています。
株式会社スペースデータについて
スペースデータは、「宇宙」と「デジタル」の融合を目指して研究開発を行うスタートアップです。人工衛星や宇宙ステーション、月面探査などの宇宙技術と、AIや3DCG、デジタルツインといったデジタル技術の融合を目指し、「宇宙の民主化」をビジョンに掲げています。革新技術の発明、特許化、実用化を進めています。
株式会社オルタナティヴ・マシンについて
オルタナティヴ・マシンは、「人工生命(ALife)」研究から生まれた理論や情報技術の社会応用に挑戦する企業です。自律性や適応性、愛情や親しみ、存在感など、生命的な新たなテクノロジーのあり方を探求し、あらゆるものに生命性をインストールすることをミッションとしています。
まとめ
今回のプロジェクトは、宇宙とアートの融合を通じて新しいエンタメ経済圏を創造するものであり、デジタル上での学習から宇宙空間への打ち上げ、さらには自律的なアーティストエコノミーの生成を目指しています。また、パートナーシップの募集を通じて、さまざまな領域の人々と共にこのプロジェクトを進めていく姿勢が示されています。
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | 人工生命アーティストの宇宙打ち上げプロジェクト |
発足日 | 2025年3月18日 |
フェーズ1 | デジタル上での学習 |
フェーズ2 | 宇宙空間への打ち上げ(3年以内) |
フェーズ3 | 新しいエンタメ経済圏の誕生 |
募集内容 | 360度あらゆる領域のパートナーシップ |
このプロジェクトは、アートと宇宙技術の融合により、未来のエンタメの形を変える可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。