4月26日開催!大阪・関西万博でParoToneが多世代バンドと共にステージ発表

ParoTone万博発表

開催日:4月26日

ParoTone万博発表
ParoToneってどんな楽器なの?
ParoToneは挫折しない楽器として開発され、習得が簡単でスマホ接続で演奏可能。特に50代以上に人気です。
大阪・関西万博で何が行われるの?
2025年4月26日、大阪・関西万博でParoToneを使った多世代バンドのステージ発表と体験ブース展示が行われます。

大阪大学発スタートアップが開発した「挫折しない楽器 ParoTone」

音楽は世代を超えて人をつなぐ力を持っています。この度、大阪大学発のスタートアップであるeMotto株式会社が開発した「ParoTone」を用いた多世代バンドが、2025年4月26日に大阪・関西万博でステージ発表を行うことが決定しました。この楽器は、音楽を通じたコミュニケーションをサポートし、参加者全員が笑顔で演奏できることを目指しています。

eMotto株式会社は「世界が音楽で会話する」というビジョンを掲げ、音楽を共通言語として活用し、世代を超えたコミュニケーションの促進を目指しています。ParoToneは特に50代以上の方々に焦点を当てて開発され、気軽に楽器演奏を楽しむことができるよう設計されています。

【音楽に再挑戦】大阪大学発スタートアップが開発した「挫折しない楽器 ParoTone」による多世代バンドが大阪・関西万博に参加 画像 2

音楽と世代間コミュニケーションの重要性

近年、地域のつながりが希薄化し、特に高齢者の孤独や孤立が深刻な問題となっています。このような背景の中で、世代を超えた地域共生社会の実現が求められています。その手段として、音楽が重要な役割を果たすことが期待されています。

コロナ禍によって自宅での時間が増えたことで、楽器を始める人が増加していますが、2022年のヤマハ音楽振興会の調査によると、これまでの楽器では約4割以上の人が挫折を経験していることがわかりました。このような状況を受けて、eMotto株式会社は「挫折しない楽器」としてParoToneを開発しました。

【音楽に再挑戦】大阪大学発スタートアップが開発した「挫折しない楽器 ParoTone」による多世代バンドが大阪・関西万博に参加 画像 3

ParoToneの特徴と開発背景

ParoToneは、習得のハードルを下げることを目的として設計されており、誰でも簡単に演奏を楽しむことができる楽器です。2019年に開発に着手し、2024年4月には一般販売を開始する予定です。これまでに累計で1,100台以上の販売実績があります。

この楽器は、スマートフォンに接続するだけで演奏が可能で、音楽理論を理解していなくても自由に演奏できるようになっています。開発者の佐藤氏は、母親と一緒に音楽を楽しむことができる楽器を作りたいという思いから、このプロジェクトをスタートしました。

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多世代バンドの結成と活動

2024年8月には、ParoToneを使用したバンドが結成されました。メンバーは20代から70代まで幅広い世代で構成されており、半数以上が楽器経験のない初心者です。バンドは約2週間に1度、東京都江東区で対面で練習を行い、音楽を通じたコミュニケーションの楽しさを実感しています。

練習を重ねる中で、メンバーは「他の人の目を見ることで音が揃う」という感動を体験し、音楽を通じてのつながりがコミュニティ形成に寄与することが明らかになってきました。今後は、より大きな舞台での発表を目指して練習を続けていく予定です。

大阪・関西万博での発表内容

2025年4月26日(土)、大阪・関西万博のフューチャーライフビレッジ TEAM EXPOパビリオンにて、ParoToneを使用したステージ発表が行われます。発表は11:00から11:30まで予定されており、バンドメンバーによる演奏が披露されます。また、ブース展示も行われ、来場者はParoToneを体験することができます。

この発表は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会の実現」にも合致しており、世代や音楽経験の差を超えて生き生きと合奏できるParoToneの価値を示す機会となります。

参加者の声と今後の展開

バンドメンバーからは、音楽活動を通じての喜びや期待の声が寄せられています。70代の男性ユーザーは、「念願のジャズの曲をお客さんの前で披露できることが夢のようで、毎朝5時からの練習が脳を活性化させている」と語っています。また、女性ユーザーは「家族の中で自分だけ楽器ができないと感じていたが、ParoToneに出会ってライブ参加が夢ではないと思えるようになった」と述べています。

ParoToneは、50代から70代のユーザーを中心に支持を受けており、音楽が脳機能の低下防止にも寄与することが示されています。今後も、ParoToneを用いたバンド合奏イベントを継続的に実施し、新たな参加者を迎え入れる予定です。

今後の練習イベント予定

  • 2025年3月30日 16:00-19:00 @東京都江東区
  • 2025年4月13日 16:00-19:00 @東京都江東区
  • 2025年4月20日 16:00-19:00 @東京都江東区

これらのイベントでは、ParoToneを使った練習や合奏を行い、初めての方でも気軽に参加できる体験コーナーも設けられています。また、軽食を囲んでの交流会も行われ、参加者同士のコミュニケーションを深める機会となります。

まとめ

eMotto株式会社が開発した「ParoTone」は、世代を超えた音楽体験を提供し、コミュニケーションの促進に寄与する楽器です。大阪・関西万博でのステージ発表を通じて、ParoToneの魅力と音楽の力を広めることが期待されています。今後も多世代のコミュニティ形成を目指し、音楽の力を活用して社会に貢献していくことが重要です。

項目 詳細
イベント名 大阪・関西万博でのParoToneステージ発表
日付 2025年4月26日
発表時間 11:00-11:30
バンドメンバーの年齢層 20代〜70代
楽器経験者の割合 半数以上が初心者
ParoToneの販売台数 1,100台以上
今後の練習イベント 2025年3月30日、4月13日、4月20日

このように、ParoToneは音楽を通じて人々をつなぎ、世代を超えたコミュニケーションを促進する楽器としての役割を果たしています。音楽の力を活用した活動は、今後も多くの人々に広がっていくことでしょう。

参考リンク: