楽天証券、3月23日からNISA口座向け新保険を提供開始

楽天証券が提供する「NISAらくらくおまもり保険」について

2025年3月21日、楽天証券株式会社は損害保険ジャパン株式会社および楽天インシュアランスプランニング株式会社と共同で、国内初となるNISA口座保有者向けの団体長期障害所得補償保険「NISAらくらくおまもり保険」の提供を発表しました。この保険は、病気やケガで就業不能となった場合に、加入者が安心してNISAでの積み立てを継続できるように設計されています。

「NISAらくらくおまもり保険」は、2025年3月23日から提供を開始し、加入者が病気やケガで働けなくなった場合、60日間経過後から毎月3万円、5万円または10万円の保険金を上限に、最長3年間支払われる仕組みです。これにより、NISA口座で中長期の資産形成を行っているお客様が、万が一の事態に直面した際にも、経済的な不安を軽減し、資産運用を続けることが可能となります。

「NISAらくらくおまもり保険」の特徴

この保険には以下のような特徴があります。

• 毎月の所得を補償: 加入者が就業不能となった場合、60日後から毎月指定された金額が支払われます。
• 精神障害も補償対象: 統合失調症やうつ病など、精神的な障害による就業不能も補償されます。
• 医師の診断不要: 加入申込時に健康診断結果や医師の診査は不要です。
• 「楽天ポイント」が貯まる: 月額保険料の決済方法は「楽天カード」で行い、保険料の1％分の楽天ポイントが貯まります。
• 最短1分から申込完了: 楽天証券のウェブサイトから、必要情報を入力するだけで簡単に申込が完了します。

保険の概要と申込方法

「NISAらくらくおまもり保険」の具体的な概要は以下の通りです。

この保険は、楽天証券のNISA口座を利用している全てのお客様が対象となり、申込みは簡単に行えるため、手間をかけずに加入が可能です。加入申込にあたっては、所定の告知事項に対する回答が必要であり、告知内容によっては加入をお断りする場合もあります。

背景と今後の取り組み

日本政府は2022年11月に「資産所得倍増プラン」を策定し、家計の資産を貯蓄から資産形成（投資）へと積極的に振り向けることを目指しています。この取り組みの一環として、NISA制度の拡充や恒久化が進められ、多くの個人がNISAを活用して資産形成に取り組むようになっています。

2024年12月末のNISA口座数は2,560万口座に達し、前年同月比で21%の増加を見せています。また、NISA口座での購入金額は17.4兆円に達し、前年同月比で233%の増加となっています。このような背景の中で、楽天証券と損保ジャパン、楽天インシュアランスプランニングは、NISAを利用した資産形成を支援するために「NISAらくらくおまもり保険」を提供することとなりました。

楽天証券は、今後も「資産づくりの伴走者」として、お客様のFinancial Well-Beingを最大化するために、魅力ある商品やサービスを提供し続ける方針です。また、損保ジャパンは、健康や介護、老後資金に関するソリューションを拡充し、顧客体験を向上させることで、LTV（Life Time Value）の持続的な成長を目指しています。

まとめ

「NISAらくらくおまもり保険」は、病気やケガで就業不能になった場合でも、安心してNISAでの積み立てを継続できる保障を提供します。加入者は、医師の診断不要で簡単に申込ができ、保険料の支払いにより楽天ポイントが貯まるなどの特典もあります。今後の資産形成に向けた新たな選択肢として、注目される保険商品となるでしょう。

このように、楽天証券が提供する「NISAらくらくおまもり保険」は、NISA口座を活用するお客様にとって、非常に有用な商品となることが期待されます。