三重交通、3月31日から桑名エリアでタッチ決済対応の路線バスサービス開始
ベストカレンダー編集部
2025年3月24日 14:10
桑名バス決済導入
開催日:3月31日

三重交通桑名エリアの路線バスにタッチ決済サービスを導入
三重交通株式会社は、2025年3月31日より桑名エリアで運行する路線バス121両において、タッチ決済対応のクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードを利用した乗車サービスを導入することを発表しました。このサービスは、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したもので、訪日外国人を含む多様なお客様がより便利に公共交通を利用できる環境を整えることを目的としています。

タッチ決済の利用方法
タッチ決済サービスの利用方法は非常にシンプルです。お手持ちのタッチ決済対応カードや、カードが設定されたスマートフォンを乗車口・降車口に設置された専用リーダーにタッチすることで、簡単に乗車が可能となります。このタッチ決済は、以下のような特徴を持っています。
- クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードに対応
- スマートフォンに設定されたカードを使用可能
- 乗車口と降車口にそれぞれ専用リーダーが設置されている
具体的には、乗車時には乗車リーダーに、降車時には降車リーダーにタッチすることで、スムーズに決済が行われます。

主な導入路線と決済ブランド
タッチ決済が導入される主な路線は以下の通りです。
- 名古屋桑名高速線
- 栄桑名高速線
- 名古屋長島温泉高速線(当社便に限る)
- 栄長島温泉高速線
- 名古屋南陽線
- 桑名長島温泉線
- 長島なばなの里線
- 市内循環線
- 城南線
- 陽だまりの丘線
- 桑名大山田団地線
- 桑名ネオポリス線
- 桑名阿下喜線
また、利用可能な決済ブランドには、以下のものが含まれます。
- Visa
- Mastercard®
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
- 銀聯

各社の役割とタッチ決済の利便性
このプロジェクトには、複数の企業が協力しています。三重交通株式会社はプロジェクトの統括とバス運行、タッチ決済対応設備の整備を担当します。一方、三井住友カード株式会社はキャッシュレス決済導入支援を行い、株式会社ジェーシービーはJCBや他のブランドに関するソリューションを提供します。株式会社小田原機器は決済用端末やシステムの開発を行い、QUADRAC株式会社は交通事業者向けの決済及び認証プラットフォームを提供します。
タッチ決済の最大の利点は、スピーディーかつ安全に決済ができる点です。利用者はサインや暗証番号の入力なしに、カードをタッチするだけでお支払いが完了します。ただし、一定金額を超える場合は本人確認が必要となります。

タッチ決済履歴の確認方法
タッチ決済を利用した後の履歴確認は、QUADRACの「Q-move」サイトを通じて行うことができます。マイページの会員登録手続きが完了すると、過去の決済履歴を確認することが可能です。
Q-moveサイトの利用イメージは以下の通りです。

stera transitの概要
タッチ決済に使用される「stera transit」は、三井住友カードが開発した決済プラットフォーム「stera」の一部で、公共交通機関向けに特化したソリューションです。現金や事前チャージが不要で、利便性が向上するだけでなく、感染症予防対策や地域のキャッシュレス決済促進にも寄与します。さらに、MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用されることが期待されています。

まとめ
三重交通が導入するタッチ決済サービスは、桑名エリアの路線バスにおける新たな交通手段として、多くの利用者に利便性を提供することが期待されます。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
導入日 | 2025年3月31日 |
導入路線 | 名古屋桑名高速線など計13路線 |
決済ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Expressなど |
利用方法 | タッチ決済対応カードやスマートフォンをリーダーにタッチ |
各社の役割 | 三重交通が運行と設備整備、他社が決済支援など |
このように、タッチ決済の導入は、公共交通機関の利用促進や利便性向上に寄与することが期待されています。