業界最安値！330円で利用可能なJANCTION GPU POOLが3月25日始動

分散型GPUクラウド「JANCTION GPU POOL」の始動

2025年3月25日、ジャスミーラボ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：原田 浩志、以下「JANCTION」）は、分散型GPUクラウド「JANCTION GPU POOL」を始動することを発表しました。このサービスでは、次世代のAI開発、映像制作、ゲーム開発に欠かせない最先端のGPU、NVIDIA H100 SXM 80GBを業界最安値の330円/時間（税込）で提供します。

従来、H100クラスのGPUはコスト面でのハードルが高く、業界大手の標準価格は1時間あたり約1,000円にも達していました。しかし、JANCTIONでは独自の分散型GPUプールを活用することで、約3分の1以下の価格を実現しました。これにより、クリエイターやエンジニアがこれまで以上に手軽にハイパフォーマンスな環境を利用できるようになります。

目次

• 1. JANCTIONが目指す未来
• 2. NVIDIA GPU H100とは
• 3. H100が求められる理由
• 4. JANCTION GPU POOLの強み
• 5. JANCTIONとは

1. JANCTIONが目指す未来

JANCTIONは、ブロックチェーン技術と分散型GPUクラウドを活用し、従来の中央集権的なシステムでは実現できなかった、より効率的で自由なデジタル環境を構築することを目指しています。この新しい環境は、AIの発展を加速させるだけでなく、ゲーム、クリエイティブ産業、データ管理など、多岐にわたる分野での変革を可能にします。

具体的には、以下のような分野において、分散型GPUクラウドを活用したソリューションを提供します。

• AI向けのデータ & GPU処理：AIのトレーニングや推論処理を高速かつ低コストで提供し、計算資源のボトルネックを解消します。
• GPUを必要とするゲーム領域全般：高性能なGPUリソースを活用し、大規模なオンラインゲームやVR/ARアプリケーションの処理を最適化します。
• エンターテインメント & クリエイター支援：スマートコントラクトを活用し、クリエイターが直接収益を得られる新たな仕組みを構築します。
• デジタルアイデンティティ & データ管理：Jasmyとの連携により、分散型のデータ管理ソリューションを提供していきます。

2. NVIDIA GPU H100とは

NVIDIA H100 SXM 80GBは、NVIDIAの最新GPUアーキテクチャ「Hopper」を採用した高性能GPUです。80GBのHBM3メモリを搭載し、大規模なデータ処理やAIモデルの学習・推論に適しています。

主な特徴は以下の通りです：

• 第4世代Tensorコア：前世代の約1.5倍となる800億個のトランジスタを搭載し、AIやデータ分析、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）などの大規模計算を高速化します。
• Transformerエンジン：FP8精度に対応し、前世代と比較してGPT-3（175B）モデルのトレーニングを最大4倍高速化します。
• 高帯域幅メモリ：3.35TB/秒のメモリ帯域幅を持ち、大量のデータ転送を効率的に処理します。
• NVLink接続：900GB/秒の帯域幅を提供し、複数のGPU間で高速なデータ通信を実現します。
• マルチインスタンスGPU（MIG）：各10GBの最大7つのMIGをサポートし、リソースの柔軟な分割が可能です。

これらの特性により、NVIDIA H100 SXM 80GBは、生成AIや大規模言語モデル（LLM）、データ分析、HPCなど、多岐にわたる分野での計算処理を大幅に向上させます。

3. H100が求められる理由

NVIDIA H100は、機械学習、映像レンダリング、シミュレーション、ブロックチェーン検証など、膨大な演算処理を必要とするタスクに最適なGPUです。特にAIモデルの学習や推論、超高精細な3Dアニメーションのレンダリング、リアルタイムでの物体検知といった用途では、他のGPUと比較して圧倒的な計算能力と並列処理性能を発揮します。

例えば、高解像度の3Dモデルや複雑なライティングを駆使するアニメーションスタジオでは、社内のレンダーファームだけでは処理能力が不足し、納期を守るためにクラウドサービスを利用すると膨大なコストが発生するケースがあります。JANCTIONなら、業界最安値でH100クラスのGPUを必要なときにだけ時間単位で利用できるため、短期間での高品質なレンダリングが可能になります。

AIエンジニアにとってもH100は非常に魅力的です。最新のYOLOやLlama 3、Stable Diffusionなどのモデルを学習・推論させる際に、JANCTIONの時間単位で利用可能なH100を活用すれば、高額な設備投資を行うことなく、強力な計算リソースを柔軟に確保できます。さらに、分散型プラットフォームを活用することで、トレーニングのスケールアップが容易となり、プロジェクトの進行をスムーズにします。

4. JANCTION GPU POOLの強み

近年の生成AIブームやデータセンター需要の急増により、H100は市場で極度に枯渇しており、現在の業界大手の標準価格は1時間あたり約1,000円にも達しています。特に日本市場では供給が追いつかず、価格高騰が深刻な問題となっています。JANCTIONは、シンガポールや米国を中心に独自の調達ルートを確保し、分散型プラットフォームを活用することで安定した供給を実現しました。

これにより、圧倒的なコストパフォーマンスを提供することが可能となりました。具体的な強みは以下の通りです：

• 業界最安値：330円/時間（税込）で、業界大手の約3分の1のコストでH100を利用可能です。
• 時間単位での利用が可能：必要な時間だけGPUをレンタルできるため、余分なコストを削減できます。
• 幅広い対応力：Blender、Unreal Engine、PyTorch、TensorFlowなどの主要なソフトウェア・フレームワークに対応しています。
• 分散型GPUプール：独自の分散型プラットフォームを活用することで、負荷の分散と安定したパフォーマンスを実現しています。

JANCTIONのGPUレンタルサービスは、最先端のテクノロジーを最適なコストで利用できる画期的なソリューションです。生成AIの開発や高品質なレンダリング、大規模データの解析において、JANCTIONのH100 GPUを活用し、コストパフォーマンスとパフォーマンスの両方を最大化することが期待されます。

5. JANCTIONとは

「JANCTION」は生成AIを活用した製品等を開発する中小企業向けに、正確で追跡可能なデータ入力を提供し、個人情報やプライバシーを保護する独自のブロックチェーン「JANCTION Layer 2」を開発運営しています。また、将来的な枯渇が懸念される計算資源（GPU）を分散再配置によって新たな価値を提供する分散型GPUクラウド「JANCTION GPU Pool」を展開することで、生成AI製品の品質向上、コスト削減、Web3へのシームレスな展開を支援しています。

さらに、プライバシーを担保し匿名化されたデータを提供可能な分散型データベース「Jasmy Personal Data Locker」や、デバイス管理と生産性を同時に実現する世界初の「ブロックチェーンPC」を始めとするプロダクトを展開するジャスミー株式会社が発行する、時価総額4,000億円超（2024年12月）の日本最大の暗号資産「JASMY」の、最初のインキュベーションプロジェクトです。

会社概要

会社名：

ジャスミーラボ株式会社

所在地：

〒107-0061 東京都港区北青山1-2-3-11F

設立：

2023年6月1日

代表者：

代表取締役社長 原田 浩志

事業内容：

独自ブロックチェーンの開発運営、分散型GPUクラウドの開発運営、Web3コンサルティング

この記事では、JANCTIONが提供する分散型GPUクラウド「JANCTION GPU POOL」の詳細について解説しました。特に、業界最安値でのH100 GPUの提供や、分散型プラットフォームの活用によるコストパフォーマンスの向上が注目されます。今後、JANCTIONのサービスがどのように活用されていくのか、期待が高まります。

このように、JANCTION GPU POOLは、クリエイターやエンジニアにとって非常に魅力的なサービスであり、今後のデジタル環境において重要な役割を果たすことが期待されます。