emole、ショートドラマアプリ「BUMP」の資金調達を発表しコンテンツ拡充へ
ベストカレンダー編集部
2025年3月28日 11:45
BUMP資金調達発表
開催日情報なし
emole株式会社、ショートドラマアプリ「BUMP」の資金調達を発表
2025年3月28日、東京都目黒区に本社を置くemole株式会社は、ショートドラマアプリ「BUMP」に関連する資金調達を実施したことを発表しました。この資金調達はシリーズAラウンドにおいて、リード投資家としてAngel Bridgeを迎え、既存投資家の千葉道場ファンド、D4V、サムライインキュベートに加え、新たに電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングス、あおぞら企業投資からの第三者割当増資及びデットファイナンスを受け、合計で8.5億円の資金を調達しました。これにより、emoleの累計調達額は11.6億円に達しました。
この資金調達を通じて、emoleはショートドラマ作品のさらなる創出に向けた制作ラインの拡張、組織体制の強化、アプリのプロダクト改善を推進する計画です。また、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングスとの協業を通じ、コンテンツ配信数の拡大やショートアニメなど新たなジャンルの配信を行うことを目指しています。
「BUMP」の成長と市場背景
「BUMP」は2022年12月末に従量課金型ショートドラマアプリとしてリリースされ、リリースから約2年で累計ダウンロード数が190万を突破しました。さらに、SNSでの総再生数は25億回を超え、多くのユーザーに支持されるアプリへと成長しています。この成長は、2023年夏にグローバルに広がったショートドラマ市場における需要の高まりを反映しています。
2024年に発表された市場調査レポート(YHリサーチ調べ)によると、ショートドラマ市場は2029年には8.7兆円規模に拡大するとの予測が出ています。この市場の成長を受けて、emoleはさらなる事業拡大を目指します。
資金調達の目的
今回の資金調達によって、emoleは以下の目的を達成することを目指しています:
- ショートドラマ作品の制作ラインの拡張
- 組織体制の強化
- アプリのプロダクト改善
これにより、より多くのユーザーに楽しんでもらえるコンテンツの提供を実現します。
各投資家からのコメント
資金調達に関与した各投資家からは、emoleのビジョンや今後の展望に対する期待が寄せられています。
- 電通ベンチャーズ 若松征剛
- ショートドラマで新たなコンテンツ文化を創るemoleを支援し、共同でのショートドラマ作品の創出やIPのマルチメディア展開に取り組む意向を示しました。
- 博報堂DYベンチャーズ 漆山乃介
- emoleが提供する「BUMP」は新しいコンテンツフォーマットを科学するための実験場であり、国産プラットフォームならではの洞察力に期待を寄せています。
- セガサミーホールディングス 下東尚皓
- ショートドラマは隙間時間に最適なコンテンツ形態であり、emoleの成長に期待を寄せています。
emoleの今後の展望
emole株式会社の代表取締役CEOである澤村直道氏は、資金調達に際して、ショートドラマ市場の変化と自社の成長について言及しました。彼は、ショートドラマがテレビドラマや映画の下位互換ではなく、新たなエンターテイメントの枠組みとして認識されつつあることを強調しました。また、クリエイターへの経済的還元が重要であるとの考えを示し、これからも「創造で挑戦できる世界」を目指す姿勢を貫くことを表明しました。
emoleの募集情報
emoleでは、ショートドラマプロデューサーやプロダクトマネージャー、広報、BtoB新規事業責任者などのポジションで採用を強化しています。詳しい情報は公式求人ページで確認できます。
まとめ
emole株式会社は、ショートドラマアプリ「BUMP」を通じて新たなエンターテイメント市場を開拓し、成長を続けています。今回の資金調達により、さらなるコンテンツの拡充と組織の強化を図り、ショートドラマ市場での地位を確立することを目指しています。以下に、今回の資金調達の要点をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資金調達額 | 8.5億円 |
| 累計調達額 | 11.6億円 |
| 主な投資家 | Angel Bridge、電通ベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、セガサミーホールディングス |
| ダウンロード数 | 190万回 |
| SNS再生数 | 25億回 |
| 市場予測 | 2029年に8.7兆円規模 |
emoleは、今後もショートドラマ市場の成長を牽引し、クリエイターエコノミーの構築に寄与することが期待されます。