中高生が挑むノーコード飛行機ゲーム開発、立命館中高での成功事例
ベストカレンダー編集部
2025年3月31日 18:06
ノーコード飛行機ゲーム開発
開催期間:4月1日〜12月31日
中高生がノーコードで飛行機ゲームを開発
2024年4月から12月にかけて、立命館中学校高等学校で行われたノーコード講座において、中高生16人が「雲を避ける飛行機ゲーム」を開発しました。この講座は、takeforest株式会社の代表である竹森洸征氏が講師を務め、プログラミング未経験の生徒でも参加できる内容となっています。
参加者は全員がアプリを完成させ、満足度は4.8/5という高評価を得ました。生徒たちはプログラミングの基本的な考え方を学びながら、自らのアイデアを取り入れ、独自の工夫を凝らしたアプリを制作しました。これにより、プログラミングに対する興味を喚起し、デジタルのモノづくりへの第一歩を踏み出すことができました。
ノーコード講座の実施内容
講座は、takeforest株式会社オリジナルの教材を用いた実践的な授業が展開されました。今回のテーマは「飛行機が雲を避けながら進むゲーム」の制作です。参加者は、雲が「動く」仕組みを考え、右から左へ移動させるプログラムの基礎を作成しました。
生徒たちは、雲の数を増やしたり、動きの方向やスピードを変えたりといった工夫を加え、オリジナリティあふれるゲームに仕上げています。以下は、参加者が制作したゲームの特徴です。
- 雲の動きのバリエーション
- 難易度の調整が可能
- 独自のキャラクターや背景を使用
このようなアプローチにより、参加者はプログラミングの楽しさを実感し、自信を持つことができました。
参加者の声
講座を受けた生徒たちの感想は次の通りです:
- 「アプリ開発はもっと難しいものだと思っていましたが、ノーコードでもここまでできることに驚きました。また家でも使ってみたいです。」(中3男子)
- 「興味津々でやっていたことが、段々と面白くなっていき、またやりたいと思いました。」(中1男子)
- 「プログラムとかパソコンに興味が湧いた。」(中3男子)
- 「アプリの開発の知識がない自分でもアプリが作れるかもしれないという自信が湧きました。」(高校3年生男子)
講座を支えた関係者のコメント
立命館中学校高等学校のサタデーボックス代表者である情報科主任の小林誠氏は、「普段からスマホアプリやゲームを使っているものの、それを作る側に回ったことのない生徒にとって、大変興味深い内容の講座でした。竹森さんの丁寧な教材のおかげで、どの生徒も最後までやりきることができ、自信となって次のステップに挑戦したいという意欲を生んでいるように思います。」とコメントしています。
また、竹森洸征氏は「ノーコードというアプローチは、プログラミングが初めての方でも気軽に取り組める利点があります。中高生という学年がばらばらの中で、全生徒が完成にたどり着きました。社会人向けにもイベントを行っていますが、中高生の習得が早く、熱中する姿を見るととてもワクワクしました。」と述べています。
PDAプロジェクトとその目的
本プロジェクトは、大阪公立大学大学院情報学研究科の阿多信吾教授が発起人となり、「PDAプロジェクト」の一環として実施されました。このプロジェクトは、データを活用したアプリケーション開発を促進し、人材を育成することを目的としています。
PDAプロジェクトでは、自治体や各種団体・法人と連携し、ハッカソンイベントやワークショップ、セミナーを開催しています。データを使ったアプリ開発を気軽に試せる「プレイグランド」の構築を目指しています。
PDAプロジェクトの詳細
PDAプロジェクトの詳細は以下のリンクから確認できます。
立命館中学校高等学校「サタデーボックス」について
立命館中学校高等学校で行われる「サタデーボックス」は、中学生と高校生が学年の垣根を越え、自分の興味関心のあることに自由に参加できる土曜講座です。この講座は、テストや成績にとらわれず、参加者が自分の興味を追求する場として設計されています。
詳細は以下のリンクから確認できます。
まとめ
今回のノーコード講座において、中高生たちは「雲を避ける飛行機ゲーム」を開発し、満足度4.8/5という高評価を得ました。プログラミング未経験の生徒でも無理なく完成できる内容であり、デジタルのモノづくりへの第一歩を踏み出す貴重な機会となりました。
今後もこのような取り組みが続けられ、多くの生徒がプログラミングに興味を持ち、スキルを身につけていくことが期待されます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 講座名 | ノーコード講座 |
| 開催期間 | 2024年4月~12月 |
| 参加者数 | 16名 |
| 満足度 | 4.8/5 |
| 開発アプリ | 雲を避ける飛行機ゲーム |
| 講師 | 竹森洸征(takeforest株式会社代表) |
このような取り組みを通じて、参加者のデジタルスキルの向上が期待され、将来的にはより多くの中高生がプログラミングに興味を持つことが望まれます。
参考リンク: