2026年卒業予定学生の内々定率69.7%に到達、理系は82.8%と高水準

2026卒内々定率調査

開催期間:3月25日〜3月31日

2026卒内々定率調査
2026年卒の学生の内々定率ってどのくらい?
2026年卒学生の内々定率は、2025年3月末時点で69.7%に達し、理系の学生は82.8%と特に高いです。
内々定率が上がった理由は何?
内々定率の上昇は、3月1日の採用広報解禁後、企業が早期に内々定を出す傾向が強まったことが要因です。

2026卒学生の内々定率、3月末時点で69.7%

株式会社学情が実施したアンケートによると、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生の内々定獲得率は、2025年3月末時点で69.7%に達しました。この数値は、前月から15.4ポイントの増加を示しており、3月1日の採用広報解禁からの1カ月間で内々定の出し方が急速に進展したことを示しています。これは、過去最高値であり、2025年卒よりも1カ月早いペースで内々定が出ていることが特徴です。

この調査は、2025年4月3日に発表され、調査期間は2025年3月25日から3月31日までの間に行われました。調査対象は、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生であり、有効回答数は387件でした。

2026卒学生の内々定率、3月末時点で<69.7%>。採用広報解禁1カ月で急伸、理系は8割超え。すでに3人に1人が就活終了 画像 2

文理別の内々定率の状況

内々定率は文系と理系で異なり、理系の学生の内々定獲得率は82.8%と、早くも8割を超えています。この数値は、前月比で24.7ポイントの増加を示しており、前年同時期と比較しても19.4ポイント高く、前年4月末時点の74.7%をも8.1ポイント上回っています。これは、3月に大学の研究室などからの推薦による内々定が多く出たことが要因と考えられます。

一方、文系の内々定率は63.3%で、6割を超えています。文系と理系の内々定率を以下の表にまとめます。

カテゴリ 内々定率
文系 63.3%
理系 82.8%
2026卒学生の内々定率、3月末時点で<69.7%>。採用広報解禁1カ月で急伸、理系は8割超え。すでに3人に1人が就活終了 画像 3

就職活動率の急落

調査の結果、就職活動を行っている学生の割合は、63.3%に急落しました。この数値は、前月比で20.5ポイントの減少を示しています。文理別に見ると、文系の就職活動率は71.7%である一方、理系は46.2%にまで落ち込みました。特に理系の就職活動率は前年よりも2カ月早く50%を下回る結果となっています。

この背景には、内々定を獲得し就活を終了した学生の割合が31.9%に急増したことが挙げられます。これは、前月比で20.2ポイントの増加を示しており、すでに3人に1人が就職活動を終えたことになります。以下の表に、就職活動率の変化を示します。

カテゴリ 就職活動率
全体 63.3%
文系 71.7%
理系 46.2%
2026卒学生の内々定率、3月末時点で<69.7%>。採用広報解禁1カ月で急伸、理系は8割超え。すでに3人に1人が就活終了 画像 4

「Re就活キャンパス」のブランドリニューアル

2025年3月1日より、「あさがくナビ」は「Re就活キャンパス」としてブランドリニューアルを行いました。このリニューアルは、「すべての就活に、Respectを。」というスローガンのもと、自分らしいキャリアの実現をサポートすることを目的としています。また、全学年を対象とした通年採用型のサービスに生まれ変わりました。

この新しいサービスでは、学年ではなく就職活動の進捗度に応じた情報を提供することで、学生の多様なニーズに応えられるようになっています。学生満足度は3年連続でNo.1を誇り、2022年から2024年のオリコン顧客満足度調査において、逆求人型就活サービスの第1位を獲得しています。

2026卒学生の内々定率、3月末時点で<69.7%>。採用広報解禁1カ月で急伸、理系は8割超え。すでに3人に1人が就活終了 画像 5

調査概要と株式会社学情について

調査の概要は以下の通りです。

  • 調査期間:2025年3月25日~2025年3月31日
  • 調査機関:株式会社学情
  • 調査対象:2026年3月卒業予定の大学生・大学院生
  • 有効回答数:387件
  • 調査方法:インターネットでのアンケート調査

株式会社学情は、「つくるのは、未来の選択肢」をパーパスに、20代・30代の社会人や学生の転職・就職を支援するサービスを提供しています。「初めての転職」や「就職」の支援を通じて、未来を担う世代に多くの選択肢を示すことを目指しています。

以上の情報をまとめると、2026卒学生の内々定率は69.7%に達し、特に理系の学生の内々定率は82.8%と高い数字を記録しています。就職活動を行っている学生の割合は63.3%に減少し、内々定を獲得した学生の数が増加しています。今後の就職活動においては、学生のニーズに応じた情報提供が重要となるでしょう。

項目 数値
内々定率(全体) 69.7%
内々定率(文系) 63.3%
内々定率(理系) 82.8%
就職活動率(全体) 63.3%
就職活動率(文系) 71.7%
就職活動率(理系) 46.2%

このように、2026年の就職活動は、内々定の獲得状況や学生の動向が注目される中、ますます活発化していることがうかがえます。

参考リンク: