若者の賃貸火災保険意識調査結果発表、手軽さとコスパが鍵に

賃貸火災保険調査発表

開催日:4月3日

賃貸火災保険調査発表
賃貸火災保険って自分で選べるの?
調査によると、賃貸火災保険が自分で選べることを知っていたのは約3割で、多くの人が不動産会社の提案に従っています。
若者は賃貸火災保険に何を求めているの?
若者は賃貸火災保険に対して、手軽さやコストパフォーマンスを重視し、オンラインでの手続きやポイント還元を求めています。

賃貸火災保険に関する意識調査の背景

株式会社NTTドコモは、2025年4月3日に「賃貸火災保険に関する若者の意識調査」を実施しました。この調査は、18歳から39歳の男女1,000名を対象に、賃貸火災保険に対する意識や実態を探ることを目的としています。特に、若い世代における保険加入の傾向やニーズを把握するために行われました。

調査結果からは、賃貸火災保険に対する意識の低さや手続きの面倒さが浮き彫りになり、若者世代の保険加入においては手軽さやコストパフォーマンスが重視されていることが明らかになりました。

NTTドコモ 「賃貸火災保険に関する意識調査」を実施 不動産会社に指定・オススメされた保険に「そのまま加入した」人は7割以上 賃貸火災保険は自分で選べることを知っていた人は3割どまり 画像 2

調査結果の概要

調査結果は以下のようにまとめられます。

  • 賃貸火災保険加入者の7割以上が不動産会社に指定・オススメされた保険にそのまま加入
  • 賃貸火災保険は自分で選べることを知っていた人は3割どまり
  • 18歳~39歳男女の8割以上が保険加入時の書類手続きが面倒と回答
  • 賃貸火災保険を今後選ぶポイントはコスパ・タイパでおトク志向
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1. 不動産会社に指定された保険への加入

調査によれば、賃貸火災保険に加入した人のうち、60.2%が不動産会社に指定された保険に加入したと回答しています。また、12.6%がオススメされた保険に加入したことが分かりました。この結果から、全体の70%以上の人が不動産会社からの提案に従って保険に加入していることが明らかです。

しかし、賃貸火災保険の内容を「明確に理解している」と答えた人はわずか10.5%であり、約48.7%の人が「ほとんど理解していない」と回答しています。これは、加入者の多くが自分が契約している保険の内容をしっかり把握していないことを示しています。

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2. 自分で選べる賃貸火災保険の認知度

調査対象者のうち、不動産会社が提示する賃貸火災保険に加入した728名に対し、「自分で選んだ賃貸火災保険に変更できることを知っているか」という質問を行ったところ、約3割が「知っていた」と回答しました。残りの約7割は「知らなかった」と答えています。

さらに、保険の見直しに興味を持つかどうか尋ねたところ、自分で選べることを知ったことで、14.9%が「見直しをしてみたい」と、38.0%が「見直しに興味がある」と回答しており、約5割が保険の見直しに対する興味を示しました。

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3. 書類手続きの面倒さ

18歳から39歳の男女に対し、賃貸火災保険を含む保険に関する意見を尋ねたところ、85.1%が「保険に加入する際の書類手続きが面倒だ」と感じていることが明らかになりました。また、77.0%が「保険に加入するなら、手続きをスマホだけで行いたい」と回答しており、手軽さのニーズが高まっていることが示されました。

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4. 賃貸火災保険選びのポイント

今後の賃貸火災保険選びにおいて重視する点について尋ねたところ、最も多かったのは「保険料の安さ」で53.1%がこれを選びました。続いて「補償限度額・範囲が十分であること」が2位、3位には「保険の内容や申し込み方法が分かりやすいこと」が入りました。

さらに、「ポイントがつく、ポイント還元率が高いこと」が4位に、「オンライン(スマホやPC)で申し込みができる」が5位にランクインし、コスパやタイパを重視する傾向が強いことが分かります。

調査概要

本調査は、以下のような概要で実施されました。

調査タイトル
賃貸火災保険に関する若者の意識調査
調査方法
インターネット調査
調査時期
2025年3月14日~18日
調査対象
全国18〜39歳の賃貸火災保険加入者1,000人
調査機関
株式会社Skyfall

ドコモの賃貸火災保険サービス

NTTドコモは、2025年3月24日から「ドコモの賃貸火災保険」の提供を開始しました。この保険は、インターネットで申し込みが可能で、保険料に応じてdポイントが貯まるという特徴があります。調査結果を踏まえ、若い世代のニーズに応える形で、コストパフォーマンスや手軽さを重視した保険となっています。

具体的なサービス特徴は以下の通りです:

  • インターネット完結型でお手頃な保険料
  • dポイントがたまる・つかえる
  • 充実の補償内容

まとめ

今回の調査を通じて、賃貸火災保険に対する若者の意識や実態が明らかになりました。特に、不動産会社に指定された保険に加入する傾向が強く、自分で選べることを知らない人が多いことが分かりました。また、手続きの面倒さやコストパフォーマンスを重視する声も多く、今後の保険選びにおいてはこれらの要素が重要視されるでしょう。

以下に、調査結果の要点を整理した表を示します。

調査項目 結果
不動産会社に指定された保険に加入した割合 70%以上
賃貸火災保険は自分で選べることを知っていた割合 約3割
書類手続きが面倒だと感じる割合 85.1%
保険選びで重視する点(保険料の安さ) 53.1%

このように、賃貸火災保険に関する意識調査は、若者世代の保険に対する考え方やニーズを明らかにしました。今後の保険業界におけるサービスの提供においては、これらの結果を参考にすることが重要です。

参考リンク: