ゲンロンが4月6日に創業15周年記念イベントを開催、批評の未来を語る

ゲンロン15周年記念

開催日:4月6日

ゲンロン15周年記念
ゲンロンってどんな会社なの?
ゲンロンは批評家の東浩紀が創業した企業で、雑誌『ゲンロン』やイベントスペースの運営、配信プラットフォーム「シラス」などを展開しています。
ゲンロンの15周年記念イベントって何があるの?
2025年4月6日に創業15周年を記念して、ゲンロンカフェで批評と言論をテーマにしたトークイベントが開催されます。

株式会社ゲンロン、創業15周年を迎える

株式会社ゲンロン(本社:東京都品川区西五反田、代表取締役:上田洋子)は、2025年4月6日に創業15周年を迎えます。日頃よりご支援をいただいている関係者、観客、読者の皆様に厚く御礼申し上げます。

2010年に批評家の東浩紀を中心に創業された株式会社ゲンロン(創業時の名称は合同会社コンテクチュアズ)は、『思想地図β』およびその後継となる雑誌『ゲンロン』、創業者・東浩紀の主著となる『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『訂正可能性の哲学』の2冊をはじめ、『新復興論』(著:小松理虔、第18回大佛次郎論壇賞)、『新写真論』(著:大山顕、2023年日本写真協会賞学芸賞)、『世界は五反田から始まった』(著:星野博美、第49回大佛次郎賞)など、多数の話題書・ベストセラーを刊行してきました。

今月には初めての絵本となる『スターニャン ほしねこ くろの おはなし』(著:友杉宣大)の出版も予定しています。

株式会社ゲンロンは2025年4月6日、創業15周年を迎えます 画像 2

ゲンロンのイベント活動と配信プラットフォーム

2013年2月にはイベントスペースの運営にも進出し、東京・五反田にある「ゲンロンカフェ」では、月平均10回のイベントを開催しています。これらのイベントは、政治社会、ジャーナリズム、哲学、思想、科学、アート、サブカルチャーなど、さまざまなテーマで、各ジャンルの第一線で活躍されている方々をお招きしています。

また、その模様を10年以上前からインターネットで配信しており、2020年10月には、ITエンジニア集団・株式会社グルコースと共同で開発した独自の配信プラットフォーム「シラス」をリリースしました。登録者数は5万人を超え、2024年11月には累計流通取引総額も10億円を突破しました。このプラットフォームは「有料でじっくり話が聞けるプラットフォーム」として、存在感を高めています。

株式会社ゲンロンは2025年4月6日、創業15周年を迎えます 画像 3

クリエイティブ人材を育成するスクール事業

2015年に開始したスクール事業も継続中で、数多くのクリエイティブな人材を輩出してきました。現在は、SF創作講座(主任講師:大森望、現在第8期)と、ひらめき⭐︎マンガ教室(主任講師:さやわか、2025年5月より第8期開始予定)の2つの通年講座が開講中です。

前者の卒業生では高丘哲次(日本ファンタジーノベル大賞2019)、藍銅ツバメ(日本ファンタジーノベル大賞2021)、新川帆立(『元彼の遺言状』 第19回『このミステリーがすごい!』大賞)などが活躍しています。後者の卒業生では由田果(『君と悪いことがしたい』 「週刊少年サンデー」にて連載)、静脈(『マリッジトキシン』原作者)などがいます。

15周年記念の取り組み

ゲンロンでは、15周年を記念し、「むすんで、ひらいて、つなぎかえる」というキャッチコピーを策定しました。今後もさまざまな事業を展開してまいります。また、創業者の東浩紀と社長の上田洋子らへの取材も受け付けます。

ゲンロン友の会のリニューアル

創業時から続く支援組織「ゲンロン友の会」は、現在15期目を迎え、約3,500名の会員がいます。その客層も従来の批評や人文書の読者だけでなく、より幅広い市井の生活者を中心としたものへ変化しています。2025年3月には、年に一度のイベント「友の会第15期総会 雑談復活」を開催し、約400名の来場者が集まり、大いに賑わいました。

このたびゲンロンでは、より会員組織を拡大すべく、16期目を迎える2025年10月より会員基盤システムの抜本的改革を行います。これに伴い、これまでの会期開始時期の固定制が代わり、いつ入会しても1年間会員資格が継続する、より入会しやすい形へと変更になります。これまで提供してきたお得なサービスは変わりません。

トークイベントの開催

創業15周年となる4月6日には、批評誌『思想地図β』の出版社として始まった原点に立ち戻り、この15年のゲンロンの歩みを振り返りつつ、これからの批評と言論のかたちを考える公開イベントを開催します。登壇するのは、批評家で近畿大学准教授の大澤聡さん、批評家で京都大学文学研究科研究員の森脇透青さん、そしてゲンロン創業者の東浩紀です。

司会は昨年「人文ウォッチ」を立ち上げ、新世代(1999年生まれ)の編集者としてSNSで注目を浴びているゲンロンの植田将暉が担当します。日程は4月6日(日)19:00~、場所はゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田)です。なお、会場観覧は満席となっており、インターネット配信も行われます。詳細は公式サイトにてご確認ください。

まとめ

項目 詳細
創業日 2010年
創業者 東浩紀
15周年記念日 2025年4月6日
友の会会員数 約3,500名
トークイベント日程 2025年4月6日(日)19:00~
会場 ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田)

株式会社ゲンロンは、今後も多様な事業を展開し、15周年を迎えるにあたり新たな挑戦を続けていく予定です。詳細な情報は、公式サイトやSNSを通じて随時発信される予定です。