セルジュ・クレマンの個展「POST HUIS CLOS」が4月18日から奈良で開催

セルジュ・クレマンの個展「POST HUIS CLOS」が奈良で開催

カナダ・モントリオールを拠点に活動する写真家、セルジュ・クレマンの個展「POST HUIS CLOS」が、2025年4月18日（金）から7月13日（日）まで、奈良のMOMENT Contemporary Art Centerにて開催されます。本展では、コロナ禍前後の都市の姿を捉えたモノクロ作品が展示され、観る人に深い印象を与えることでしょう。

セルジュ・クレマンは、都市の風景や日常の瞬間に潜む詩的な要素や、見過ごされがちな美しさを再発見することを試みています。今回の展覧会では、特にコロナ禍における都市の静寂や孤独をテーマにした作品が中心となります。これらの作品は、強い明暗のコントラストによって鑑賞者に鮮烈で開放的なイメージを与えます。

展覧会の概要

個展「POST HUIS CLOS」の詳細は以下の通りです。

• 会期：2025年4月18日（金）-7月13日（日）
• 会場：MOMENT Contemporary Art Center
• 時間：11:00 ‒ 19:00（4月18日のみ14:00 ‒ 19:00）
• 定休日：月曜日
• 入場料：無料

また、オープニングレセプションは4月18日（金）14:00 ‒ 19:00に開催され、14:00 ‒ 16:00の間は作家が在廊します。これは、訪れる人々にとって特別な機会となるでしょう。

関連イベントの開催

本展に関連して、2025年4月19日（土）には、セルジュ・クレマンとガスペジー国際写真祭のディレクター、クロード・グレによる公開ポートフォリオレビューとアーティストトークが行われます。これらのイベントは、写真に関心のある方々にとって貴重な体験となるでしょう。

公開ポートフォリオレビューの詳細は以下の通りです。

• 日程：2025年4月19日（土）
• 会場：MOMENT Contemporary Art Center
• 時間：11:00- 12:30
• 定員：レビュー参加者5名（応募者多数の場合は抽選）、見学者10名
• 入場料：無料（日本語通訳あり）

また、アーティストトークの詳細は以下の通りです。

• 日程：2025年4月19日（土）
• 会場：MOMENT Contemporary Art Center
• 時間：13:00-15:00
• 定員：25名
• 入場料：無料（入退場自由、日本語通訳あり）

これらのイベントは、セルジュ・クレマンの作品に触れるだけでなく、彼の制作過程やガスペジー国際写真祭についての理解を深める良い機会となります。

セルジュ・クレマンについて

セルジュ・クレマンは1975年から写真家として活動し、世界各地で個展やグループ展を開催しています。彼の作品には「Vertige Vestige」「Fragrant Light」「Dépaysé」などがあり、ドキュメンタリーからインスタレーション、詩的な物語、都市景観、写真集に至るまで、幅広い表現手段を探求しています。

彼はカナダ芸術評議会やケベック芸術文学評議会から多くの助成金を受けており、2007年にはニューヨークのケベック・スタジオでアーティスト・イン・レジデンスを経験しました。2012年にはCALQ芸術創造賞を受賞し、国際的に活動する写真家としての地位を確立しています。

FOTOZOFIOプロジェクトについて

本展と連携して行われる「FOTOZOFIO」は、50歳以上の人々を対象にした写真・映像作品の募集プロジェクトです。2021年からスタートしたこのプロジェクトは、個人の視点から捉えた経験や記憶をアーカイブすることを目的としています。

FOTOZOFIOでは、作品をウェブ上に公開し、芸術祭での発表や出版の機会を提供するほか、著名なアーティストによるセミナーやポートフォリオレビューを通じて創作支援を行っています。これにより、シニア世代のアーティストの表現の場を広げることを目指しています。

まとめ

セルジュ・クレマンの個展「POST HUIS CLOS」は、コロナ禍における都市の姿をモノクロ作品で捉えた展覧会であり、多くの人々に深い感銘を与えることでしょう。関連イベントとして行われる公開ポートフォリオレビューやアーティストトークも、参加者にとって貴重な経験となるはずです。

このように、セルジュ・クレマンの個展は、アートや写真に興味を持つ人々に多くの学びと感動を提供する機会となるでしょう。