LayerX、4月にAIエージェント事業開始予定。業務自動化を加速
ベストカレンダー編集部
2025年4月7日 09:41
AIエージェント事業開始
開催日:4月1日

LayerXが新たに「AIエージェント事業」を開始
2025年4月7日、株式会社LayerXは、すべての経済活動のデジタル化を目指し、新たに「AIエージェント事業」に参入することを発表しました。この事業の一環として、今春を目処に請求書受領代行などを行う「AI-BPOサービス」の提供を開始する予定です。
LayerXは、創業以来「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションの実現に向けて、テクノロジーの社会実装に取り組んできました。近年ではAI技術の進化に注目し、業務プロセスにAIが自然に溶け込む体験を提供する“AI中心体験設計(AI-UX)構想”を掲げ、業務効率化を実現する機能の開発を行っています。

AIエージェント事業の概要
LayerXは、AI-SaaS「バクラク」事業やAI・LLM事業の運営で培った知見を活かし、AIエージェント事業を開始しました。CEO直下に専門部署を新設し、AIエージェント技術を活用したAI-BPOサービスの開発と提供を進めます。
本サービスは、まず「バクラク」と連携し、従来人が行っていた請求書受領業務などの業務プロセスにAIエージェントを組み込み、人とAIが協働する新たな業務フローを構築します。この取り組みにより、業務の効率化が期待されます。

AI-BPOサービスの特徴
- 請求書受領業務の自動化: AIエージェントが請求書の受領を行い、業務の負担を軽減します。
- 人とAIの協働: 業務プロセスにAIを組み込むことで、人間とAIが協力し合う新しい業務フローを実現します。
- 業務効率化: これまで人が行っていた業務をAIが担うことで、業務の効率化を図ります。
今後の展望と目指す方向性
LayerXは、今春を目処に「AI-BPO」の第一弾となるサービスをリリース予定であり、2025年度内に複数のサービスを展開する計画です。AIエージェント事業を通じて、将来的には業務の“自動運転化”の実現を目指しています。
業務自動化におけるレベル3からレベル4の世界を目指し、限られた条件下でシステムが自律的に業務を遂行するレベル3、特定の業務領域において人間の介入なしにAIが完全に自律して業務を遂行するレベル4を実現することを目指します。最終的には業務の“完全自動運転”化というレベル5の世界の実現を目指していきます。
業務自動化のレベルについて
レベル | 説明 |
---|---|
レベル3 | 限られた条件下でシステムが自律的に業務を遂行する状態 |
レベル4 | 特定の業務領域において、人間の介入なしにAIが完全に自律して業務を遂行する状態 |
レベル5 | 業務の“完全自動運転”化を実現する状態 |
LayerXの企業概要
株式会社LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、SaaS+Fintechを軸に、AIを中心としたソフトウェア体験を社会実装するスタートアップです。法人支出管理や人的資源管理などの業務効率化クラウドサービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AI・LLM事業」などを開発・運営しています。
LayerXの設立は2018年8月で、代表取締役CEOは福島良典氏、代表取締役CTOは松本勇気氏です。所在地は東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階で、資本金は132.6億円です。
LayerXの関連リンク
LayerXは、AIエージェント事業を通じて、AI技術の社会実装をさらに加速させ、ミッションである「すべての経済活動を、デジタル化する。」の実現に向けて邁進しています。
まとめ
LayerXが発表した「AIエージェント事業」について、以下の内容をまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
事業名 | AIエージェント事業 |
サービス内容 | 請求書受領代行などを行う「AI-BPOサービス」 |
開始予定時期 | 2025年4月1日を目指す |
目指す業務自動化レベル | レベル3からレベル5の実現を目指す |
このように、LayerXはAI技術を駆使し、業務の効率化と自動化を進める新たな取り組みを展開しています。今後の動向に注目が集まることでしょう。