マンガアラビアとコアミックスが提携、日本の漫画が中東でアラビア語版に
ベストカレンダー編集部
2025年4月7日 14:10
マンガアラビア提携
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マンガアラビアとコアミックスが提携、日本の漫画を中東へ
2025年4月7日、サウジアラビア・リヤード発のニュースとして、マンガアラビアと株式会社コアミックスがライセンシング契約を締結したことが発表されました。この提携により、日本の人気漫画作品がアラビア語に翻訳され、中東地域の読者に広く届けられることになります。
マンガアラビアは、中東初のマンガ配信プラットフォームとして、世界195か国以上で1,200万人以上のユーザーに利用されています。配信開始以来、高い評価を得ており、最近ではアプリ内オンラインストアを開設し、単行本などの購入が可能になりました。
提携の背景と意義
今回の提携は、両社にとって非常に重要な意味を持っています。マンガアラビアの代表兼編集長であるブカーリ・イサム氏は、コアミックスとの提携に対する期待を次のように表現しています。
「コアミックスとの提携を大変嬉しく思います。このパートナーシップにより、中東地域の漫画ファンに、より幅広い作品をお届けできることを期待しています。」
この提携を通じて、マンガアラビアは今後も創造性と独自性を兼ね備えたユニークなコンテンツを提供し、読者の期待に応えていく方針です。
コアミックスの視点
株式会社コアミックスの取締役である石川悦弘氏も、サウジアラビアでの漫画人気の高まりに注目し、次のように述べています。
「コアミックスの管理作品が『マンガアラビア』へ掲載されることをとても光栄に思います。我々は漫画を『人生の教科書』と捉え、コツコツと作品作りに携わってきました。」
このように、コアミックスは作品を通じて感動と幸せを中東の漫画ファンに届けることに心を揺さぶられていると語っています。また、両国の文化交流を促進し、漫画を通じて中東地域の人々が笑顔になれる作品を提供することを目指しています。
マンガアラビアの概要
マンガアラビアは、サウジ・リサーチ&メディアグループ(SRMG)の子会社であり、サウジアラビアとアラブ文化の創造性を世界に広めることを目的としています。このプラットフォームは、日本のマンガのアラビア語版を通じて、アラブの家族が楽しめる読書体験を提供しています。
具体的には、以下のような活動を行っています。
- 月刊誌の発行(81号発行)
- アラブ諸国220ヵ所以上のディストリビューションポイントを持つ
- 月間25万部以上の発行
- 170人に及ぶ若手コンテンツクリエイターの発掘・支援
このような活動を通じて、マンガアラビアはアラブ地域における漫画文化の発展に寄与しています。
今後の展望
マンガアラビアは、今後も日本とサウジアラビアの文化交流を深めるための創作活動と連携を積極的に進めていく方針です。アラビア語に翻訳された日本の漫画が中東地域でどのように受け入れられるのか、今後の動向が注目されます。
まとめ
マンガアラビアとコアミックスの提携により、日本の漫画がアラビア語に翻訳され、中東地域の読者に届けられることが決定しました。この提携は、両社にとって新たな可能性を開くものであり、漫画文化の発展に寄与することが期待されています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提携企業 | マンガアラビア、株式会社コアミックス |
| 目的 | 日本の漫画のアラビア語翻訳・出版 |
| マンガアラビアのユーザー数 | 1,200万人以上 |
| 発行月刊誌数 | 81号 |
| ディストリビューションポイント | 220ヵ所以上 |
| 若手クリエイター支援人数 | 170人 |
この提携を通じて、アラブ地域における日本の漫画文化の普及が進むことが期待されます。今後の展開に注目が集まる中、両社の取り組みがどのように進化していくのか、今後の動向が非常に楽しみです。
参考リンク: