GUCCIのバンブーエキシビションが4月8日よりミラノで開催

GUCCI | BAMBOO ENCOUNTERS エキシビションの概要

2025年4月7日、GUCCIはミラノ フォーリサローネに合わせて「Gucci | Bamboo Encounters」と題したエキシビションを開催することを発表しました。このエキシビションは、クリエイティブ・エージェンシー2050＋とその創設者であるイッポリト・ペステッリーニ・ラパレッリがキュレーションとデザインを手がけ、グッチのデザインの歴史において重要な役割を果たしてきたバンブー（竹）という素材に焦点を当てています。

会場は、ミラノで最も歴史のある教会の一つであるサン・シンプリチャーノ教会の敷地内に位置する16世紀に建てられた大回廊です。この美しいロケーションにおいて、世界中で活躍する現代アーティストやデザイナーたちが、バンブーを再解釈した作品を展示します。

バンブーの歴史とグッチのアイデンティティ

1940年代半ば、グッチはハンドバッグのハンドルにバンブーを用いた「グッチ バンブー 1947」を生み出しました。この革新的な発想は、バンブーが単なるデザインのディテールを超え、ブランドを象徴するコードのひとつとなるきっかけとなりました。バンブーは、グッチの物語においてさまざまな意味と役割を担い、アート、カルチャー、デザインといった多面的な領域に影響を与え続けています。

本エキシビションでは、バンブーがどのように時代とともに進化し、過去と現在を結びつけているのか、またその尽きることのない可能性を探求します。バンブーの豊かなヘリテージを背景に、アーティストたちの作品を通じてその魅力を再発見する機会となります。

参加アーティストと展示作品

「Gucci | Bamboo Encounters」では、以下のアーティストが参加し、それぞれ独自の視点でバンブーを再解釈した作品を展示します。

• アントン・アルバレス – 彫刻《1802251226》でバンブーのありのままのフォルムを表現。
• ディマ・スロウジ – 竹で編んだカゴと手吹きガラスを組み合わせた作品《Hybrid Exhalations》を発表。
• Kite Club – バートヤン・ポットとシェルテンス＆アベネスによるユニットが手がけた凧のシリーズ《Thank you, Bamboo》。
• ラウリズ・ガレ – 樹脂を用いた作品《Scaffolding》でバンブーを再解釈。
• ナタリー・デュ・パスキエ – バンブーパネルとシルク素材を用いた作品《PASSAVENTO》。
• リー・シサン – バンブーとアルミニウムを用いた作品《Engraved》で韓国の伝統美と現代技法を融合。
• the back studio – エウジェニオ・ロッシとヤーズド・コントラクターによる光のインスタレーション《bamboo assemblage n.1》。

これらの作品は、バンブーという素材の多様性を示し、アートとデザインの新たな可能性を探るものです。

トークセッションの詳細

エキシビション期間中、特別プログラムとしてトークセッションが開催されます。以下はその詳細です。

トークセッションは無料ですが、事前に予約が必要です。参加希望者は、以下のリンクから登録を行ってください。

トークセッション予約はこちら

GUCCIのブランド背景

GUCCIは1921年にフィレンツェで創設され、現在では世界のラグジュアリーファッションを牽引するブランドの一つとして知られています。ブランド創設100周年を経て、CEOステファノ・カンティーノの下、クリエイティビティやイタリアのクラフツマンシップを重んじながら、ラグジュアリーの再定義に挑戦し続けています。

GUCCIはファッション、レザーグッズ、ジュエリー、アイウェアなど多岐にわたるブランドを有するグローバル・ラグジュアリー・グループ、ケリングに属しています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。

GUCCI公式サイト

まとめ

「Gucci | Bamboo Encounters」は、グッチのデザインの歴史とバンブーという素材の重要性を再確認するエキシビションです。参加アーティストたちの多様な作品を通じて、バンブーの魅力を再発見し、アートとデザインの新たな可能性を探ることができる貴重な機会となります。エキシビションは4月8日から13日まで開催され、トークセッションも行われる予定です。

このエキシビションは、グッチの豊かなヘリテージを感じることができる貴重な機会となるでしょう。