コクー、浜松オフィスを開設しDX人財育成で地域活性化へ
ベストカレンダー編集部
2025年4月8日 16:46
浜松オフィス開設
開催日:4月1日
コクー株式会社が浜松オフィスを開設
コクー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:入江 雄介)は、2025年4月1日(火)に静岡県浜松市に新たな拠点「浜松オフィス」を開設したことを発表しました。この拠点は、コクーにとって初の東海エリアへの進出であり、「大阪オフィス」「福岡オフィス」「富山オフィス」に次ぐ4つ目の地方拠点となります。
浜松オフィスの設立背景
静岡県では、少子化に伴う人口減少や若年層の転出超過が深刻な課題となっています。特に進学や就職を機に若者や女性が県外に流出する傾向が見られ、これを受けて静岡県は戻りたい・留まりたいと思える環境づくりに取り組んでいます。行政はICT企業やデザイン・コンサルティング等のサービス関連企業を誘致し、若者や女性にとって魅力的な雇用を創出する施策を進めています。
浜松市では、楽器や輸送用機器、光・電子技術などの製造業を中心に地域産業の持続可能な発展を目指しており、地域産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる努力が行われています。このような背景の中、コクーは浜松市に新しい拠点を設立し、地域の課題解決に貢献することを目指しています。
浜松オフィスの役割と目指す方向性
浜松オフィスでは、しずおかフィナンシャルグループのグループ会社である「株式会社ティージェイエス」と連携し、DX人財の育成と雇用を行います。これにより、地元企業のDX化を促進し、柔軟で多様な働き方ができる「魅力ある職場や仕事」を創出することを目指しています。これにより、人材流出の抑制と地域の活性化を図ると共に、製造業の発展にも寄与します。
具体的には、以下のような取り組みが行われます:
- 地元のデジタル未経験者を正社員として雇用し、DX人財に育成する。
- 地域企業のDX化を支援するエコシステムを構築する。
- 雇用機会の創出と地域による給与格差の解消を図る。
- 地方自治体や地元企業のDX化を推進する。
コクーの地方創生に向けた取り組み
コクーは「デジタルの力でダイバーシティ&インクルージョンがあたりまえの社会を創る」というパーパスを掲げており、全ての属性の人々がデジタルスキルを身につけて働く機会を自由に選べる社会を目指しています。特に、女性活躍推進に力を入れ、「EXCEL女子」「VBA女子」「デジマ女子(R)」「RPA女子(R)」「データ女子(R)」「BI女子(R)」「AI女子(R)」「インフラ女子(R)」などのDX人財サービスを通じて、未経験者をDX人財に育成しています。
コクーは長期経営計画「VISION 2030」において、地方拠点を30拠点設立する目標を掲げており、今回の浜松オフィスはその4つ目の拠点となります。このような取り組みを通じて、地方の労働人口減少に伴う人手不足の問題を解決し、地域の活性化を図ります。
浜松オフィス開設に関するコメント
浜松オフィスの開設に際して、静岡県総務部地域振興課フロンティア推進室長の三浦 康星氏は、コクーの取り組みが地域の雇用創出と魅力度向上に貢献すると期待を寄せています。また、浜松市産業部長の北嶋 秀明氏も、地域企業のDX推進や魅力的な仕事の創出が地域産業の高度化につながることを期待しています。
コクーの代表取締役CEO、入江 雄介氏は、浜松オフィスの設立を通じて地域に魅力的な仕事を創出し、若者の転出を防ぐことに貢献する意向を示しています。特に、製造業のDXニーズに注力し、地域活性化のロールモデルを築くことを目指しています。
静岡県と浜松市の魅力
静岡県は、自動車産業を中心とした製造業が盛んであり、全国屈指のものづくり県として知られています。また、東京や名古屋にアクセスしやすい立地に加え、温暖な気候や豊かな自然が魅力です。移住希望地ランキングでも4年連続全国1位を獲得しており、生活の場としても高い評価を受けています。
浜松市は、東京と大阪の中間に位置し、広大な市域に自然豊かな環境と都市部が共存しています。「ものづくりのまち」として発展し、多様な産業が集積していることから、ICT企業が地方拠点を開設するには最適な環境が整っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | コクー株式会社 |
| 設立日 | 2019年2月6日 |
| 浜松オフィス所在地 | 〒430-8654 静岡県浜松市中央区田町322-7 アゴラ浜松1F |
| 長期経営計画 | VISION 2030 |
| 目標拠点数 | 30拠点 |
| 主な事業内容 | 人財×デジタル事業 |
コクー株式会社は、地方創生の重要性を理解し、地域の課題解決に向けた取り組みを着実に進めている。浜松オフィスの開設は、その一環として地域の活性化に寄与することが期待されます。今後もコクーの活動に注目が集まることでしょう。
参考リンク: