IssueHuntがHENNGEらから資金調達を実施し事業拡大を目指す

IssueHunt資金調達

開催日:4月9日

IssueHunt資金調達
IssueHuntってどんな会社なの?
IssueHunt株式会社は、バグバウンティ・プラットフォーム「IssueHunt」やASPMツール「Baseline」を提供し、企業のセキュリティ強化を支援しています。
今回の資金調達の目的は何?
資金調達の目的は、セキュリティリスク管理の強化と事業拡大のための人材採用や技術開発への投資です。

IssueHunt株式会社の資金調達に関するお知らせ

2025年4月9日、IssueHunt株式会社は、バグバウンティ・プラットフォーム「IssueHunt」や、アプリケーションセキュリティポスチャー管理(ASPM)ツール「Baseline」を提供する企業として、重要な資金調達を実施しました。今回の資金調達は、HENNGE株式会社をリード投資家として、サイリーグホールディングス株式会社および既存株主であるKUSABIが引受先となり、第三者割当増資を行ったことを発表しました。

資金調達の背景と目的

近年、企業のIT資産は急速に複雑化しており、多様なアプリケーションやサービスが日常的に利用されています。その一方で、サイバー攻撃の件数は増加傾向にあり、セキュリティリスクの管理はこれまで以上に困難な状況となっています。IssueHunt株式会社は、これまで多くの企業と協力し、脆弱性の早期発見及び修正対応を支援してきました。

今後のサイバー攻撃の増加が予測される中、企業は単なるセキュリティレベルの向上に留まらず、攻撃者に狙われる前に脆弱性を発見し、リスクを最小化する必要があります。この資金調達を契機に、人材採用や技術・組織開発への投資を積極的に行い、事業をさらに拡大していく方針です。

投資家の背景と役割

本ラウンドのリード投資家であるHENNGE株式会社は、ARR100億円を突破した企業向けクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」をはじめとした多くのセキュリティ製品の開発と販売に実績があります。HENNGEは、資金提供に加え、製品開発や販売、事業運営など多岐にわたるサポートを通じて、IssueHunt株式会社の事業成長を支援します。

また、サイリーグホールディングス株式会社は、2023年12月に設立された株式会社チェンジホールディングスのサイバーセキュリティ事業を推進する中間持株会社です。サイリーグHDは、M&Aや業務提携、自社サービスの開発を通じて、企業や組織のサイバーセキュリティを支援するサービスを提供しています。

投資家からのコメント

HENNGE株式会社の取締役副社長である永留義己氏は、IssueHunt株式会社への出資を非常に嬉しく思うと述べています。彼は、IssueHuntが提供する「Baseline」が脆弱性の管理やリスク評価の効率化に貢献し、顧客のセキュリティリスクの可視化や管理に役立つと期待しています。

サイリーグホールディングス株式会社の取締役COOである石川耕氏も、IssueHuntへの出資を光栄に思い、Webアプリケーションやソフトウェア開発におけるセキュリティの重要性を強調しました。彼は、IssueHuntが提供する「Baseline」が企業にとって有効な解決策であると考えています。

IssueHunt株式会社のビジョンと今後の展望

IssueHunt株式会社の代表取締役である横溝一将氏は、同社のミッション「つくろう、市場を。前例を。」とビジョン「つながる世界の、ベースラインになる。」を実現するために、今後もバグバウンティ・プラットフォーム「IssueHunt」やASPM「Baseline」の提供を続けていくと述べています。

AIを活用したサイバー攻撃が増加する現代において、従来型のセキュリティ対策にとどまらない新たなアプローチが求められています。横溝氏は、HENNGE株式会社と共に市場のニーズを捉えた製品の投入を通じて、新たなセキュリティの基準を築いていく考えを示しました。

関連企業の紹介

以下は、IssueHunt株式会社と関わりのある企業の概要です。

企業名 設立年 事業内容 所在地
HENNGE株式会社 1996年 クラウドセキュリティサービスの開発・販売 東京都渋谷区
サイリーグホールディングス株式会社 2023年 サイバーセキュリティ事業の推進 東京都港区
KUSABI 2021年 ベンチャーキャピタルおよびアクセラレーションプログラムの運営 東京都中央区

まとめ

今回の資金調達は、IssueHunt株式会社がサイバーセキュリティの分野で更なる成長を目指すための重要なステップです。HENNGE株式会社やサイリーグホールディングス株式会社との連携を強化し、企業のセキュリティリスクの管理に寄与することが期待されます。今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: