2025年版世界遺産ランキング発表！モンサンミッシェルが1位に輝く

世界遺産ランキング2025年版 TOP50の発表

2025年4月9日、特定非営利活動法人世界遺産アカデミーは「勉強して行きたくなった」世界遺産ランキング2025年版を発表しました。この調査は、昨年に続き「第58回世界遺産検定」の受検者を対象に行われたもので、世界遺産に対する関心や魅力を測る重要な指標となっています。

今回のランキングでは、前年から変わらず人気を誇るモン・サン・ミシェルとその湾が1位に輝きました。さらに、アントニ・ガウディの傑作であるサグラダ・ファミリア贖罪聖堂や、過去最高の来島者数を記録した宮島の厳島神社など、話題の遺産が上位にランクインしました。昨年登録された「佐渡島の金山」は惜しくもTOP10入りは逃したものの、11位に位置しています。

勉強して行きたくなった世界遺産 TOP10

このTOP10の中でも特に注目すべきは、モン・サン・ミシェルの美しい景観です。潮の満ち引きによってその姿が変わる様子は、多くの人々を魅了しています。また、屋久島はその自然遺産としての価値が高く、樹齢1,000年を超える屋久杉の存在が人々を引き寄せています。イエローストーン国立公園は、世界初の国立公園としての歴史的意義や自然美が評価されています。

勉強して衝撃を受けた世界遺産 TOP30

「衝撃を受けた世界遺産」ランキングでは、歴史的な背景や負の遺産が多くランクインしています。ここでは、TOP10を紹介します。

ゴレ島はかつての奴隷貿易の拠点として知られ、その歴史を学ぶことで多くの人が衝撃を受けたと報告されています。アウシュヴィッツ・ビルケナウは、ナチス・ドイツによる残虐行為の象徴として、その歴史的重みが感じられます。また、メテオラの修道院群は、その神々しい景観とともに、築かれた背景に多くの人が驚きを覚えています。

知ることができてよかった世界遺産 TOP30

最後に、「知ることができてよかった」世界遺産ランキングも発表されました。このランキングでは、知識を深めることで新たな発見があった遺産が多く選ばれています。

このランキングでもゴレ島が1位に選ばれ、歴史を知ることでその重要性を理解した人が多かったことが伺えます。ル・コルビュジエの建築作品は、国境を超えた文化的価値を持ち、多くの人がその存在を知ることができたと報告されています。

まとめ

2025年版の世界遺産ランキングは、学びを通じて興味を持つ世界遺産が多く含まれています。特に「勉強して行きたくなった」世界遺産では、モン・サン・ミシェルや屋久島、イエローストーン国立公園が上位にランクインし、自然や文化の魅力を再確認させてくれます。また、衝撃を受けた世界遺産や知ることができてよかった世界遺産も、多くの人々に新たな視点を提供しています。

これらのランキングを通じて、世界遺産への関心が高まり、訪問を促すきっかけとなることが期待されます。世界遺産は単なる観光地ではなく、私たちの歴史や文化、自然を理解するための重要な資源であることを再認識する機会となるでしょう。