LD・ディスレクシアの子どもたち向け音声教材の見逃し配信を4月9日より開始
ベストカレンダー編集部
2025年4月10日 05:53
LD見逃し配信
開催期間:4月9日〜5月11日

「LD・ディスレクシアの子どもたち」見逃し配信の概要
認定NPO法人エッジ(東京都港区、会長:藤堂栄子)は、2025年3月29日に開催された「音声教材BEAM・光文書院テスト音声化サービスの成果と課題」報告会の見逃し配信を公開することを発表しました。この報告会では、LD(学習障害)やディスレクシアの子どもたちがどのように音声教材やテスト音声化サービスを活用しているか、その成果や課題についての情報が提供されました。
ディスレクシアは、文字の読みに困難がある障害であり、文字から情報を得ることが難しい子どもたちも多く存在します。しかし、音声で聞くことで内容を理解できる特性を持つ子どもたちがいることが、この報告会の重要なテーマとなっています。

報告会の背景と目的
近年、障害者差別解消法の施行により、2024年4月1日からは事業者(学校を含む)による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されることとなりました。この法律において「障害者」とは、障害者手帳を持つ人だけでなく、発達障害やLD(学習障害)を持つ人々も含まれます。
このような背景の中、LD・ディスレクシアの子どもたちに向けて提供される教材やサービスの重要性が増してきています。具体的には、以下の2つのサービスが報告会で取り上げられました。
- 音声教材BEAM(エッジ提供:文部科学省委託事業)
- テスト音声化サービス(光文書院提供:小学校国語テスト)
これらのサービスがどのように活用され、どのような成果を上げているのかを共有することが、報告会の目的でした。
報告会の内容と参加者の声
報告会は、LD・ディスレクシアの子どもたちを理解するための情報提供から始まりました。その後、テスト音声化サービスを実際に利用した子どもたちや保護者、教育者の声が紹介されました。具体的な事例を通じて、音声教材BEAMの効果的な活用方法や、実際の成果と課題について深く掘り下げられました。
報告会には、3日間で100名以上の申し込みがあり、満席となりました。参加者からは以下のような感想が寄せられました。
- 「実際に使用した児童や保護者の声を知ることができよかったです。デジタルか紙かという議論ではなく、必要としている児童にとって、デジタルを効果的に使っていくことが大切だとあらためて認識しました。」
- 「具体的なテストの読み上げ機能や学校の先生への働きかけ方について聞けてよかった。また、個別の質問への回答がありがたかったです。」
- 「学校にお願いしても動いてくれないことが多い印象でしたので、どうすればよいか先生にも分かりやすいのが良かったように思う。」
見逃し配信の詳細と申し込み方法
報告会の見逃し配信は、以下の概要で提供されます。
項目 | 詳細 |
---|---|
申込 | こちらから申し込み |
配信期間 | 5月11日(日)までの期間限定 |
チケット | 無料 |
録画日 | 2025年3月29日(土) |
多くの方々に、LD・ディスレクシアの子どもたちへの理解と支援を深めていただくために、見逃し配信の活用が期待されています。
認定NPO法人エッジの活動と今後の展望
認定NPO法人エッジは、ディスレクシアの正しい認識を広め、支援を行うことを目的として2001年に設立されました。特に、2024年3月には「グッドガバナンス認証」を受けるなど、非営利組織としての信頼性を高めています。
同法人は、ディスレクシアの当事者がいきいきと暮らせる社会を目指し、正しい情報の啓発活動、支援者養成、当事者ネットワークづくりなどを軸に活動しています。会長の藤堂栄子は、文部科学省の特別支援教育ネットワーク推進委員会や厚生労働省の社会保障審議会障害者部会委員としても活動しており、法律の整備にも関与しています。
まとめ
本記事では、LD・ディスレクシアの子どもたちに向けた音声教材BEAMやテスト音声化サービスの報告会の見逃し配信について詳しく紹介しました。報告会では、実際の使用者の声を通じて、教材やサービスの成果と課題が共有され、多くの参加者が理解を深める機会となりました。
見逃し配信の詳細は以下の表にまとめましたので、ぜひご確認ください。
項目 | 詳細 |
---|---|
申込 | こちらから申し込み |
配信期間 | 5月11日(日)までの期間限定 |
チケット | 無料 |
録画日 | 2025年3月29日(土) |
LD・ディスレクシアの子どもたちへの理解と支援を深めるために、見逃し配信を通じて多くの方々が関心を持ち、参加されることが期待されます。
参考リンク: