4月10日から販売開始!廃材を活用した手漉きのメッセージカードが登場
ベストカレンダー編集部
2025年4月10日 17:07
手漉きカード販売開始
開催日:4月10日
コラボレーションの背景
有限会社コトブキ印刷(所在地:広島県府中市、代表取締役:宗藤 勝美)が展開するプロジェクト「めぐる、手漉紙。」が、ジョッゴ株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:太田 真之)とコラボレーションし、廃材を活かした「手漉きのメッセージカード」を制作しました。この取り組みは、コトブキ印刷の「社会に喜びの循環を生み出したい」という思いと、ジョッゴの「より良い地球を次世代へつなぐ」という理念が重なり、実現した共創事業です。
「めぐる、手漉紙。」は、廃材を障がいのある方々の手によって手漉き紙に生まれ変わらせるプロジェクトで、今回のメッセージカードは、バングラデシュで制作されたレザーアイテムを守るための緩衝材として使用されていた紙をアップサイクルして作られています。これにより、廃材が新たな価値を持つ製品へと生まれ変わり、環境への配慮がなされています。
「手漉きのメッセージカード」の特徴
「手漉きのメッセージカード」は、コトブキ印刷が手がける「めぐる、手漉紙。」の一環として販売されており、価格は165円(税込)です。このカードは、ジョッゴのオンラインストアでアイテム購入時のオプションとして選択することができますが、単体での購入はできません。
このメッセージカードの特長は、障がいのある方々が一つひとつ手作業で漉いている点です。使用する原材料は、梱包資材とパック紙、水のみで、つなぎや染色薬品は一切使用されていません。これにより、環境に配慮した製法が実現されています。
製作工程の紹介
「手漉きのメッセージカード」は、以下の工程を経て作られます。
- 廃材を選別し、適切な配合を考えます。
- 木枠を使い、手作業で紙を漉きます。
- バキュームを使って水分を抜き、乾燥させます。
これらの工程は、すべて「紙好き交流センター ひかり」という就労継続支援B型事業所の利用者によって行われており、丁寧な手作業が大切にされています。
コラボレーションの意義
このコラボレーションは、ただの製品開発にとどまらず、社会的な意義も持っています。コトブキ印刷は、障がいのある方々の自立支援や工賃格差問題の解決を目指しており、ジョッゴは、貧困や障がいがある人々に対して雇用の提供を行い、誇りを持って働ける環境を整えることを目指しています。
両社の理念が重なり合うことで、環境問題や社会課題に対する意識を高め、より多くの人々にメッセージを届けることができると考えられます。ジョッゴの代表取締役社長、太田真之氏は、「廃材の活用や障がいのある方の雇用・賃金向上に取り組んでいることに共感しました」と述べています。
「めぐる、手漉紙。」のコンセプト
「めぐる、手漉紙。」は、捨てられるはずだった廃材に再び命を吹き込むプロジェクトです。廃材には、それぞれの物語や想いが込められており、手漉きによって新たな命が与えられます。出来上がった紙は、不規則な形状を持つこともありますが、これも個性として大切にされています。
「手漉きのメッセージカード」を通じて、紙を使う人、手漉きをする人、廃材をアップサイクルする人、そして未来の子どもたちが喜ぶ循環を生み出すことが目指されています。
企業情報
有限会社コトブキ印刷は、広島県府中市で印刷業を営み、40年以上の歴史を持っています。地域社会の課題に対してデザインや印刷技術を活かし、持続可能な社会の実現を目指して取り組んでいます。また、「めぐる、手漉紙。」では、様々な産業から生じた廃材をアップサイクルした手漉き紙を提供しています。
一方、ジョッゴ株式会社は、エシカルブランドとして、持続可能な社会の実現を目指し、カスタマイズ可能なレザーアイテムを提供しています。すべての製品は、バングラデシュの職人によって手作りされ、厳格な品質管理が行われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名 | めぐる、手漉紙。 |
| コラボ企業 | ジョッゴ株式会社 |
| 商品名 | 手漉きのメッセージカード |
| 価格 | 165円(税込) |
| 購入方法 | ジョッゴオンラインストアでのオプション選択 |
| 製作工程 | 手作業での漉き込み |
| 企業理念 | 社会に喜びの循環を生み出す |
このように、コラボレーションによって生まれた「手漉きのメッセージカード」は、ただの製品ではなく、環境問題や社会課題への意識を高めるための重要な一歩となることが期待されます。
参考リンク: