2025年4月14日から大阪万博で月の石展示、ゼロハリバートンの伝説のケースも紹介

大阪・関西万博で再注目!人類史初「月の石」を運んだ“伝説のアルミケース” とは

2025年4月14日から開催される大阪・関西万博では、アポロ17号のミッションで地球へ持ち帰られた「月の石」が展示される予定です。この貴重な展示は、多くの人々が宇宙の神秘に触れる機会となります。この特別な機会に、米国発トータルラゲージブランド「ゼロハリバートン」が運んだ「月の石」を運ぶための“伝説のアルミケース”にまつわるエピソードを紹介します。

ゼロハリバートンは、1938年に創業したブランドで、徹底した機能性と時を超えたスタイルが魅力です。特に、アポロ11号による月面着陸において、月面で採取した石や砂を地球へ持ち帰るために特別に設計されたケースは、宇宙と地球を繋ぐ重要な役割を果たしました。

伝説のアルミケースの誕生

1969年、NASAはアポロ11号による人類初の月面着陸ミッションにおいて、月面で採取した石や砂を安全に地球へ持ち帰るための特別なケースを必要としていました。求められたのは、過酷な宇宙環境や極端な温度変化、地球帰還時の激しい衝撃にも耐えうるケースです。その任を託されたのが、ゼロハリバートンのアルミニウム製ケースでした。

驚くべきことに、採用されたケースは当時市販されていたモデルで、内装だけを特別仕様に改良したものでした。具体的には、以下のような特徴を備えています：

• 三重密封構造：アルミシェルが月面と同じ真空状態を保ち、湿気や微細な汚染物の侵入を防ぎます。
• アルミメッシュ製パッド：ロケットの発射時に起こる激しい振動や、宇宙船の着水時にかかる衝撃から積み荷を保護します。

この「月面採取格納器」は、約21.5kgにも及ぶ月の石と砂を安全に地球へと運ぶ偉業を成し遂げました。ゼロハリバートンは、「どんな環境にも対応できる鞄を」という理念のもと、世界で初めてアルミケースを開発したブランドであり、この出来事はその理念が宇宙環境においても通用することを証明しました。

宇宙品質の堅牢性を体感できる展示

現在、ゼロハリバートンの旗艦店「新宿サザンテラス店」では、宇宙品質の堅牢性を体感できる貴重なアーカイブ品が展示されています。この店舗では、1974年に爆破された飛行機内から中身が無傷のまま発見されたアタッシェケースや、ゼブラ柄や木目柄の希少なアタッシェケースなど、歴史を物語るアイテムが一部展示されています。

これらのアーカイブ品は、ゼロハリバートンが誇る堅牢性を実際に体感できる貴重な機会となります。訪れることで、歴史の現場をくぐり抜けた本物に触れながら、その堅牢性を実感することができます。

新アルミラゲージ「ヘリテージライン」

ゼロハリバートンでは、宇宙を旅したアルミケースと同様の素材を採用した新たなアルミラゲージ「ヘリテージライン」を発売中です。このコレクションは、ブランドの原点に立ち返り、創業当時のオリジナル製法・素材に回帰しています。

「ヘリテージライン」は、以下のような特徴を持っています：

• 革新的な軽量化：伝統と革新を融合させ、軽量化に成功しました。
• 優美なフォルム：無駄のないデザインが魅力で、剛性を高めるために1946年に考案されたダブルリブがブランドを象徴するデザインとして今もなお輝きを放っています。

この新しいラインは、全国の直営店、オンラインストア、主要百貨店や専門店にて展開されています。

ゼロハリバートンの概要と店舗情報

「ゼロハリバートン」は、1938年に創業した米国発のトータルラゲージブランドで、NASAの依頼によりアポロ11号用「月面採取標本格納器」を製造し、1969年に月面より月の石を持ち帰ったエピソードで世界的に知られるようになりました。

ブランドの象徴であるアルミニウムケースは、その確かな機能性と優雅なフォルムで世界中の熱狂的な支持者から愛されています。

現在の店舗情報は以下の通りです：

アーカイブ品の展示は予告なく終了する場合がありますので、訪問の際は事前に確認することをお勧めします。

以上の内容を通じて、ゼロハリバートンの歴史や製品に触れることができる機会が増えてきています。特に、アポロ11号のミッションに関連する展示は、宇宙の神秘に触れる貴重な体験となるでしょう。