楽天、4月1日よりパリで新開発組織「Rakuten Tech Center Europe」を始動

楽天、フランス・パリに新開発組織「Rakuten Tech Center Europe」を設立

楽天グループ株式会社（以下「楽天」）は、2025年4月1日（火）からフランス・パリに新たな開発組織「Rakuten Tech Center Europe（楽天テックセンター・ヨーロッパ）」を設立し、本格的に稼働を開始しました。この新組織は、欧州市場におけるイノベーションと協業を推進し、楽天が技術的なリーダーとしての地位を確立することを目的としています。

「Rakuten Tech Center Europe」は、AI、データセンター運営、クラウドコンピューティング、プラットフォーム開発、ITサポートなどの専門家で構成されており、50人以上の従業員が所属しています。これにより、多様で高度なスキルを持つチームが結集し、欧州地域での技術力向上と強化を目指しています。

新組織の目的と機能

本組織は、楽天の地域および世界規模でのイノベーションの取り組みに貢献することを目指しています。特に、フランスにおけるECサイトの運営を行っているRakuten France S.A.S.とオフィススペースを共有することで、開発した革新的なソリューションを楽天の欧州事業に円滑に導入することが可能となります。

楽天は、2012年にフランス・パリに技術部門を立ち上げて以来、13年が経過しました。この新組織の設立は、欧州市場におけるイノベーションの促進とエンパワーメントに対する楽天の揺るぎない決意を示す重要な節目となります。

組織のリーダーシップチーム

「Rakuten Tech Center Europe」のリーダーシップチームは、以下のメンバーで構成されています。

• 久田 直次郎（楽天グループ執行役員）
• ゾラン・ステイチ（Rakuten Tech Center Europe社長／欧州地域AI＆データ責任者）
• ファーガル・ダウニー（楽天グループフェロー）
• キーラン・リンチ（欧州地域法務・コンプライアンス責任者）

ゾラン・ステイチ社長は、欧州中心部に技術開発拠点を開設することで、技術変革を加速し、幅広い専門知識を持つ技術者同士の地域における連携を促進・強化することを期待しています。これにより、特有の課題と機会に対応する革新的なソリューションを開発し、技術提供を行うことが可能となります。

今後の展望と活動

楽天は、今後もテクノロジーを活用したサービスにおいて、さらなる利便性向上を目指して本組織での活動を加速していく方針です。新たな技術の導入や開発を通じて、ユーザーにとっての価値を高めることが期待されています。

「Rakuten Tech Center Europe」の設立は、楽天が持つ技術力をさらに強化すると同時に、欧州市場における競争力を高める重要な一歩となります。これにより、楽天はグローバルな視点でのイノベーションを推進し、地域における経済の発展にも寄与することが期待されています。

「Rakuten Tech Center Europe」の概要

以下に「Rakuten Tech Center Europe」の基本情報をまとめます。

以上の情報からも、楽天が「Rakuten Tech Center Europe」を通じて、技術革新を加速し、欧州市場でのリーダーシップを強化する意図が明確に示されています。今後の活動に注目が集まります。