『黄夫人の手』が5月8日に新装復刊!文アルコラボ帯付きで登場
ベストカレンダー編集部
2025年4月18日 18:46
『黄夫人の手』復刊
開催日:5月8日
大泉黒石の傑作集『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』の新装復刊
近代日本の文豪たちをキャラクター化した人気ゲーム「文豪とアルケミスト」に新たに登場することとなった大泉黒石の作品『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』(河出文庫)の新装復刊が決定しました。この復刊は、ゲームプレイヤーからの強いリクエストを受けて実現したもので、2025年5月8日の発売を予定しています。
大泉黒石は1893年に長崎県で生まれ、ロシア人の父と日本人の母を持つ国際的な作家です。彼は自らを「国際的の居候」と称し、多彩な活動を展開しましたが、次第に文壇から疎外されることとなりました。代表作には『老子』や『人間廃業』、さらには『ロシア文学史』などがあり、彼の作品は多くの読者に支持されてきました。
『黄夫人の手』の内容と特徴
『黄夫人の手』は、大泉黒石の「怪奇」ジャンルにおける主要作品を集めた傑作集です。この作品集には、死んだ女の手が引き起こす怪事件を描いた表題作を含む、黒石の怪奇小説の傑作・主要作が8篇収められています。読者は、「エンタメ黒石」と称される彼の切れ味鋭い作品を楽しむことができるでしょう。
この作品集は、2013年に初めて刊行され、多くの読者から好評を博しましたが、10年以上が経過し、2024年には電子書籍のみの刊行となっていました。今回の新装復刊は、ゲーム「文豪とアルケミスト」での新キャラクターとしての登場が決まったことにより、再び注目を集めることとなりました。
新装復刊の特典
新装復刊版の特典として、初版はすべて「文豪とアルケミスト」コラボ帯付きとなります。これにより、ファンやプレイヤーは特別な装丁の本を手に入れることができるため、コレクターズアイテムとしても価値が高いでしょう。
発売日は2025年5月8日で、定価は990円(本体900円)です。ページ数は280ページで、ISBNは978-4-309-42183-4となっています。また、装画は春日井さゆりが手がけ、カバーデザインは山田和寛(nipponia)が担当しています。
大泉黒石の生涯と影響
大泉黒石は、その生涯を通じて独自の文学スタイルを確立し、多くの作品を残しました。彼は、ロシアの文化や思想に影響を受けつつ、日本の文壇においても独自の立ち位置を築きました。彼の作品は、怪奇小説だけでなく、エッセイや評論など多岐にわたります。
彼の作品には、社会や人間の本質に対する鋭い洞察があり、読者に深い考察を促すものが多いとされています。また、彼の独特な視点やユニークな表現は、後の作家たちにも影響を与えました。
大泉黒石の主な著書
- 老子
- 人間廃業
- ロシア文学史
- 黄夫人の手 黒石怪奇物語集
これらの作品は、彼の文学的な幅広さを示しており、特に怪奇小説における彼の才能は、多くのファンを魅了してきました。
『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』の詳細情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイトル | 黄夫人の手 黒石怪奇物語集 |
| 著者 | 大泉黒石 |
| 発売日 | 2025年5月8日 |
| 定価 | 990円(本体900円) |
| ページ数 | 280ページ |
| ISBN | 978-4-309-42183-4 |
| 装画 | 春日井さゆり「衣服」 |
| カバーデザイン | 山田和寛(nipponia) |
新装復刊版の『黄夫人の手 黒石怪奇物語集』は、文豪とアルケミストとのコラボレーションによって新たな注目を集めています。大泉黒石の独特な世界観を体験する絶好の機会となるでしょう。詳細については、河出書房新社の公式サイトでも確認できます。
このように、復刊される『黄夫人の手』は、文豪とアルケミストのファンにとっても、文学を愛する全ての人々にとっても魅力的な一冊となることが期待されます。
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