クリーンオーシャンアンサンブルが海洋ごみ処理証明書発行を開始、環境保護を強化
ベストカレンダー編集部
2025年4月20日 09:46
海洋ごみ証明書発行
開催期間:1月1日〜12月31日

NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルの取り組み
海洋ごみ問題の解決に向けて活動するNPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(所在地:香川県小豆郡小豆島町、代表理事:江川裕基)は、海洋ごみの処理や再資源化を担うパートナーに対して「海洋ごみ処理・再資源化証明書」の発行を依頼する新たな取り組みを開始しました。この証明書は、回収された海洋ごみが適切に処理・再資源化されたことを証明するものであり、海洋汚染削減に向けた重要なステップとなります。
海洋ごみ問題は、近年ますます深刻化しており、特にプラスチックごみの増加は環境への影響が大きいとされています。クリーンオーシャンアンサンブルは、この問題に対して具体的な行動を起こすことで、持続可能な社会の実現を目指しています。

海洋ごみ処理・再資源化証明書の詳細
今回発行された「海洋ごみ処理・再資源化証明書」には、以下の情報が明記されています:
- 発行企業:buoy株式会社
- 処理・再資源化重量:55.4kg
- 処理・再資源化方法:熱プレス(特許取得済み)
- 処理・再資源化住所:〒221-0057 神奈川県横浜市神奈川区青木町6-19 横浜マークレジデンス1B
- 処理期間:2024年1月1日 ~ 2024年12月31日
- 証明書発行日:2025年3月5日
この証明書は、クリーンオーシャンアンサンブルが回収した海洋ごみがどのように再資源化されたのかを具体的に示すものであり、海洋ごみの処理・再資源化の透明性を高める重要な役割を果たします。

証明書発行の背景と意義
海洋ごみをクレジット化する際には、回収後の処理や再資源化を証明することが重要な要素となります。これまでは、海洋ごみの回収活動が行われても、最終的に回収物がどのように処分・再利用されたのかを証明することが難しい状況でした。このため、実際に海洋汚染削減にどの程度貢献しているのかを示すことも困難でした。
今回の取り組みでは、海洋ごみの処理・再資源化を担うパートナー事業者が「処理・再資源化証明書」を発行することで、回収された海洋ごみが適切に処理・再資源化されている事実を確認できるようになります。これにより、海洋汚染削減に関する信頼性と透明性が高まることが期待されます。
連携企業との協力
クリーンオーシャンアンサンブルは、Carbontribe Labs OÜとの連携を開始しました。Carbontribeは、デジタル技術を用いて環境貢献価値のアセット化を行うスタートアップ企業であり、ブロックチェーンを用いたグローバルな環境クレジットの方法論開発を行っています。特に海洋ごみ削減に特化したデジタルメソドロジー(Clean Water Methodology)を開発し、クリーンアップ活動の成果を透明性高く記録・検証する仕組みづくりを進めています。
この連携により、海洋ごみの処理・再資源化に関するデータの信頼性をさらに高めることが可能となり、海洋環境保護の取り組みをより効果的に進めることが期待されます。
ご支援のお願い
クリーンオーシャンアンサンブルの活動は、多くの方々のご支援・ご参加によって支えられています。海洋ごみゼロを目指す本取り組みに共感いただけましたら、以下の形でのご協力をご検討ください。
- 寄付による支援:団体公式サイトの寄付ページより継続的なご支援を歓迎いたします。いただいた寄付は、海洋ごみMAPのアップデート、回収装置の開発・設置、清掃活動の運営費などに充当されます。寄付ページはこちら。
- プロボノ・ボランティア参加:団体の拡大・運営や、定期的に実施されるビーチクリーン、回収装置の設置・点検、モニタリング調査に参加できます。SNSや公式サイトで告知しておりますので、多様なバックグラウンドの方のご参加をお待ちしております。
- SNSでの情報拡散:Twitter(X)・Facebook・InstagramなどでClean Ocean Ensembleをフォローし、活動情報をシェアしてください。海洋ごみ問題への関心を高めることは大きなサポートとなります。
団体概要
特定非営利活動法人クリーンオーシャンアンサンブル(NGO Clean Ocean Ensemble)は、2020年12月10日に設立され、以下の活動を行っています:
- 海洋ごみ回収装置の開発・運用
- 海洋ごみデータの記録・可視化
- 環境教育事業
団体の所在地は、〒761-4425 香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地です。代表理事は江川裕基氏で、団体の活動内容や詳細については公式ウェブサイト(https://cleanoceanensemble.com)をご覧ください。
まとめ
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブルは、海洋ごみの処理や再資源化を担うパートナーに対して「海洋ごみ処理・再資源化証明書」の発行を依頼する取り組みを開始し、海洋環境保護に向けた新たな一歩を踏み出しました。この取り組みにより、海洋ごみの処理・再資源化の透明性が高まり、信頼性のあるデータを基にした活動が進められます。
以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
発行企業 | buoy株式会社 |
処理・再資源化重量 | 55.4kg |
処理・再資源化方法 | 熱プレス(特許取得済み) |
処理・再資源化住所 | 〒221-0057 神奈川県横浜市神奈川区青木町6-19 横浜マークレジデンス1B |
処理期間 | 2024年1月1日 ~ 2024年12月31日 |
証明書発行日 | 2025年3月5日 |
団体設立 | 2020年12月10日 |
所在地 | 〒761-4425 香川県小豆郡小豆島町坂手甲985番地 |
このように、クリーンオーシャンアンサンブルの取り組みは、海洋ごみ問題の解決に向けた重要な活動であり、今後も多くの方々の関心と支援が期待されます。