岡山大学院生が2025年OKAYAMA STARTUP AWARDでグランプリを受賞！

岡山大学大学院生が「OKAYAMA STARTUP AWARD 2025」でグランプリ受賞

2025年4月21日、国立大学法人岡山大学からの発表によると、同大学の大学院ヘルスシステム統合科学研究科に在籍する堀内涼太郎さんが、2025年3月29日に岡山市で開催された「OKAYAMA STARTUP AWARD 2025 第4回ももスタビジネスプランコンテスト」において、学生部門のグランプリを受賞しました。この受賞は、岡山大学の起業家精神を育む取り組みの一環として注目されています。

「OKAYAMA STARTUP AWARD」の目的と審査基準

「OKAYAMA STARTUP AWARD」は、地域に根ざした起業家精神を育成し、岡山から新たなビジネスの芽を育てることを目的としたビジネスプランコンテストです。毎年開催され、将来の社会課題解決や地域経済の活性化につながる革新的なアイデアを持つ起業家や学生が対象です。

審査は以下の5つの基準に基づいて行われます：

• 新規性：提案されたビジネスプランの独自性や新しさ
• 社会性：社会に与える影響や貢献度
• 採算性：ビジネスモデルとしての収益性
• 将来性：長期的な成長可能性
• パフォーマンス性：実行可能性や実績

これらの基準に基づき、各部門で優れたプランが表彰されます。

堀内さんのビジネスプラン「Aqzoo（アクズー）」

堀内さんが開発した「Aqzoo（アクズー）」は、水族館に行くことが難しい人々に向けて、オンラインで水族館のライブ映像や解説を楽しむことができるプラットフォームです。このサービスは特に高齢者施設や福祉施設などでの利用を想定しており、誰もが気軽に水族館の魅力に触れられる環境を提供します。

さらに、Aqzooは収益の一部を水族館の支援に活用するなど、社会貢献性の高い取り組みとしても注目されています。堀内さんは受賞の際に、「今回のピッチでは、あえて自分たちの世界観や『なぜこの事業をやるのか』という思いを、いつも以上に全面に出しました」と述べ、自身のビジョンを妥協せずに伝えたことが受賞につながったと振り返りました。

他の登壇者と岡山大学の支援体制

今回のコンテストには、岡山大学からも他の参加者が登壇しました。学術研究院医歯薬学域の平山隆浩助教や工学部化学・生命系学科の佐々木健人さんも参加し、惜しくも受賞には至りませんでしたが、会場の観覧者と熱心にビジネスについて意見を交わすなど、有意義な機会となったようです。

岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を中心に、技術シーズやビジネスプランの事業化に向けたアドバイスや経営相談先の紹介など、起業を志す教職員・学生への多角的な支援を行っています。これにより、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たしています。

参考情報とお問い合わせ先

受賞した堀内さんのビジネスプランや岡山大学の取り組みに関する詳細は、以下のリンクから確認できます。

• OKAYAMA STARTUP AWARD 2025 第4回ももスタビジネスプランコンテスト
• ももたろうスタートアップカフェ
• Aqzoo（アクズー）
• 岡山大学研究・イノベーション共創機構
• 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
• 岡山大学「岡大ベンチャーサポートテラスV-Story」起業相談窓口
• 岡山大学起業部

また、岡山大学へのお問い合わせは、以下の情報を参考にしてください。

岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

TEL：086-251-8918

E-mail：start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp（※@を◎に置き換えてください）

まとめ

今回の「OKAYAMA STARTUP AWARD 2025」での堀内涼太郎さんの受賞は、岡山大学の取り組みの一環として、地域の起業家精神の育成や社会貢献につながる新たなビジネスの芽を育てる重要なイベントでした。堀内さんのビジネスプラン「Aqzoo」は、社会的なニーズに応え、高齢者や福祉施設の利用者に水族館の魅力を提供することを目指しています。今後の展開に期待が寄せられます。

以上の情報からも、岡山大学が地域に根ざした起業家精神の育成を目指していることが伺えます。今後もこのような取り組みが続くことが期待されます。