InsureMO、日本語版の変額保険APIを4月22日から提供開始、保険業界の革新へ
ベストカレンダー編集部
2025年4月22日 13:10
変額保険API提供開始
開催日:4月22日
国内保険会社向けに「変額保険」に特化したマイクロサービスとAPIの日本語バージョンを本格提供開始
2025年4月22日、保険業界向けのデジタルプラットフォームを展開するInsureMOは、国内の生命保険会社向けに「変額保険商品対応マイクロサービスおよびAPI」の日本語版の提供を開始しました。この新サービスの導入により、保険会社の新商品開発スピードが大幅に改善され、従来のシステムに比べて新サービス展開に掛かる負荷が約1/10程度に削減されます。
本機能では、ノーコードで設定できる変額商品の設定機能と専用APIが組み合わさっており、これにより保険会社は新たな保険商品のコアシステムを最新のテクノロジーで迅速に立ち上げることが可能となります。
背景と市場のニーズ
国内生命保険市場において、変額保険は資産形成型商品の拡大や投資ニーズの高まりを背景に、その重要性が増しています。しかし、従来の基幹システムでは、特別勘定の設定やファンド管理、手数料ルールなど複雑なロジックが必要であり、変額保険商品の追加や改修には長期間の開発と高コストが避けられない状況が続いていました。
このような状況の中、InsureMOは複数の国内保険会社からの要望を受け、変額保険に特化した機能を実現しました。これにより、保険会社は顧客のニーズに迅速に応えることができるようになります。
変額保険の重要性
変額保険は、資産形成を目的とした商品であり、保険契約者が選択したファンドの運用成果によって保険金額が変動します。これにより、契約者は市場の動向に応じてリターンを得ることができるため、特に資産運用を重視する顧客にとって魅力的な選択肢となります。
現在、変額保険は多くの顧客に支持されており、保険会社にとっては新たな収益源となる可能性を秘めています。したがって、変額保険の商品開発や改修のスピードを上げることは、保険会社の競争力を高めるために非常に重要です。
ユースケースと今後の展開
すでに日本国内の大手生命保険会社では、InsureMOの変額商品対応機能を活用した商品開発・管理プラットフォームの構築が進められています。このプラットフォームを利用することで、保険会社は新商品の迅速な開発と市場投入が可能となります。
今後は、変額保険だけでなく、外貨建て商品や投資性保険、さらには個人型DC(確定拠出年金)や年金商品など、資産形成や運用に関連する幅広い商品ラインアップへの適用が予定されています。これにより、保険会社は多様なニーズに応えることができるようになります。
InsureMOの代表取締役のコメント
InsureMOの代表取締役、河上 勝氏は「今回の変額商品対応は、保険会社様の“商品開発・改修スピード”という長年の課題に対するひとつの答えです。クラウドネイティブ × マイクロサービスの力で、これまでの常識では考えられなかったスピードと柔軟性を提供し、日本の保険業界のイノベーションを加速させていきます」と述べています。
InsureMOについて
InsureMOは、シンガポール発の保険業界向けテクノロジープロバイダーであり、2000年に創業されました。「保険を簡単に」をミッションに掲げ、グローバルにサービスを展開しています。モダンテクノロジーを駆使し、システムの柔軟性にボトルネックを抱える保険業界の課題解決に取り組んでいます。
現在、アメリカや欧州、アジアを含む約40の国・市場で500社を超える顧客基盤を構築しており、国内金融機関では20社以上に採用されています。ディープテクノロジーイノベーションを通じて、保険業界の課題解決に貢献しています。
会社概要
- 社名
- InsureMO株式会社
- 所在地
- 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山14階
- 代表者
- 代表取締役 河上 勝
まとめ
InsureMOが提供する「変額保険商品対応マイクロサービスおよびAPI」の日本語版は、保険会社の新商品開発における課題を解決するための重要なツールです。この新サービスにより、保険会社は市場のニーズに迅速に対応し、競争力を高めることが期待されます。
以下に、今回のプレスリリースで紹介された内容をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 変額保険商品対応マイクロサービスおよびAPI |
| 提供開始日 | 2025年4月22日 |
| 開発時間削減 | 1/10程度 |
| 対象市場 | 国内生命保険会社 |
| 今後の展開 | 外貨建て商品、投資性保険、個人型DC・年金商品など |
このように、InsureMOは保険業界のデジタル化を進め、より効率的な商品開発を実現するための重要な役割を果たしています。