4月26日から販売開始!brew galleryのアートデザイン缶が地域貢献に挑戦
ベストカレンダー編集部
2025年4月23日 17:11
アートデザイン缶販売
開催日:4月26日
北海道白老町の「brew gallery」が1周年を迎え、アートとクラフトビールの新たな試みを発表
2025年4月23日、北海道白老町に位置するコンテンポラリーアートギャラリー「brew gallery(ブリューギャラリー)」は、開業から1周年を迎えました。このギャラリーは、現代美術を中心とした展示や作家支援、地域との接点づくりを目的として運営されています。
この度、brew galleryでは、併設するクラフトビール醸造所「The Old Grey Brewery」の缶ビール商品3種のラベルデザインに、これまで個展を行った3名の作家の作品が採用されることが発表されました。採用された作家は、田中彰、相川みつぐ、大西洋の3名で、彼らの作品がビールのラベルを彩ります。
アートデザイン缶の販売とその意義
今回の取り組みでは、1商品につきレギュラーデザイン缶とアートデザイン缶の2種類が販売されます。アートデザイン缶は通常の缶よりも30円高く設定され、その差額分は地域の社会活動に還元される仕組みです。この新たな試みは、アートが商品価値を高め、その価値が地域の文化芸術や環境活動へとつながることを目指しています。
具体的には、アートデザイン缶の販売価格は以下の通りです。
| 商品名 | レギュラーデザイン缶(税込) | アートデザイン缶(税込) |
|---|---|---|
| シロユリ(ヴァイツェン) | 600円 | 630円 |
| オロオロ・ブラック(シュバルツ) | 600円 | 630円 |
| ホロホロ・サンセット(ウィーンラガー) | 600円 | 630円 |
アートとビールの融合:作家プロフィール
今回のアートデザイン缶には、以下の3名のアーティストの作品が採用されています。
- 田中 彰(たなか しょう)
1988年岐阜県生まれ。2015年に武蔵野美術大学大学院版画コースを修了。自然と人の関係をテーマに木版画を制作し、2024年にはbrew galleryで個展「標高と水深」を開催予定。 - 相川 みつぐ(あいかわ みつぐ)
1976年千葉県生まれ、札幌市在住。北海道造形デザイン専門学校を卒業し、人と自然の関係を寓話的に描くスタイルで活動。2024年にはbrew galleryで個展「VARIOUS」を開催予定。 - 大西 洋(おおにし よう)
東京都出身で、東京藝術大学デザイン学科を卒業。現在は北海道教育大学岩見沢校の准教授として活動し、イラストレーターとしても活躍中。2024年にはbrew galleryのグループ展に参加予定。
「The Old Grey Brewery」のビジョンと白老町の魅力
「The Old Grey Brewery」は、「新しい風景を生み出すブリュワリー」をビジョンに掲げ、単なるビール醸造所ではなく、文化やコミュニティ、アートが交差する場を創出しています。地域の自然や歴史、住民やアーティストの創造性を融合させ、豊かなビールを提供することを目指しています。
白老町は、北海道の南西部に位置し、新千歳空港から車で40分ほどの距離にあります。人口は約1万5千人で、2020年にはウポポイ(民族共生象徴空間)が開設され、注目を集めています。この地域は、海、山、河川、湖、そして多くの温泉が点在し、水資源が豊富です。また、縄文時代からの遺跡やアイヌ文化、江戸時代の歴史的な施設など、多様な文化が根付いています。
まとめ
brew galleryの1周年を記念して、アートデザイン缶の販売が開始されることは、アートとクラフトビールの新しい関係を築く重要な試みです。各作家の作品がビールのラベルに採用されることで、地域の文化や社会活動に貢献することを目指しています。以下は、今回の取り組みの要点をまとめた表です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| アートデザイン缶販売開始日 | 2025年4月26日(土) |
| 販売場所 | The Old Grey Brewery 直営店、白老町内の飲食店・小売店、オンラインストア |
| 参加アーティスト | 田中彰、相川みつぐ、大西洋 |
| 缶の販売価格 | レギュラーデザイン缶600円、アートデザイン缶630円 |
このような取り組みは、地域の未来に向けた活動を支えるために重要な役割を果たすと考えられます。アートとビールを通じて、白老町の文化的な価値を高めることが期待されています。
参考リンク: