フォースタートアップスと三井住友銀行がM&Aでスタートアップ支援を強化

スタートアップ連携開始

開催日:4月23日

スタートアップ連携開始
フォースタートアップスと三井住友銀行の連携って何が目的なの?
スタートアップの出口戦略を多様化し、M&Aを通じて成長を促進することを目的としています。
この連携で具体的にどんなことが行われるの?
合同セミナーやピッチイベントの開催、M&Aの実務課題解決、情報発信を通じて市場を活性化します。

フォースタートアップスと三井住友銀行の連携開始

2025年4月23日、フォースタートアップス株式会社(以下「フォースタートアップス」)と株式会社三井住友銀行(以下「三井住友銀行」)は、スタートアップの出口戦略の多様化に向けた連携を開始しました。この連携は、スタートアップのエコシステムを活性化させることを目的としており、特にM&A(合併・買収)を通じた出口手段の多様化に焦点を当てています。

フォースタートアップスは、東京都港区に本社を置き、成長産業支援事業を推進しています。一方、三井住友銀行は東京都千代田区に本社を構え、金融業務を広範囲に展開しています。この二社の連携により、スタートアップの成長を促進し、日本経済全体の活性化を図ることが期待されています。

連携の背景と目的

近年、スタートアップのエコシステム成長においては、企業の「バリューアップ」が中心的なテーマとされてきました。しかし、政府が提唱する「スタートアップ育成5か年計画」においては、「出口戦略の多様化」が重要な要素として位置付けられています。このような背景の中、フォースタートアップスと三井住友銀行は、M&Aを活用した出口戦略の多様化に取り組むことを決定しました。

本連携の目的は、スタートアップを対象とするM&Aマーケットの活性化を図り、より多くの起業家やベンチャーキャピタルの市場参入を促進することです。これにより、シリアルアントレプレナーの創出や、大企業傘下での成長環境を経由した大型IPO(スイングバイIPO)の確度向上など、日本経済全体の活力向上に寄与することを目指しています。

本連携の具体的な取り組み

フォースタートアップスと三井住友銀行の連携では、以下のような具体的な取り組みが行われます。

  • スタートアップM&A・協業についての情報が集まる場づくり
    合同セミナーやピッチイベント、事例紹介セッションを通じて、両者が成功体験や課題をオープンに話し合える場を整備し、実践的な連携機会を創出します。
  • スタートアップM&Aにおける実務上のボトルネック解消に向けた検討
    M&Aによる成長を実現するための障壁となる実務課題の解決に向けて、バリュエーションやデューデリジェンス、経営統合プロセスの可視化を行い、AIやデジタルツールを活用した効率化を図ります。
  • スタートアップM&Aの拡大に向けた情報発信
    国内外の事例研究や市場動向の調査を継続的に行い、スタートアップがM&Aを選択する際の成功要因や留意点を洗い出し、得られた知見を発信します。

これらの取り組みにより、M&Aを一つの選択肢として検討する企業が増加し、エコシステム全体の活性化が期待されます。

両社の概要

以下に、フォースタートアップスと三井住友銀行の概要を示します。

企業名 フォースタートアップス株式会社 株式会社三井住友銀行
代表者 志水雄一郎 福留朗裕
設立 2016年9月1日 1996年6月
事業内容 成長産業支援事業 預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務など
所在地 東京都港区麻布台1-3-1 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
公式サイト forstartups.com smbc.co.jp

フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ」というミッションを掲げ、国内有力VCとの連携による起業支援や、スタートアップ企業の組織構築を含めた人材支援を行っています。また、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」を通じて、スタートアップエコシステムの構築にも取り組んでいます。

まとめ

フォースタートアップスと三井住友銀行の連携は、スタートアップの出口戦略の多様化を図る重要な取り組みです。M&Aを通じてスタートアップの成長を促進し、エコシステム全体の活性化を目指すこの連携は、日本経済の活性化にも寄与することが期待されています。

本記事では、フォースタートアップスと三井住友銀行の連携の背景や目的、具体的な取り組み、両社の概要について詳しく説明しました。これにより、スタートアップのM&A市場が活性化され、企業の成長に寄与することが期待されます。

参考リンク: