クラダシの「THE GREEN TABLE」プロジェクトが5月22日から新スイーツを予約販売開始

「THE GREEN TABLE」プロジェクトの始動

株式会社クラダシは、2025年4月24日、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する企業として、未利用素材を活用した新たな商品開発を目的とした「THE GREEN TABLE」プロジェクトを発表しました。このプロジェクトでは、規格外の野菜や食品加工過程で発生する端材や残渣を利用し、食の専門家と連携して新たな価値を持つ商品を創出していきます。

クラダシのミッションは「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンは「日本で最もフードロスを削減する会社」と掲げ、持続可能な社会課題の解決に取り組んでいます。日本国内の食品ロス発生量は、環境省の推計によると約472万トンに達しており、一方で農林水産省の調査では食品由来の廃棄物は年間約2,232万トンに上ります。この中には、加工過程で生じる食品残渣などが含まれ、年間約1,760万トンの「かくれフードロス」が存在しています。

フードロスの現状と「かくれフードロス」

フードロスは、食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことを指し、その中にはさまざまな理由で捨てられてしまうものがあります。クラダシは、これまで顕在化したフードロスの削減に貢献してきましたが、今回の「THE GREEN TABLE」プロジェクトでは、より多くのフードロスを削減するために、未利用素材を活用した商品の開発を進めます。

具体的には、以下のような未利用素材が「かくれフードロス」として挙げられます。

• 規格外の野菜
• 食品加工過程で発生する端材や残渣
• 日本酒の絞り粕
• ワインの澱（おり）

「THE GREEN TABLE」プロジェクトの具体的な取り組み

「THE GREEN TABLE」プロジェクトでは、未利用素材を「新素材」として位置づけ、それを活用したさまざまな食のブランドを開発していきます。このプロジェクトは、農林水産省の補助事業である「令和6年度食品ロス削減緊急対策事業」の一環として実施される予定です。

プロジェクトの第一弾として、特に注目されるのが「GREEN DOLCE」というブランドです。このブランドは、世界大会で受賞歴のあるパティシエの手によって、かくれフードロス素材を利用したスイーツを展開します。

「GREEN DOLCE」の第一回のテーマは「お酒に関連する未利用素材」であり、5月22日（木）から数量限定で予約販売が開始されます。

「GREEN DOLCE」で使用される未利用素材

「GREEN DOLCE」では、以下の未利用素材が使用されます。

これらの素材は、栄養価が高く、特に酒粕は「ジャパニーズスーパーフード」とも呼ばれています。しかし、販売可能な量には限りがあり、残りは未利用となることが多いです。

協力パティシエの紹介

「GREEN DOLCE」のスイーツは、以下の2名のパティシエと共同開発されています。

• 田中 俊大（たなか としひろ）シェフ
  • 都内パティスリーで修行後、著名なデザートバーやフランス料理店でシェフパティシエを経験し、2022年には日本茶をテーマにした専門店「VERT」をオープン。
  • VERTのInstagram
• 松田 みどり（まつだ みどり）シェフ
  • 都内のパティスリーでの経験を経て、2024年に自身の菓子ブランド「amazoonia」を開業予定。自然や生き物をテーマにしたお菓子を作り、多数のコンクールで受賞歴あり。
  • amazooniaのInstagram

クラダシの社会貢献活動

クラダシは「Kuradashi」というソーシャルグッドマーケットを運営し、フードロス削減を目指しています。まだ食べられる食品をお得に販売することで、消費者にとっての楽しさと社会貢献を両立させています。また、売上の一部は環境保護や災害支援などの団体に寄付され、SDGsの目標達成に寄与しています。

クラダシの具体的な取り組みやサービスについては、以下のリンクから確認できます。

• Kuradashi公式サイト
• クラダシ企業サイト
• クラダシ基金
• 冷凍宅配弁当「Dr.つるかめキッチン」

まとめ

「THE GREEN TABLE」プロジェクトは、フードロス削減に向けた新たな取り組みとして、未利用素材を活用したスイーツブランド「GREEN DOLCE」を展開します。これにより、かくれフードロスの問題に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。

以下は本記事で紹介した内容をまとめた表です。

これらの取り組みを通じて、クラダシはフードロス削減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しています。