アザラシ「たつみ」4月5日に自然界へ—感動の旅立ちを多くの人が見守る
ベストカレンダー編集部
2025年4月24日 16:46
たつみの海への旅立ち
開催日:4月5日
赤ちゃんアザラシ「たつみ」の旅立ちを祝福する感動の瞬間
辰巳出版が支援したアザラシ「たつみ」が、治療期間を終え故郷の海へと旅立ちました。このリリースの様子はライブ配信され、多くの日本人がその瞬間を見守りました。2025年4月24日、辰巳出版は「アザラシ幼稚園」特集が話題のムック本『アザラシまるごとBOOK』の収益を利用して、アザラシの保護活動に貢献しています。
「たつみ」は、アザラシ幼稚園での手厚いケアを受け、無事に自然界に戻ることができました。この活動が多くの人々に感動を与え、涙を流す人々が続出したことは、アザラシへの愛情と保護活動の重要性を示しています。
『アザラシまるごとBOOK』の成功とその影響
『アザラシまるごとBOOK』は、アザラシ幼稚園の赤ちゃんアザラシを特集したムック本であり、1冊でアザラシの魅力を楽しむことができます。この本は予約時にネット書店で完売し、Amazonと楽天ブックスでは総合1位を獲得しました。また、TBSの「ひるおび」では「異例のヒット本」として紹介され、多くのメディアでも取り上げられました。
本書の収益は、アザラシの保護活動に直接寄付されており、その結果として約130万円がアザラシ保護施設に寄付されました。この寄付金は、アザラシの治療費やエサ代、施設整備等に活用されます。
アザラシ保護活動の背景
日本とオランダのアザラシ保護活動についても触れておきます。オランダにある「ピーテルブーレンアザラシセンター」では、病気や負傷したアザラシを保護し、治療とリハビリを行った後、自然にリリースする活動を行っています。この4月には新しい施設に移転し、環境保全の啓蒙活動にも力を入れています。
また、日本には「オホーツクとっかりセンター」があり、こちらも北海道紋別に位置する唯一のアザラシ保護施設です。このセンターでは、衰弱した野生アザラシの保護・治療・リリース活動を行い、観光客にアザラシについて学ぶ場を提供しています。
アザラシ「たつみ」の成長とリリースの様子
「たつみ」は、2024年1月10日に生後7~10日で保護され、約3ヶ月にわたる治療とリハビリを経て、2025年4月5日に海に帰っていきました。保護当時の体重は10.25 kgで、まだへその緒も残っている乳飲み子でしたが、アザラシ幼稚園での手厚いケアにより体重は43.8kgにまで成長しました。
自力で魚を食べる力と泳力をつけ、厳しい自然界に旅立つ準備が整った「たつみ」の姿は、多くの人々に感動を与えました。リリースの様子はアザラシ幼稚園の公式YouTubeチャンネルでライブ配信され、視聴回数は約2万回に上りました。
リリースの瞬間とその反響
リリース当日は、アザラシ幼稚園での最後の時間が過ぎ、木箱にしまわれた「たつみ」は、船でリリースポイントの海岸まで曳航されました。木箱から放たれ、生まれ故郷であるワッデン海に帰っていく姿は、感動的な瞬間でした。多くの視聴者がその様子を涙で見守り、祝福のメッセージが寄せられました。
また、リリースに立ち会ったオランダ在住の日本人YouTuber、トントンさんがその様子を動画に収め、ファンに向けて公開しました。この動画には、映像に残されたことのない貴重なシーンも含まれており、アザラシ幼稚園の活動内容がよく分かる内容となっています。
まとめと書籍情報
今回の「たつみ」の旅立ちを通じて、アザラシに対する愛情と保護活動の重要性が改めて認識されました。『アザラシまるごとBOOK』は、全国の書店店頭とネット書店で好評発売中で、収益の一部がアザラシの支援に繋がることを伝えています。
| 書名 | アザラシまるごとBOOK |
|---|---|
| 監修 | 今泉忠明 |
| 編著 | 南幅俊輔 |
| 発行 | 辰巳出版(タツミムック) |
| 発売日 | 2024年12月16日 |
| 定価 | 1,650円(本体1,500円+税) |
| 体裁 | A4変型判(210×282mm)/96ページ/オールカラー |
このように、アザラシの保護活動は多くの人々に感動を与え続けています。アザラシたちの未来を支えるために、皆様もぜひ『アザラシまるごとBOOK』を手に取ってみてはいかがでしょうか。
参考リンク: