国立民族学博物館で4月28日から始まる新しい鑑賞体験!WHILLと音声ガイドが融合
ベストカレンダー編集部
2025年4月28日 11:27
みんぱく音声ガイド公開
開催日:4月28日
国立民族学博物館での新しい鑑賞体験
WHILL株式会社は、国立民族学博物館において新たなサービスを発表しました。このサービスは、2025年春に一般公開される「みんぱく音声ガイド」とWHILL自動運転モビリティを融合させ、訪問者がより没入感のある鑑賞体験を享受できることを目的としています。年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが広い館内の展示品を悠々と満喫できるアクセシビリティ環境の整備拡充が目指されています。
国立民族学博物館は、約1万2,000点の展示資料や850本の映像番組を通じて、世界の多様な文化に触れることができる施設です。これにより、館内の隅々まで見どころが満載であり、来館者はじっくりと展示品を鑑賞することができます。
みんぱく音声ガイドの概要
「みんぱく音声ガイド」は、スマートフォンを用いた音声案内システムで、展示場内をWHILL自動運転モビリティに搭乗しながら、または歩きながら利用可能です。音声ガイドは、展示物の実物を観覧しながら、簡潔な情報を提供し、展示の構成や文化的背景を理解する手助けをします。
このシステムは、観覧者の知的好奇心を刺激し、展示品に全集中できる環境を提供します。以下は、みんぱく音声ガイドの主な特徴です。
- 言語: 日本語
- 収録時間: 約30分
- 対象エリア: 国立民族学博物館 Cブロック
- 利用方法:
- WHILL自動運転モビリティを利用し、搭載端末で利用する。
- 来館者のスマートフォンでQRコードを読み込み利用する。
- 貸出用スマートフォンを利用する(本館2F観覧券売場横の「みんぱく電子ガイド」カウンターで貸し出し)。
- 利用料金: 無料(展示観覧券は必要)
- 企画・制作: 国立民族学博物館、アコースティガイド・ジャパン
- ナレーター: 小野大輔(みんぱく研究員役)、赤﨑千夏(みんぱく研究アシスタント役)
WHILL自動運転モビリティの特徴
WHILL自動運転モビリティは、あらかじめ定められた鑑賞コースを時速0.8km程度で進むことができます。この速度は人がゆっくり歩く速さであり、乗車中は足腰のつらさや体力を気にせず、じっくりと展示品に集中することが可能です。
また、同行者ともほぼ同じペースで巡ることができるため、双方に気兼ねなく鑑賞を楽しむことができます。WHILL社は、今後も国立民族学博物館と密に連携し、鑑賞にまつわるさらなるサービス向上を目指しています。
国立民族学博物館とWHILL社の取り組み
国立民族学博物館は、視覚や聴覚に障害がある方、高齢者を含む歩行や体力に困難・不安を抱える方、国外からお越しになる方など、あらゆる来館者が快適に展示を観覧できる環境整備に取り組んでいます。
この取り組みの一環として、WHILL自動運転モビリティの導入や音声ガイドの活用が進められています。国立民族学博物館は、展示品を通じて世界の文化を紹介しており、特定のテーマを深く掘り下げた特別展や企画展も年に数回開催しています。
WHILL社は、2012年に創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。自動運転モビリティは、国内外の空港や病院で安定運用されており、今後も多くの施設での導入が期待されています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | みんぱく音声ガイド |
| 利用方法 | WHILL自動運転モビリティまたは個人スマートフォンでQRコードを読み込み |
| 収録時間 | 約30分 |
| 利用料金 | 無料(展示観覧券必要) |
| ナレーター | 小野大輔、赤﨑千夏 |
| モビリティ速度 | 時速0.8km |
国立民族学博物館とWHILL社の連携により、展示観覧がより快適でアクセスしやすくなることが期待されています。これにより、来館者は新しい鑑賞体験を得ることができ、文化に対する理解を深めることができるでしょう。
参考リンク: