2025年6月、大阪万博でウガンダ共和国パビリオンにスキーポン登場

大阪万博ウガンダ展示

開催日:6月1日

大阪万博ウガンダ展示
大阪万博のウガンダ共和国パビリオンで何が展示されるの?
アクプランタの農業資材「スキーポン」が展示され、パンフレットやポスターでその効果が紹介されます。
スキーポンってどんな効果があるの?
スキーポンは酢酸を活用した農業資材で、植物の乾燥や高温への耐性を高め、収量や品質の維持、節水に効果があります。

大阪万博でのウガンダ共和国パビリオンにおけるアクプランタの取り組み

2025年4月30日、アクプランタ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:金鐘明)は、2025年日本国際博覧会(通称:大阪・関西万博)のウガンダ共和国パビリオンにおいて、同社の農業資材「スキーポン」を紹介することを発表しました。展示は6月頃から開始され、パンフレットやポスターが展示される予定です。

ウガンダ共和国のパビリオンは、「エンパワーリングゾーン」と呼ばれる海外パビリオンが集まるエリアの「コモンズA」に位置しており、東ゲートからのアクセスが便利です。アクプランタのメンバーも交代で毎月訪問し、来場者に対して「スキーポン」の効果や実績を直接伝える機会が設けられます。

大阪万博「ウガンダ」パビリオンでアクプランタが紹介されます! 画像 2

ウガンダ共和国とアクプランタの関係

ウガンダ共和国は、人口の約7割が農業に従事している国であり、農作物の輸出国として知られています。しかし、最近の気候変動の影響により、乾季が長期化し、干ばつが作物の収量に深刻な影響を与えています。このような状況において、アクプランタはウガンダでの干ばつ対策として「スキーポン」の導入を進めています。

2022年11月には、駐日ウガンダ共和国特命全権大使のKaahwa Tophace氏が日本国内で「スキーポン」を使用した作物栽培を視察し、植物活性剤に対する理解を深めました。さらに、2023年1月にはウガンダ国立農業研究機関(NARO)との共同研究の覚書を交わし、トマト、トウモロコシ、ブロッコリーの室内栽培において「スキーポン」を使用した実証実験を進めています。

「スキーポン」の特性と効果

「スキーポン」は、酢酸(酢の主成分)の作用を活用した農業資材であり、植物の乾燥や高温への耐性を高めることができます。この資材を使用することで、収量や品質の維持、さらには節水にも繋がります。アクプランタは、気候変動による農業への影響が懸念される中、この資材を用いて農作物の安定供給を目指しています。

アクプランタは、国内外での実証実験を通じて「スキーポン」の効果を確認しており、現在、米国やウガンダなど14カ国で高温・乾燥対策の実証実験を行っています。国内では、JAふじ伊豆(静岡県)、群馬、愛知、和歌山の各県農業試験場、全国各地の農家、農業グループ、企業と連携し、実績を積み重ねています。

アクプランタの今後の展望と活動

2023年には、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」において、ウガンダ国における干ばつ対策のためのバイオスティミュラント事業が採択されました。このプロジェクトは2026年3月まで続く予定であり、ウガンダ国内での販路開拓に向けた取り組みが本格化しています。

2024年5月には「スキーポン」の製品登録を申請し、実証実験を行う予定です。また、アクプランタのメンバーはJICAのコンサルタントとともにウガンダを訪れ、Robinah Nabbanja首相との懇談を通じて、同国での事業展開の可能性について閣僚・次官級と協議を重ねています。

これまでに、ウガンダの新聞やテレビ、ニュースサイトでもアクプランタの取り組みが取り上げられ、気候変動下での作物の安定供給に向けた新たな栽培技術として注目を集めています。

会社概要と連絡先

アクプランタ株式会社は、2018年2月7日に設立され、乾燥・高温・塩害耐性を備えた農業資材の研究開発、製造及び販売を行っています。会社の本社は東京都文京区湯島にあり、様々な農業用資材や環境に配慮した資材の提供を目指しています。

詳細な情報やお問い合わせは、以下のリンクからご確認いただけます。

まとめ

アクプランタ株式会社は、大阪・関西万博のウガンダ共和国パビリオンにおいて、「スキーポン」を紹介することで、気候変動に対する農業の取り組みを広く伝える機会を得ました。ウガンダにおける実証実験や共同研究を通じて、農業の持続可能性を高めるための努力を続けています。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。

項目 詳細
展示開始時期 2025年6月頃
パビリオン名 ウガンダ共和国パビリオン
製品名 スキーポン
実証実験の開始 2023年1月
製品登録申請予定 2024年5月
設立年 2018年
本社所在地 東京都文京区湯島

アクプランタの取り組みは、気候変動と向き合う農業の未来を切り開く重要な一歩となるでしょう。