映画『うぉっしゅ』5月2日公開!介護をテーマにした感動の物語
ベストカレンダー編集部
2025年4月30日 17:18
映画『うぉっしゅ』公開
開催日:5月2日
TBSラジオ『えんがわ』presents映画『うぉっしゅ』公開直前スペシャル試写会の開催
2025年4月30日、株式会社TBSラジオは、映画『うぉっしゅ』の公開直前スペシャル試写会を開催しました。このイベントは、5月2日(金)に全国公開を控えた映画の魅力を伝えるために企画され、東京都千代田区外神田にあるUDXシアターで行われました。
映画『うぉっしゅ』は、新進気鋭の映画監督・岡﨑育之介による2作目の作品で、前作『安楽死のススメ』に続く新たな挑戦となります。岡﨑監督は、前作では「安楽死」というテーマをコメディタッチで描きましたが、今回は「介護」というテーマに焦点を当てています。介護という題材は時に暗くなりがちですが、岡﨑監督はそれを鮮やかに描き、観客に心地よい余韻と感動を提供する作品に仕上げました。
試写会の模様と登壇者
試写会当日は、岡﨑監督に加え、TBSラジオ「金曜ワイドラジオTOKYO『えんがわ』」のパーソナリティである玉袋筋太郎氏と外山惠理(TBSアナウンサー)が登壇しました。特に、岡﨑監督と外山アナウンサーは、永六輔を祖父に持つ岡﨑監督にとって旧知の間柄であり、和やかな雰囲気でトークショーが進行しました。
映画の中では、研ナオコが演じる紀江の認知症の姿が描かれており、玉袋氏は自身の体験を踏まえた感想を述べました。彼は「肉親の認知症はショックで受け入れ難いが、一方で嫌なこと、辛いことを忘れる能力は逆にすごい」と語り、岡﨑監督が意図したポジティブなメッセージと重なる内容でした。
映画の内容とキャスト
本作では、研ナオコがリアリティある認知症の役を演じ、その存在感は圧巻です。岡﨑監督は、研に主演をお願いする際に「断られても仕方ない」と思っていたそうですが、研からの返事は「妥協するなら出演しません。演技に納得できない時、遠慮せずNGを出してくれるなら出演します」というものでした。このような条件のもと、撮影は行われ、岡﨑監督はその思いに感激しつつも、演出に妥協せずに臨みました。
映画にはダブル主演として中尾有伽も出演しており、他にも魅力的なキャストが揃っています。あまり知られていない出演者が多いものの、彼らは映画の中で強い存在感を放ち、物語を一層味わい深いものにしています。外山アナウンサーは、「役者さんの名前を、あんなに真剣にエンドロールで確認したのは初めてかも」と語り、その印象的な感想が観客の興味を引きました。
映画『うぉっしゅ』のストーリーとテーマ
映画『うぉっしゅ』は、ソープ店で働く主人公・加那の物語です。ある日、母から「一週間だけ、おばあちゃんの介護してくれない?」という電話がかかり、加那は仕事のことを隠しながら、祖母宅とソープ店を行き来する二重生活を始めます。認知症が進行し、孫の名前すら覚えていない祖母・紀江の介護に奮闘する加那は、毎回“初対面”を繰り返す日々を過ごします。
この映画は、加那が祖母との暮らしの中で本当のことを素直に打ち明けられている自分に気づき、祖母のこれまでの人生と孤独が垣間見えてくる様子を描いています。岡﨑監督は、「観終わったあと、家族や大切な人に久しぶりに電話してみようかな、そんなきっかけになったらこの映画を作った意味がある」と語っており、観客に大切な人を思い出させるようなメッセージが込められています。
映画の公開情報
映画『うぉっしゅ』は、2025年5月2日(金)に全国公開されます。新宿ピカデリーやシネスイッチ銀座など、多くの劇場で上映予定です。公式サイトも開設されており、映画の詳細情報や最新ニュースが随時更新されています。
- 公開日: 2025年5月2日(金)
- 上映劇場: 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他全国公開
- 監督: 岡﨑育之介
- キャスト: 中尾有伽、研ナオコ、中川ゆかり、西堀文、嶋佐和也(ニューヨーク)、髙木直子、赤間麻里子、磯西真喜
- 公式サイト: https://wash-movie.jp/
まとめ
映画『うぉっしゅ』は、介護というテーマを通じて、家族や大切な人との絆を再確認させる作品です。岡﨑監督の独自の視点から描かれたストーリーは、観客に深い感動を与えることでしょう。試写会でのトークショーやキャストのコメントからも、作品への期待感が高まります。映画の公開が待ち遠しい限りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 映画タイトル | うぉっしゅ |
| 公開日 | 2025年5月2日(金) |
| 監督 | 岡﨑育之介 |
| 主要キャスト | 中尾有伽、研ナオコ、中川ゆかり、西堀文、嶋佐和也(ニューヨーク)、髙木直子、赤間麻里子、磯西真喜 |
| 公式サイト | https://wash-movie.jp/ |
この映画が多くの人々に感動を与え、家族や大切な人との関係を見つめ直すきっかけとなることが期待されます。