AIアプリ運用を革新する「Squadbase」が5月1日に正式公開、企業のDXを支援
ベストカレンダー編集部
2025年5月1日 14:50
Squadbase公開
開催日:5月1日
次世代社内AIアプリ運用クラウドプラットフォーム「Squadbase」正式公開
株式会社Queue(本社:東京都、代表取締役:柴田直人)は、2025年5月1日11時43分に、AIアプリの社内運用に特化したクラウドプラットフォーム「Squadbase」を正式公開したことを発表しました。このプラットフォームは、StreamlitやNext.jsといった主要なAIアプリおよびWebフレームワークをサポートし、Gitプッシュによる迅速な本番運用を実現します。これにより、企業内でのAIアプリの開発と運用が一層スムーズに行えるようになります。
背景と課題
近年、企業内において「AI部門」が設立され、社内向けのAIアプリが急速に増加しています。しかし、これらのアプリを本番運用する際には、AWSやGCP上に20以上のサービスを組み合わせる必要があり、構築や保守にかかるコストが膨大です。また、認証や権限管理の設定ミスによって業務データが流出するリスクも高まっています。さらに、利用ログやユーザーフィードバックが開発チームに届かず、改善サイクルが停滞しているという問題もあります。
このような状況を受けて、AIアプリのデリバリーを効率化し、運用負荷を軽減するための新たなプラットフォームの必要性が高まっています。
「Squadbase」開発の経緯
株式会社Queueは、9年前から機械学習やAIソリューションの研究開発を行い、日本企業の多数のプロジェクトを支援してきました。2022年には、ChatGPTの登場により「誰もがコードベースのAIアプリを生み出せる時代」が到来しました。この流れを受け、OSSフレームワーク「Morph」を開発し、AIアプリ開発の民主化に取り組んできました。
しかし、Morphを自社のクラウド基盤にデプロイする過程で、フレームワークを問わず「安全に届け、継続的に改善する仕組み」が欠如していることを痛感しました。この気づきをもとに、AIアプリのデリバリーに特化したクラウドプラットフォーム「Squadbase」を企画・開発しました。
主な特長
「Squadbase」には、以下のような特長があります。
- ワンクリック・Gitプッシュデリバリー
squadbase.yml または Dockerfile をリポジトリに配置し、GitHub/GitLabとの連携で自動パイプラインを起動できます。これにより、デプロイが簡単に行えます。 - エンタープライズ標準のセキュリティ
デフォルトでOIDC認証を有効化し、データ暗号化、TLS1.2通信を標準装備しています。アプリ単位のRBAC設定とログ機能により、厳格なアクセス管理を実現しています。 - Observability & Feedback
デプロイから180秒で実行・アクセスログの収集・可視化ダッシュボードを提供します。また、アプリ内にコメントボックスを自動挿入し、現場のフィードバックを開発者へ共有します。 - フレームワーク非依存
StreamlitもNext.jsも同じ手順でデプロイ可能であり、開発チームはインフラ構築から解放されます。 - 将来の自律的最適化
2025年内には、収集したログをAIが解析し、リソース割り当てやプロンプト改善を自動提案する機能を搭載予定です。
これらの機能により、企業はAIアプリの開発から運用までを効率的に行うことができるようになります。
利用料金と提供開始日
「Squadbase」の利用料金は以下の通りです。
| プラン | 内容 |
|---|---|
| 無料プラン | アプリ5本、チームメンバー5名まで |
| 有料プラン | 利用規模に応じた従量課金制(詳細はWebサイト参照) |
サービスは本日より全ユーザーに開放されており、すぐに利用を開始することができます。
代表者コメント
代表取締役の柴田直人は、「AIアプリを“作る”ことはもはや誰もができる時代になりました。一方で“届け、改善し続ける”困難は依然として大きいままです。Squadbaseはこのギャップを埋め、企業のDX推進を加速させるプラットフォームです。今後はAIによる自律最適化機能を順次追加し、“運用負荷ゼロ”で組織のAI改革を実現するプラットフォームを提供してまいります」と述べています。
まとめ
「Squadbase」は、AIアプリの社内運用をスムーズに行うための次世代クラウドプラットフォームとして、企業のニーズに応える様々な機能を提供しています。以下に本プラットフォームの主な内容をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム名 | Squadbase |
| 提供開始日 | 2025年5月1日 |
| 主な特長 | ワンクリックデリバリー、セキュリティ機能、フィードバック機能、フレームワーク非依存、将来の自律的最適化 |
| 料金プラン | 無料プラン(アプリ5本、チームメンバー5名まで)、有料プラン(従量課金制) |
このように、「Squadbase」は企業のAIアプリ開発・運用に関する課題を解決するための強力なツールとなることが期待されます。詳細については、公式サービスサイト(https://www.squadbase.dev/ja)をご覧ください。
参考リンク: