対馬の願いを込めた波絵馬が大阪・関西万博で展示、6月16日から開催

対馬ウィーク展示

開催期間:6月16日〜6月22日

対馬ウィーク展示
波絵馬って何だろう?
波絵馬は、対馬市で行われたイベントで作られた、海への願いを込めたアート作品で、ペットボトルキャップをアップサイクルして作られています。
対馬ウィークはいつ開催されるの?
対馬ウィークは2025年6月16日から22日まで、大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOMEで開催されます。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる

2025年4月13日、長崎県対馬市で行われた「波絵馬づくりワークショップ」は、対馬の島民たちが未来と海をつなぐための大切なイベントです。このワークショップは、対馬市が主催し、SARAYA株式会社、NPO法人ZERI JAPAN、Precious Plastic唐津の協力を得て開催されました。参加者は、対馬の海を守りたいという願いを込めてオリジナルの「波絵馬」を制作しました。

約80名の島民が参加し、ペットボトルキャップをアップサイクルした波絵馬を作成しました。デザインは金沢美術工芸大学が手掛け、環境への配慮がなされた作品となっています。これらの波絵馬は、2025年6月16日から22日まで、大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOMEで展示され、対馬の海洋課題と未来への願いを世界に向けて発信します。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 2

波絵馬づくりの背景と意義

対馬は、国境の島として豊かな自然と独自の文化を持つ地域ですが、近年は漂着ごみや海洋温暖化による磯焼けなど、地球規模の環境課題に直面しています。これらの問題を解決するために、島民一人ひとりの「海を守りたい」という思いが集まり、波絵馬づくりという形で表現されました。

波絵馬には、海への願いを込めた子どもたちの作品が多数あり、参加者たちは自らの手で作り上げた絵馬に思いを込めていきました。特に、対馬の流木を利用した願掛け処にかけられた波絵馬は、地域の自然とのつながりを象徴しています。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 3

波絵馬の制作プロセス

波絵馬は、対馬の海岸や生活から回収されたペットボトルキャップを使用してアップサイクルされています。このプロジェクトは、環境保護の重要性を伝えるだけでなく、地域資源を活用した持続可能な取り組みとしても注目されています。

具体的な制作プロセスは以下の通りです:

  • ペットボトルキャップの回収
  • キャップをデザインに合わせて加工
  • 参加者による絵付けや装飾
  • 完成した波絵馬の展示準備

これにより、参加者は実際に手を動かしながら、環境問題について考える機会を持つことができました。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 4

対馬の海の現状と未来への希望

対馬の海は、古くから「おとーしゃ」と呼ばれる海の神が宿る場所とされてきました。しかし、近年の海洋汚染や温暖化の影響により、「おとーしゃ」は小さく弱々しい姿になってしまいました。波絵馬には、海の仲間たちとともに美しい海を取り戻してほしいという願いが込められています。

2025年の「対馬ウィーク」では、これらの波絵馬と共に、対馬の海の現状と未来への希望を世界に発信することが目的とされています。これにより、訪れる人々に対馬の美しい自然と文化を知ってもらい、環境保護への関心を高めることが期待されています。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 5

イベントの詳細と展示情報

波絵馬づくりワークショップは、以下の概要で行われました:

開催日
2025年4月13日(日)
場所
対馬市交流センター
開催主体
対馬市、SARAYA株式会社、NPO法人ZERI JAPAN、Precious Plastic唐津

また、波絵馬は2025年6月16日から22日まで、大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME内の「対馬ウィーク」で展示されます。この展示を通じて、対馬の海洋課題や未来への願いが広く伝えられることを目指しています。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 6

展示の見どころ

展示では、完成した波絵馬の他、対馬の海の現状を伝える写真パネルも展示されます。これにより、訪れる人々は対馬の美しい自然と、そこに住む人々の思いを直接感じることができるでしょう。

波絵馬のデザインに関しては、金沢美術工芸大学の学生たちが手掛けた特製のデザインが施されています。これにより、アートとしての価値も高まっています。

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOME「対馬ウィーク」で世界とつながる 画像 7

まとめ

大阪・関西万博のBLUE OCEAN DOMEで行われる「対馬ウィーク」は、対馬の海を守るための島民の願いが込められた波絵馬を通じて、環境問題への意識を高める重要な機会です。対馬の自然や文化を体験しながら、未来への希望を感じることができる展示となっています。

以下に、今回のイベントの重要な情報をまとめました:

項目 詳細
イベント名 波絵馬づくりワークショップ
開催日 2025年4月13日(日)
場所 対馬市交流センター
展示期間 2025年6月16日~22日
展示場所 大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」

このように、対馬の波絵馬を通じて環境問題への意識を高める試みが進められています。未来を見据えた取り組みとして、対馬の海の現状を知り、共に考える機会としても大変意義深いものとなっています。

参考リンク: