岡山大学の内山淳平准教授、3月17日にAgriFood SBIRで受賞！未来の発展に期待

岡山大学の内山淳平准教授が「AgriFood SBIR ピッチ・マッチング」で受賞

2025年5月6日、国立大学法人岡山大学の学術研究院医歯薬学域に所属する内山淳平准教授が、2025年3月17日に東京で開催された「AgriFood SBIR ピッチ・マッチング2025」において「グッドブレークスルーテックプレゼン賞」を受賞しました。このイベントには、令和3～6年度の農林水産省生物系特定産業技術研究支援センタースタートアップ総合支援プログラム（SBIR支援）に採択されたスタートアップや研究者など、合計45チームが参加し、それぞれの最先端技術やビジネスプランを発表しました。

内山准教授のチームは、SBIR支援に採択されており、発表した研究成果は「抗生物質からの脱却：抗菌酵素が切り拓く次世代ソリューション」というテーマに基づいています。この研究は、抗菌酵素を活用した新たな動物用医薬の開発を目指しており、その事業性が高く評価されました。金融機関やベンチャーキャピタル、公的機関、企業などの来場者による投票によって、優秀研究課題の一つとして同賞に選出されました。

研究成果の事業化に向けた取り組み

内山准教授のチームは今後、段階的な伴走支援を受けながら、研究成果の事業化を進めるとともに、食料・農業分野におけるさらなる技術革新を目指して活動を展開していく予定です。この取り組みは、地域の農業や食品産業の発展に寄与することが期待されています。

岡山大学は、研究成果を活かしたスタートアップ支援を行っており、地域および国際社会におけるイノベーション創出に尽力しています。スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズやビジネスプランの事業化に向けたアドバイスや経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っています。

内山伊代客員研究員のスーパーアグリクリエーター認定

さらに、本イベントでは内山准教授のチームの一員である内山伊代客員研究員が、SBIR支援の一環である「SAC（スーパーアグリクリエーター）発掘支援プログラム」において研究成果を発表し、アグリ・フードテック分野での将来が期待される若手研究起業家として「SAC」に認定されました。この認定は、所定の審査を経て選出されたものであり、岡山大学としては初のスーパーアグリクリエーター認定となります。

SAC発掘支援プログラムは、農林水産省SBIR事業の一環として実施され、将来のアグリ・フードテックを担う優秀な若手人材を発掘し、能力向上を支援することを目的としています。このプログラムでは、セミナーやPAメンタリングなどの支援が行われます。

今後の展望と地域への貢献

岡山大学は、今後も研究成果を活かしたスタートアップ支援を通じて、地域および国際社会におけるイノベーション創出に尽力します。特に、農業や食品産業における技術革新は、持続可能な社会の実現に向けた重要な要素であり、大学としての役割を果たすことが期待されています。

また、岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、共育共創を進めることを目指しています。スタートアップ・ベンチャー創出本部は、教職員や学生に向けて、起業に関するさまざまな支援を行っており、地域の発展に寄与することを目指しています。

まとめ

岡山大学は、これらの成果を通じて、地域社会の持続可能な発展に貢献し、さらなるイノベーションを推進することを目指しています。今後の取り組みに注目し、岡山大学の活動が地域や国際社会においてどのように影響を与えるかを見守ることが重要です。