岡山市とPR TIMESが連携協定締結、地元企業の情報発信を強化

岡山市とPR TIMESが連携協定を締結

2025年5月7日、株式会社PR TIMES（以下、PR TIMES）は岡山県岡山市（市長：大森雅夫）と連携協定を締結しました。この協定の目的は、岡山市内のスタートアップや中小企業の情報発信を支援し、岡山市からの経済施策等の発信を通じた産業振興です。PR TIMESは、全国で8例目の自治体との連携となります。

この提携により、岡山市内の事業者はPR TIMESのプレスリリース配信サービスを無償で利用できるプログラムや、広報人材育成のためのセミナーが提供されることになります。これにより、地域の情報が全国に発信されることが期待されています。

本協定による具体的な取り組み

岡山市とPR TIMESの連携協定に基づき、以下の取り組みが実施されます。

• 無償プログラムの提供: 岡山市が支援する事業者や団体に対し、「PR TIMES」を無償で利用できるプログラムを提供します。
• セミナーの開催: 広報PRやプレスリリースの活用に関するセミナーを開催し、地域の事業者の広報スキルを向上させます。
• 地域情報の発信: 岡山市が発信する地域情報に対しても「PR TIMES」を無償で提供し、効果的な情報発信を支援します。

これらの取り組みを通じて、岡山市内のスタートアップや地場産業の情報発信が強化され、地域経済の成長に寄与することが期待されています。

岡山市の産業振興とスタートアップ支援

岡山市は、商工業や医療、教育など多様な産業が集積しており、中四国のゲートウェイとしての役割を果たしています。この特性を活かし、企業誘致やスタートアップの事業成長支援を行い、地域経済の成長を目指しています。

特に、岡山市は2019年にスタートアップ支援拠点「ももスタ」を設立し、成長支援プログラム「MoAP」や社会課題解決に向けた「GovTech Challenge OKAYAMA」など、さまざまなプロジェクトを通じてスタートアップエコシステムの形成を進めています。現在、岡山市内の8社のスタートアップがJ-Startup WESTに選定されるなど、成果を上げています。

PR TIMESの役割と地域振興への貢献

PR TIMESは、2025年2月時点で利用企業数が10万8000社を超え、スタートアップから大企業、自治体、個人事業主まで幅広く利用されています。PR TIMESのミッションは「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」であり、地域の情報が全国的に発信される社会を目指しています。

また、スタートアップ企業に向けた「スタートアップチャレンジ」プログラムを提供しており、創業から2年以内の企業が一定条件を満たすことで、無料でPR TIMESを利用できる取り組みも行っています。このような支援を通じて、地域の企業がPRを活用し、事業拡大につなげることを目指しています。

提供される支援内容の詳細

岡山市とPR TIMESの連携により提供される支援内容は以下の通りです。

1. 岡山市×PR TIMESプログラムの提供: 岡山市のスタートアップや地元企業がプレスリリースを配信する際、無償で利用できるプログラムが提供されます。利用開始日から6カ月間、最大3件まで無料で利用可能です。
2. 広報PR・プレスリリース活用に向けたセミナー: セミナーでは、広報PRの基本的な考え方から実践的なプレスリリース作成のポイントまでを学ぶことができます。
3. 岡山市の広報PR支援: 岡山市からの情報発信に際しても「PR TIMES」を無償で提供し、地域の取り組みを広く伝えることを支援します。

これらの支援により、地域の事業者はより広範囲にわたって情報を発信できるようになります。

岡山市とPR TIMESの期待される成果

岡山市とPR TIMESの連携協定により、地域の事業者は情報発信力を強化し、販路拡大や知名度向上に繋がることが期待されています。また、岡山市の施策や取り組みが効果的に発信されることで、地域経済の成長が促進されることが見込まれます。

市長の大森雅夫氏は、PR TIMESとの協定締結により地域外への発信力が向上し、企業の認知度やブランド力の向上、販売促進に寄与することを期待しています。PR TIMESの代表取締役である山口拓己氏も、岡山市の企業にPRの力で貢献することを目指すと述べています。

このように、岡山市とPR TIMESの連携は、地域経済の振興と情報発信の強化に向けた重要な一歩となるでしょう。地域の事業者が新たな情報発信の機会を得ることで、成長に繋がることが期待されます。