神戸駅前に新設「エコサイクル™」駐輪場、5月から施工開始予定

神戸駅前駐輪場整備

開催日:5月1日

神戸駅前駐輪場整備
神戸駅前に新しい駐輪場ができるって本当?
はい、神戸駅前に「エコサイクル™」を採用した地下駐輪場が設置され、計1092台の自転車を収容できる予定です。
エコサイクル™ってどんな駐輪場なの?
エコサイクル™は、無振動・無騒音で設置できる機械式駐輪場で、1基あたり200台以上の自転車を収容可能です。

神戸駅前に「エコサイクル™」を採用した地下駐輪場整備事業

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:大平厚)は、神戸市が発注した「神戸駅前地下駐輪場整備事業」において、機械式駐輪場「エコサイクル™」が採用されることが決定したと発表しました。このプロジェクトでは、北側広場の兵庫駅側に3基(地下式・228台収容/基)、元町駅側に2基(地下式・204台収容/基)を設置し、合計で1092台の自転車を収容できる計画です。

施工は元請の大鉄工業株式会社のもと、当社グループ企業の株式会社技研施工が5月より開始する予定です。本事業は、神戸市が進める「リノベーション・神戸」の一環であり、都市ブランドの向上や人口誘引を目的としています。

神戸駅前に「エコサイクル™」採用 画像 2

整備の背景と目的

神戸市は「神戸駅」を「リノベーション・神戸」の対象として選定し、駅周辺の活性化を図るために「神戸駅前広場再整備基本計画」を2021年に策定しました。この計画では、駅前広場の大部分を占める駐輪場を地下に集約し、土地や駐輪場不足の解消、利用者の利便性向上を目指しています。

地下タワー式駐輪場の整備を通じて、周辺環境への配慮や安全性が求められる中で、「エコサイクル™」が選ばれた理由は、収容効率や利便性の高さにあります。特に、子供乗せ自転車を含む幅広い車種を収容できる点や、ラッシュ時でもスムーズな入出庫が可能な点が評価されました。

「エコサイクル™」の特長と優位性

「エコサイクル™」は、これまでに全国で26箇所、63基が納入されており、着実に実績を積み重ねてきました。この機械式駐輪場は、1基あたり200台以上の自転車を収容できるため、スペースの有効活用が可能です。また、無振動・無騒音施工が行えるため、周辺環境への影響を最小限に抑えつつ、早期完工を実現します。

さらに、「エコサイクル™」の地下躯体は、技研製作所が開発した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を使用して構築されます。この技術により、地中に押し込まれた杭をしっかりとつかむことができ、転倒の恐れがない安全な駐輪場を提供します。

事業概要と施工計画

以下は、神戸駅前地下駐輪場整備事業の概要です。

項目 詳細
事業名 神戸駅前地下駐輪場整備事業
場所 神戸市中央区相生町
発注者 神戸市
元請業者 大鉄工業株式会社
施工業者 株式会社技研施工

本事業では、施工時の安全性や周辺環境への配慮が特に重視されており、駅や地下街の利用者が多い場所での工事であるため、利便性を損なわないような施工が求められます。

技研グループの取り組み

株式会社技研製作所は、圧入原理を世界に先駆けて実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を製造販売しており、その技術を活かしたソリューションを提供しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レスの施工方法により、地震や津波、洪水に耐える強固なインフラの構築を実現しています。

圧入技術は、世界中の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は40以上の国と地域に広がっています。神戸駅前地下駐輪場整備事業も、その一環として位置付けられています。

まとめ

神戸駅前に設置される「エコサイクル™」は、利便性と安全性を兼ね備えた機械式駐輪場として、地域の交通機能の整備に寄与することが期待されています。以下に、今回のプレスリリースで紹介した内容をまとめます。

項目 内容
設置基数 5基
収容台数 計1092台
施工開始予定 2025年5月
発注者 神戸市
施工業者 株式会社技研施工

このプロジェクトは、神戸市の都市ブランドの向上や住民の利便性向上に寄与することが期待されています。

参考リンク: