5月からNVIDIA HGX B200搭載のGPUサーバー受注開始、AI開発を加速

GPUサーバー受注開始

開催日:5月1日

GPUサーバー受注開始
NVIDIA HGX B200搭載のGPUサーバーって何がすごいの?
NVIDIA HGX B200はAIや機械学習に最適な最先端GPUで、大規模データ処理や高度なAI開発を加速させます。
このGPUサーバーはどこで買えるの?
2025年5月からミドクラジャパンが日本市場向けにSupermicro製GPUサーバーの受注を開始します。

NVIDIA HGX B200搭載のGPUサーバーの取り扱い開始

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、SSS)の100%子会社であるミドクラジャパン株式会社は、日本市場に向けてNVIDIA HGX B200搭載のSupermicro社製GPUサーバーの受注を2025年5月より開始します。この新たな取り組みは、AIや機械学習の分野における需要の高まりに応えるものであり、特に大規模なデータ処理や高度なAI開発を行う企業にとって重要な選択肢となるでしょう。

HGX B200は、米国NVIDIA社の最先端GPUであり、AIや機械学習の分野において重要な役割を果たしています。従来のハイエンドGPUサーバーは、日本国内において即時調達が難しく、発注から国内での調達までに数ヶ月を要することが一般的でしたが、今回の取り扱い開始により、その状況が大きく改善されることが期待されます。

NVIDIA HGX B200搭載の最先端GPUサーバーを日本国内向けに取り扱い開始 ~受注から約2週間の短納期を実現~ 画像 2

短納期の実現とパートナーシップ

ミドクラジャパン株式会社は、Supermicro社製GPUサーバーの調達において、国際的な供給体制に関する高度な知見を有するHASHCAT JAPAN株式会社と連携します。この連携により、各種要件に柔軟に対応できるようになり、受注後約2週間という短納期での迅速な調達を実現します。

これにより、AIデータセンターやGPUクラウドサービスの展開を予定している事業者や、ハイレベルなAI開発を行う企業にとって、必要なリソースを迅速に手に入れることが可能となります。

Supermicro製GPUサーバーの特長

今回取り扱うGPUサーバーには、最先端のNVIDIA製B200 GPUが8基搭載されており、大規模なデータ処理や高度なAI開発などの運用を加速します。以下に、製品の特長を示します。

  • 豊富なラインアップ: Supermicro社製ハイエンドB200 GPUサーバー『AS-A126GS / SYS-A22GA』を中心に、H100およびH200をそれぞれ搭載したGPUサーバーや対応する周辺機器も受注可能です。
  • 拡張性: 拡張性のあるシステム構成により、必要に応じてGPUやメモリー、ネットワークアダプターなどを追加することができます。
  • 計算リソースの最大活用: GPUクラスター環境構築サービスやAI開発環境の提供により、GPUの性能を最大限に引き出し、大規模なモデルのトレーニングやデータ処理を高効率で行うことが可能です。

GPUクラスター環境構築サービス

ミドクラジャパン株式会社では、複数のGPUサーバーで構成される環境を仮想化し、スケールアップ可能なクラスターとして動作させることができるGPUクラスター環境構築サービスを提供します。このサービスを利用することで、企業は自身のニーズに応じた柔軟なシステムを構築できるようになります。

また、クラスター化されたGPUサーバー上でさまざまなAIモデルを使用したAI開発環境を構築することができるため、企業は迅速かつ効率的にAI開発を進めることが可能となります。

ファンデーションAIモデルのライセンス提供

本サーバー上で動く、画像・動画解析用の大規模なAIモデル「ビジョンAIファンデーションモデル」を2025年7月よりオプションとして提供開始します。提供当初は、以下の需要の高いAIモデルが用意されています。

  • 属性付き人物検知
  • 車両検出およびナンバープレート認識
  • コンテナID検出および認識

これらのAIモデルは、SSSのエッジAIセンシングプラットフォーム『AITRIOS™』で活用されるハイパースケールモデルがベースとなっており、高精度な画像・動画解析を実現します。

ミドクラグループの概要

ミドクラグループは、世界市場を見据えて2010年に設立されたテクノロジースタートアップです。ネットワーク仮想化技術を世界に先駆けて提案し、グローバルテック企業で豊富な実績を積んだエンジニアをはじめ、仮想化・コンテナ技術、分散コンピューティング、分散型AI技術に精通した10か国以上のトップエンジニアが集結しています。

東京、バルセロナ、ローザンヌ、テルアビブに拠点を構え、2019年からはソニーグループの一員として、エッジAIセンシングプラットフォーム『AITRIOS』の中核開発を担っています。ミドクラジャパン株式会社は、ミドクラグループの事業持株会社として、日本を拠点に活動しています。

まとめ

今回のNVIDIA HGX B200搭載のSupermicro社製GPUサーバーの取り扱い開始により、日本国内の企業は、AIや機械学習における高性能な計算リソースを迅速に手に入れることが可能となります。短納期での提供に加え、豊富なラインアップとオプションサービスを通じて、様々なニーズに応える体制が整っています。

項目 内容
製品名 NVIDIA HGX B200搭載 Supermicro製GPUサーバー
受注開始日 2025年5月
納期 受注後約2週間
搭載GPU NVIDIA B200(最大8基搭載)
オプションサービス GPUクラスター環境構築サービス、AI開発環境、ファンデーションAIモデル

このように、ミドクラジャパン株式会社は、AIデータセンターやGPUクラウドサービスを展開する企業にとって、非常に重要なパートナーとなることが期待されます。