6月9日から開始!大阪・関西万博で老舗駅弁3社がコラボ出店
ベストカレンダー編集部
2025年5月10日 21:48
駅弁コラボ万博出店
開催期間:6月9日〜6月15日
老舗駅弁3社によるコラボレーション
2025年の大阪・関西万博に向けて、老舗駅弁の「まねき食品」「荻野屋」「崎陽軒」の3社がコラボレーション事業を実施することが発表されました。この取り組みは、万博会場内のORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』にて行われ、駅弁の魅力を国内外に発信することを目的としています。
まねき食品株式会社は、兵庫県姫路市に本社を構え、長い歴史を持つ駅弁の製造販売を行っています。特に「元祖幕の内駅弁」は、明治22年から販売されており、当時の駅弁文化を復刻した商品が今回のコラボレーションの目玉となります。
万博での特別販売商品
コラボレーションの一環として、以下の駅弁が販売されます。
- 元祖 幕の内駅弁 – 2480円(税込)
- 関西峠の釜めし – 1980円(税込)
- 真空パック関西シウマイ(15個入り) – 700円(税込)
- 関西シウマイ弁当
- 関西限定ひょうちゃん(小サイズ・7種)
これらの駅弁は、各社の特色を活かした内容となっており、食材には地元の新鮮なものを使用しています。特に、荻野屋の釜めしは、海鮮をメインにした豪華な仕立てとなっており、万博にふさわしい一品です。
まねき食品の歴史と特色
まねき食品は、明治21年に茶店「ひさご」を開業し、翌年から駅弁の販売を開始しました。初めての幕の内駅弁は、経木の折り箱に入れられ、13種類のおかずと白飯を二重の折詰にして提供されました。この伝統的なスタイルは、現在でも多くの人に愛されています。
今回のコラボレーションでは、当時の幕の内駅弁を復刻し、特別な一品として提供します。総料理長が再現したこの弁当は、まねき食品の歴史を感じさせる味わいとなっています。
荻野屋の新たな挑戦
荻野屋は、明治18年に創業し、今年で140年を迎える日本最古の駅弁屋です。今回のコラボでは、関西版の峠の釜めしを開発し、地元の食材を使用した特製弁当を提供します。特に、瀬戸内真鯛や姫路名物焼き穴子など、関西ならではの食材を活かした内容となっています。
さらに、荻野屋の釜めしは、SDGsに配慮したパッケージで提供され、廃棄物の削減にも貢献しています。これは、駅弁業界全体の未来を見据えた取り組みでもあります。
崎陽軒の人気商品と新たな展開
崎陽軒は、日本で最も売れている駅弁「シウマイ弁当」を提供しており、関東では知らない人がいないほどの人気を誇ります。コロナ禍において、まねき食品と共同開発した「関西シウマイ弁当」は、関西でも多くの人に支持されています。
今回のコラボレーションでは、崎陽軒自ら「関西シウマイ」を期間限定で販売します。さらに、新たに開発された真空パックの「関西シウマイ」は、お土産としても人気を集めることでしょう。
駅弁業界の現状と未来
駅弁業界は、70年前の万博時には400社以上が存在していましたが、現在では約80社に減少しています。コロナ禍の影響を受けつつも、駅弁の魅力を再発見し、国内外に広めるための取り組みが求められています。
その中で、3社が共同で行うこのコラボレーションは、駅弁文化の継承と発展を目指す重要な一歩となるでしょう。万博という国際的な舞台で、多くの外国からのお客様に日本の駅弁を体験してもらうことで、さらなる広がりを期待しています。
事業概要と販売情報
以下に、コラボレーション事業の概要をまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施期間 | 2025年6月9日(月)~2025年6月15日(日) |
| 実施場所 | 大阪・関西万博会場内 ORA 外食パビリオン『宴~UTAGE~』 |
| 販売商品 | 元祖 幕の内駅弁、関西峠の釜めし、真空パック関西シウマイ、関西シウマイ弁当、関西限定ひょうちゃん |
このコラボレーションを通じて、駅弁の魅力を再発見し、国内外に広めることが期待されています。各社の特色を活かした商品をぜひご注目ください。