丸紅I-DIGIOとソラコムが8月1日に新会社設立、IoT通信サービス強化へ

新会社設立の背景と目的

丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社（代表取締役社長、佐藤由浩）は、株式会社ソラコム（代表取締役社長CEO、玉川憲）との間で合弁会社の設立契約を締結しました。この新会社の設立は、IoT（Internet of Things）、クラウド、AI技術の進展に伴い、製造業や物流、インフラ、建設、エネルギー、金融などあらゆる分野で、リアルタイムに現場の状況を収集・可視化し、遠隔地からの制御や最適化を行う仕組みが求められている中で進行しています。

IoT技術や通信サービスは、ビジネス成長や持続可能な社会の実現に不可欠なインフラとなりつつあります。この新会社は、丸紅ネットワークがMVNO（Mobile Virtual Network Operator）事業の事業分割を行い、ソラコムから51％の出資を受けて運営されます。新会社の設立は2025年8月1日を予定しています。

新会社の運営体制とサービス内容

新会社は、丸紅ネットワークが築いてきた事業基盤にソラコムの技術力・サービス開発力を加え、より高品質のIoT通信を含むモバイルサービスを提供することを目指します。これにより、さまざまな産業界のお客様やパートナー様の用途開拓に注力し、通信サービス以外のアプリケーション開発やクラウド構築まで一貫して手掛けることで、さらなる付加価値の創出を図ります。

新会社は、次のようなサービスを提供する予定です：

• 高品質なIoT通信サービス
• モバイルサービスの拡充
• アプリケーション開発支援
• クラウド構築サービス

これにより、丸紅I-DIGIOグループは業界や地域を超えたIoT領域におけるビジネスを拡大し、総合商社グループとしての特性を十分に発揮することが期待されています。

ソラコムの技術力と提供するソリューション

ソラコムは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要なアプリケーションやデバイスをワンストップで提供しています。特に、製造、エネルギー、決済などの産業DX（デジタルトランスフォーメーション）から、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。

ソラコムが提供するIoTプラットフォーム「SORACOM」は、以下のような特徴を持っています：

• フルMVNOとしての通信サービス提供
• 顧客管理・制御システムのクラウド構築
• 高い技術力によるサービス開発力

このような技術力を活かし、丸紅ネットワークとの合弁会社が提供する新たなサービスは、IoT領域での競争力を高めることが期待されています。

丸紅I-DIGIOグループのビジョン

丸紅I-DIGIOグループは、グループ4社が連携し、4つの事業セグメント領域で新たなソリューションを生み出すことを目指しています。次世代のテクノロジーの提供を通じて、お客様の課題解決に伴走し、ITを活用した事業変革やDX実現のファーストチョイスとなる存在を目指しています。

具体的には、以下のような活動を通じてビジョンを実現します：

1. IoT通信サービスの拡充
2. アプリケーション開発の支援
3. クラウドサービスの構築
4. 業界横断的なコラボレーションの推進

このように、丸紅I-DIGIOグループは、通信サービスにとどまらず、さまざまな分野でのイノベーションを追求し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

まとめ

丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社と株式会社ソラコムの合弁会社設立は、IoT技術を基盤とした新たなビジネスモデルの構築を目指す重要な一歩です。新会社は、丸紅ネットワークの強みとソラコムの技術力を活かし、高品質なIoT通信サービスを提供することで、さまざまな産業界のニーズに応えることが期待されています。

以下に、今回のプレスリリースに関連する主要な情報をまとめました：

この新会社設立により、IoT領域でのビジネスがさらに拡大することが期待されています。