5月23日提供開始！法務特化AIエージェント「Legal Brain」の詳細

リーガル特化型AIエージェント「Legal Brain エージェント」の提供開始

弁護士ドットコム株式会社（東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO・弁護士：元榮 太一郎）は、法務領域に特化したAI基盤技術「Legal Brain 1.0」を実装したリーガル特化型AIエージェント「Legal Brain エージェント」の提供を、2025年5月23日（金）より開始することを発表しました。このサービスは、特に複雑なリサーチ業務を支援するリーガルリサーチ機能を第一弾として提供します。

「Legal Brain エージェント」は、法務部門や法律事務所における人材不足という現状に応えるために開発されました。最近の調査によると、法務担当者の54.5%が人手不足を、52.7%が業務量の多さを課題として挙げています。特にリーガルリサーチは、法令やガイドライン、判例、書籍など多様な情報を横断的に調べる必要があり、大きな負担となっています。このような状況に対し、当社は「リーガルブレイン構想」を発表し、生成AIとリーガルデータの融合に注力してきました。

「Legal Brain エージェント」の機能と特徴

「Legal Brain エージェント」は、当社が独自に開発したAI基盤技術「Legal Brain 1.0」を搭載しており、高度なリーガル情報の処理を実現します。このエージェントは、専門家の実務を強力にサポートし、複雑なリーガル業務の効率化を図ります。

主な機能は以下の通りです：

• 自然言語による高度なリサーチ支援：ユーザーが調べたい情報を自然言語で入力することで、AIがその意図を理解し、関連する法令や判例、専門書籍などから的確な情報を提供します。
• 日本最大級の文献量を誇る独自データベース「LegalGraph」：法令や判例、専門書籍、ガイドラインなどの膨大なデータを格納した独自開発のデータベースを活用し、効率的で網羅的なリサーチが可能です。
• 信頼できる出典・根拠の提示：AIが提供する情報には、その根拠となる法令や判例にリンクが付与され、専門家が情報の正確性を容易に検証できます。
• 複雑な論点の整理・可視化：AIが関連する法的論点を整理し、箇条書きで分かりやすく提示することで、専門家が複雑な問題を効率的に把握できるようにします。

「Legal Brain 1.0」とは

「Legal Brain」は、法令・判例・ガイドライン・専門書籍などのリーガルデータを包括的に学習し、日本語の法律文脈に特化した高度な言語理解を実現するAI基盤技術です。この技術を活用することで、膨大なリーガル情報の処理が可能となり、質の高い情報への迅速なアクセスが実現されます。

「Legal Brain エージェント」には「Legal Brain」の第一世代である「Legal Brain 1.0」が搭載されており、今後もAI技術の進化や関連法規制の動向に合わせて、専門家の業務を包括的に支援する機能が開発される予定です。

弁護士ドットコム株式会社のビジョン

弁護士ドットコム株式会社の代表取締役社長 兼 CEO・弁護士である元榮 太一郎は、「まだないやり方で、世界を前へ。」というビジョンのもと、テクノロジーと法律の力で、すべての人が前に進める社会の実現を目指しています。「Legal Brain エージェント」はこのビジョンを実現するための革新的な第一歩であり、法務の現場で直面している人材不足と業務の複雑化という二重の課題に対処することを目的としています。

元榮社長は、今回のエージェントが法務チームの一員のように機能し、法情報を整理・分析して迅速に必要な情報を導き出すことを強調しています。これは単なる効率化ツールではなく、質の高い法務を実現するためのパートナーとして、多くの現場を支えていくことを目指しています。

まとめ

「Legal Brain エージェント」は、法務業務の効率化を図るための革新的なAIエージェントです。以下に本記事で紹介した内容をまとめます。

このように、「Legal Brain エージェント」は法務業務の新たなパートナーとして、業務の効率化と質の向上を目指して開発されたサービスです。今後の展開にも注目が集まります。