ダウンタウン浜田雅功の壁画が青山に登場！5月15日公開のアートの意義とは

祝・復活！ダウンタウン浜田雅功さんの壁画が青山に登場

2025年5月15日、株式会社OVER ALLsは、東京・青山のトーキョーミューラルスクエアにてダウンタウンの浜田雅功さんを描いた壁画を公開したことを発表しました。この壁画は、報道としてのアート壁画を描くトーキョーミューラルスクエアの第9弾作品であり、浜田さんの復帰を祝う意味も込められています。

浜田雅功さんは、日本のコメディシーンにおいて重要な存在であり、彼のユーモアは多くの人々に愛されています。OVER ALLsの代表取締役社長、赤澤岳人氏は、浜田さんの影響を受けて自身の活動を続けてきたことを明かし、この壁画の制作には特別な思いが込められています。

壁画制作の背景と意義

浜田雅功さんの壁画は、ただのアート作品ではなく、社会に対するメッセージを含んでいます。赤澤氏は、現代社会において「言いたいことを飲み込む日常」が広がっていると指摘し、アートを通じて「なんでやねん！」というツッコミを可視化することが重要だと考えています。この壁画は、正解だけが求められる社会に対して、アートとしてのツッコミを行う試みです。

さらに、赤澤氏は「Beautiful Noise（美しいノイズ）」というテーマを掲げ、街に違和感をもたらすことを目指しています。青山通りという整った街並みにあえてズレや引っかかりを生むことで、街と対話する余白を創出しようとしています。

作品の概要と展示場所

浜田雅功さんの壁画のタイトルは「なんでやねんねん！」で、制作場所はトーキョーミューラルスクエア（東京都港区南青山2-26-35、OVER ALLs本社外壁）です。完成日は2025年4月26日であり、青山通りの真ん中に位置するOVER ALLs本社ビルの壁面に描かれています。

トーキョーミューラルスクエアは、毎月話題の人物やトピックをモチーフにした壁画を描き重ねていくことを目的としており、まるでNYのTimes Squareのように壁面がメディアとなるイメージから名付けられました。

今後の描き変え予定

今後の壁画制作についても言及があり、2025年7月頃に描き変えが予定されています。ただし、時事ニュースの状況によって変更の可能性もあるため、注意が必要です。

OVER ALLsの代表・赤澤岳人の略歴

株式会社OVER ALLsの代表である赤澤岳人氏は、1981年生まれのロスジェネ世代であり、就職氷河期に就職活動に挑むも苦労を重ねました。弁護士の夢を諦めた後、29歳で初めて定職に就くことになります。人材大手のパソナに契約社員として入社し、仕事を通じて自己表現の重要性に気付くこととなりました。

その後、契約社員ながら新規事業コンテストで優勝し、正社員に登用され、自身が企画した新規事業を立ち上げました。最終的には独立し、同世代の山本勇気氏と共にOVER ALLsを設立。彼らは「夢」「希望」「浪漫」といった感情を取り戻すべく、ミューラル（壁画）を通じた表現活動を続けています。

会社概要と活動内容

株式会社OVER ALLsは、「ミューラル（壁画）の力で、人々を表現者に変える」ことを目指しています。制作にあたっては、依頼者に驚かれるほどの歴史や背景を調査し、インタビューを通じて想いを引き出しています。企業や個人の歴史を浮き彫りにし、ミューラルとして表現することに取り組んでいます。

代表作には、エスコンフィールドHOKKAIDOで大谷選手とダルビッシュ選手を描いた壁画や、東日本大震災の被害から再生への道を歩み始めた福島・双葉町の住民の顔を描いた壁画群「FUTABA Art District」があります。メディアにも多数出演し、活動の幅を広げています。

OVER ALLsは、アートを通じて社会にメッセージを伝え、感情を揺さぶる作品を生み出し続けています。今後の活動にも注目が集まります。