TCB田村太一医師の研究が6月1日に国際医療ジャーナルに掲載、ヒアルロン酸注入の安全性を検証
ベストカレンダー編集部
2025年5月15日 14:43
TCB研究発表
開催日:6月1日
TCB田村太一医師らの研究が国際医療ジャーナルに掲載
TCB東京中央美容外科は、2025年5月15日に、田村太一医師を中心とする医療チームが行った大規模な研究結果が国際医療ジャーナル「Annals of Plastic Surgery」に掲載されることを発表しました。この研究は、ヒアルロン酸注入に関する290,307件の症例を分析し、合併症の発生率を明らかにした重要な論文です。
ヒアルロン酸注入は、顔面のフィラーとして広く用いられており、その安全性と有効性から多くの患者に支持されています。しかし、まれに感染や血流障害による皮膚壊死、失明といった重篤な合併症が発生することがあります。このような背景から、今回の研究は非常に意義深いものとなっています。
研究の概要
今回の研究は、2020年8月から2024年4月までの期間に施術を受けた209,083例(290,307件)のヒアルロン酸注入を対象にしています。この大規模なデータセットを用いて、合併症の発生率を詳細に検討しました。
研究の結果、合併症として認められたのは、感染が2件、血流障害が10件であり、重篤な合併症の発生率はわずか0.0041%という非常に低い数値であることが明らかになりました。具体的には、顎と法令線にそれぞれ1件ずつの感染が見られ、法令線と鼻、さらには額において血流障害が確認されています。
研究の方法
研究チームは、過去の症例データをもとに、ヒアルロン酸注入の合併症を詳細に調査しました。具体的には以下の手順で進められました:
- 症例の選定:2020年8月から2024年4月までに施術を受けた209,083例を対象。
- 合併症の記録:感染や血流障害といった重篤な合併症を12件認め、その詳細を分析。
- データの解析:発生率を計算し、重篤な合併症のリスクを評価。
研究結果の詳細
研究から得られた重要な結果は以下の通りです:
| 合併症の種類 | 件数 | 発生率 |
|---|---|---|
| 感染 | 2件 | 0.00069% |
| 血流障害 | 10件 | 0.0034% |
| 合計 | 12件 | 0.0041% |
このように、ヒアルロン酸注入に伴う重篤な合併症の発生率は非常に低いことが示されました。研究チームは、これらの結果から、ヒアルロン酸注入が安全な施術であることを強調していますが、さらなる注意が必要であるとも指摘しています。
TCBの学術研究活動
TCB東京中央美容外科は、今回の研究に限らず、さまざまな学術研究活動を行っています。過去の研究成果も多く発表されており、以下のような論文があります:
- 「Demographic Data of Orbital Fat Removal for Dark Circles Under Eyes in Nationwide Cosmetic Surgery Group」 – 2025年2月
- 「経皮的埋没式重瞼術と経結膜的埋没式重瞼術における術後合併症の検討」 – 2024年12月
- 「Efficacy of Fibrin Sealant in Submental Liposuction:A Prospective Randomized Study」 – 2024年12月
- 「Investigation of Patients’ Motivation for Cosmetic Surgery in a Nationwide Cosmetic Surgery Group」 – 2024年1月
- 「Recent Status of Procedures in a Single Nationwide Cosmetic Surgery Group」 – 2023年10月
これらの研究は、TCBが美容医療の安全性や効果を高めるために、継続的に努力していることを示しています。
TCB東京中央美容外科の概要
TCB東京中央美容外科は、日本全国に105院を展開する美容クリニックグループです。患者様に対して身体への負担が少ないプチ整形をはじめとした多様なメニューを提供しており、患者様の「キレイを幸せに」という理念のもと、理想の自分を実現するお手伝いをしています。
クリニックの基本情報は以下の通りです:
- クリニック名:TCB東京中央美容外科
- 理事長:寺西 宏王
- クリニック数:105院(2025年5月時点)
- 診療時間:9:00~19:00(9:00~10:00はカウンセリングのみ)
- 休診日:院により異なる
- オフィシャルサイト:TCB公式サイト
TCBは、徹底したカウンセリングとシミュレーションを通じて、患者様の「理想」を追求し続けています。
まとめ
今回のTCB田村太一医師らによるヒアルロン酸注入に関する研究は、合併症の発生率が非常に低いことを示し、美容医療の安全性を高めるための重要なデータとなりました。TCBは、今後も継続的に研究を行い、患者様にとってより安全で効果的な医療を提供することを目指しています。
| 研究内容 | 発表先 | 発表日 | 合併症発生率 |
|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸注入における重篤な合併症 | Annals of Plastic Surgery | 2025年6月 | 0.0041% |
この研究結果は、今後の美容医療における安全性向上に寄与することが期待されます。
参考リンク: